弁護士阪口徳雄の自由発言

裁判・社会活動の中で感じたことを発言します

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≪新年に当たって安倍政権の1年をふりかえる≫
 
自民党が2012年12月の衆議院選挙、2013年7月の参議院選挙で圧勝し、「ねじれ」が無くなった。安倍政権の暴走が始まった。
 
暴走の一番は秘密保護法の強行採決。
 
この法律は歴代の悪法中の悪法。
秘密が無制限に拡大し、秘密を保持する公務員を罰するだけでなく、秘密に迫る記者、議員、市民も監視対象して罰する法律。
秘密が開示されなくも、その秘密を開示するように働きかける「教唆、共謀」も罰するおそろくべき法律である。
 
このような法律を成立させる政府、国会、国家が危ない。
 
今までの自民党なら様々な派閥があり、政府の暴走が仮にあっても、世論の意見や社会の趨勢を読む勢力がありそれなりに暴走のチェックができた。
 
安倍政権はウルトラ右翼である上に、自民党の役職者も石破などデモをテロリストなどというアナクロリズムの連中。
与党に入った公明党は政権にすり寄るばかりで牽制役割は果たせず、秘密保護法の制定などの強硬採決まで叫ぶ有様。
 
野党の維新、みんななどは秘密保護法の修正に至っては第三極どころか、1.3極の約割も果たさず。我先にと修正に走った。
 
その上、安倍の靖国参拝と続く。
戦争で亡くなった戦死者を弔う神社に2度と愚かな戦争を繰り返さないと参拝するならともかく、靖国神社は太平洋戦争の加害者である戦犯をも祀っている。
 昭和天皇が参拝しなくなったのは戦犯を祭ったからだと言われている。
 
しかも靖国神社は太平洋戦争を当時の鬼畜米英が戦争を仕掛けたという戦争観を持ち、東京裁判を否定する侵略戦争擁護神社になっている。
 
その戦争観を知る為に靖国神社の中にある『遊就館』を見学すると良い。
 
そこで上映されている『私たちは忘れない―感謝と祈りと誇りを―』の
映画の案内の一部である。
 
◆盧溝橋で日本軍に発砲された中国側の一撃、あいつぐ攻撃を受けついに日中の全面戦争へ
◆支那事変の拡大を避けようとする日本、裏で中国を支援する米英仏ソ、ついに米国が日本の前面に
◆日本参戦を仕掛けた米国の陰謀、そして日本は隠忍自重しながらついに苦渋の開戦決断へ
◆日本を侵略国と断罪した東京裁判の不当性を暴き刑場の露と消えた「戦犯」の無念をふりかえる
◆戦局悪化の中、祖国日本の防衛のため玉砕、特攻と尊い命を捧げた若き将兵たちの想いに迫る
 
私は、この映像を我慢して見た。靖国神社の戦争観を知る為に。
この映画たるや、若者を何故死なせたのかの侵略戦争への反省が全く見られない。あるのは、日本に戦争を参戦させたのは鬼畜米英がソモソモ悪いのであり、侵略戦争と判決した東京裁判が問題だと断罪する。
 
安倍がこの戦争観に共鳴するが故に靖国神社参拝しているのであろう。
 
同じ参拝でも小泉元総理=ポピュリストとの違いである。小泉の時はアメリカ、ロシヤ、欧州から非難が起こらなかった。これらの政府が安の参拝を批判するのは、安部政権の行き先=日本の将来に対する懸念を抱くからであろう。
 
安倍の顔はヒットラーに見えてくる。つまらぬ内容を大げさに話し意味ありげにシャベルやり方は無能な人物の証拠だが、その話し方までヒットラーに似てくる。
 
安倍政権の1年間で明らかになったことを思いつくままに書くと
 
国民より、国家が大事という思想
平和主義より軍国主義
情報公開より秘密主義
働く人より、大企業擁護
近隣国との対話より挑発
公共工事の抑制よりバラマキ
国の借金の抑制より当面の経済刺激で財政の放漫と破たん
自国の防衛より集団的自衛という名の外国との戦争準備
 
国民が選んだ衆議院、参議院の選挙の結果である。仕方がないと言えばその通りであるが、極めて『危なっかしい国民の選択』であり『愚かな選択』であった。
 
危なっかしい選択、愚かな選択をした国民が今度は暴走政権に「テロリスト」呼ばわりされようが、デモ、集会などを行い、様々な声を上げることでしか道がない。
 
2014年は政治的にも、もう少し明るい年になって欲しい、いやしなくてはならないと思いつつ新年が明けた。
 
新年の選挙に東京都知事選がある。
私と同期の宇都宮弁護士が立候補する。
大阪からも支援して安倍暴走政権に反撃を与えなければならない。 

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