弁護士阪口徳雄の自由発言

裁判・社会活動の中で感じたことを発言します

官房機密費

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5/11(火)午前10時半から大阪地裁で平野官房長官の官房報償費の情報公開裁判があった。原告弁護団は平野官房長官が報償費の削減・見直しをすると言うので、官房報償費の公開に関する和解案を提示した。
平野官房長官は原告弁護団の和解案にはたしてどのように対応するか、注目される。次回は7月20日(火)午前10時半。地裁806号法廷。
以下は原告弁護団の和解案の内容


民主党内閣下における官房報償費の削減・公開に関する和解(案)
                           
第1 和解骨子案を提案する理由
1(1)民主党は、2001年、野党時代に「機密費の使用に係る文書の作成、公表等に関する法律案」も国会に上程し、報償費の記帳義務と一定文書は10年または25年後に公開する内容であった。
昨年の政権交代を掲げたマニフェストにおいて、官房報償費の公開に関するマニフェストはないが、その総論において「税金のムダづかいを徹底的になくす」として、「税金は、官僚と一部政治家のものではありません。国民の税金を、国民の手に取り戻します」と宣言し、政策各論では、「政治家と官僚の接触に係わる情報公開などで透明性を確保する」「税金の使い道をすべて明らかにして、国民のチェックを受ける」と国民に約束した。同時に、「連立政権樹立にあたっての政策合意」においても、同じように「税金の無駄遣いを一掃」を確認した。
(2)ところが、平野官房長官は昨年11月、『具体的な報償費の支出の公開については、相手方との信頼関係を損ない、今後の内閣官房報償費を用いて行う情報収集等の活動に影響を与えるおそれがあることから、開示はしない』旨の記者会見をした。他方で、野党の国会議員の質問趣意書に対する答弁で、鳩山内閣は『内閣官房報償費の取扱責任者である内閣官房長官が、来年度一年間を通じて内閣官房報償費について責任を持って執行し、その使途等を検証していくことが適切であると考えている』と回答した。
(3)鳩山由紀夫首相は、2010年3月23日の参院予算委員会で、内閣官房報償費について、「国民に開かれた政権という姿を示さないといけない。4月からすべての支出をチェックし、適当な年月を経た後、すべてが公開されるよう、準備に取りかかっている」と述べたと報道されている。鳩山首相が報償費の支出先や金額などを記録するよう義務付け、重要性に応じて数年から数十年後に公開するという「基本原則」をつくるよう平野博文官房長官に指示しているとも報道されている。
2 小渕内閣で1998年から99年にかけて官房長官を務めた野中広務氏が4月30日、当時の官房機密費の取り扱いについて、「毎月5千万〜7千万円くらいは使っていた」と暴露した。首相の部屋に月1千万円、野党工作などのため自民党の国会対策委員長に月500万円、参院幹事長にも月500万円程度を渡していたほか、評論家や当時の野党議員らにも配っていたということが明らかになった。
官房報償費は国会議員に配っていることが明らかとなった。官房報償費の支出は極めてデタラメに行われ、国民の政治不信がより一層強まった。
3 以上のように、現内閣の中心をなす民主党の内閣官房報償費の使途の公開に関する従前の主張や先の衆議院選挙に於けるマニフェスト、また、現内閣の使途の公開の是非に関する検討の表明等の事情ならびに野中発言などを総合考慮した上で、本和解骨子案を提案する。
特に、民主党の前記マニフェストにおける「政治家と官僚の接触に係わる情報公開などで透明性を確保する」との政策各論の実現は、まさに前記和解案の政策推進費の使途に関する国会議員等公務員への支出禁止と直接に関係するものであるうえ、事後的公開の原則も民主党の前記法案ともその趣旨において完全に符合するものある。
さらに、和解案骨子のある部分公開の積極的活用は、「税金の使い道を全て明らかにして、国民のチェックを受ける」との政策各論とも合致する。
以上のとおりの理由から、原告は、鳩山政権が自浄作用を発揮することを願い、下記の和解条項の骨子を提案する次第である。 
 
第2 和解案の骨子
1 政策推進費の抜本的見なおし
(1)政策推進費の支払いについて
① 「内閣官房報償費の執行にあたっての基本的な方針」(乙2、乙3号証参照)に、日本国の国会議員(与野党を問わない)及び公務員(国家公務員及び地方公務員)に対する政策推進費の支払を廃止する旨の定めをする。
  政策推進費とは、「施策の円滑かつ効果的な推進のため、官房長官としての高度な政策的判断により、機動的に使用することが必要な経費」として、官房長官自らが相手方に交付する金である。
国会議員・公務員らからの情報の収集や政府の政策推進のための合意に向けての話し合いなどは違法ではなく、その場所として料亭などを利用することもありえる。
しかし、国会議員や公務員らからの情報収集や政府の政策への合意・協力に対して内閣官房長官がカネを払うことは、情報提供・政府の政策に賛成・協力してもらうための買収に他ならず、場合によっては違法であり、また、民主主義国家ではあってはならないことである。また、経費の支出としても無駄遣いである
② 外国人や民間人に対しての政策推進費の支払いは、内閣官房長官の判断で支払いすることまで禁止はしない。ただ、民間人であっても、評論家やマスコミ関係者への支払いは、世論を「誤導」する危険性があるので禁止すべきである。
(2)政策推進費の支出の情報公開について
① 政策推進費の支出内容については、『秘匿性の程度』によって5年、10年、25年後に、公開を行うこととする旨を前記「基本的な方針」に定める。
② 前項の事後的公開時期は支出対象ごとに、官房長官が5年後、10年後、25年後、に分類する。ただし、官房報償費の情報公開請求があった時には、第3者委員会(外部委員3名程度)が内閣官房長官の上記分類が相当かどうか審査して開示期間を決定する。
③ 現在、内閣官房において作成されている「政策推進費受払簿」は、直ちに公開する。
2 調査情報対策費の公開
調査情報対策費とは、「施策の円滑かつ効果的な推進のため、その時々の状況に応じ必要な情報を得るために必要な経費」と言われ、官房長官が指名した事務補助者をして支払させる金である。
調査情報対策費は『会合費』が大半であり、『秘匿するべき情報入手の直接の相手方』ではなく、いわば間接情報でしかない。会合の場所を明らかにすると、今後2度と同じ場所を使用できない場合又は会合場所の開示により相手方の開示と同等に相手方が推認できる場合などが仮にあるとすれば、受け取った民間業者の氏名、住所をマスキングすれば足りる。日時、金額は公開するという部分開示を行うべきである。
なお、上記『会合費』のマスキング部分及び民間人からの情報収集の『対価』については、前記1(2)と同様の事後開示とする。この期間は5年、10年程度とすべきであり、25年などは『非公開』に等しい。
3 活動関係費の公開
    活動関係費とは、「上記1及び2を行うにあたり、これらの活動が円滑に行われ、所期の目的が達成されるよう、これらを支援するために必要な経費」と言われ、現実は、『交通費』『書籍費』『贈答品』『慶弔費』『支払関係費=銀行振込手数料』『謝礼』である。
これらは原則公開する。相手方を公開しても調査情報対策費ほど情報の収集の弊害になるほどではなく、今後2度と同じ方法で情報の収集が不可能となるわけではないからである。ただし、特別な場合があるとすれば相手先をマスキングできる。
なお、このマスキングした部分の事後開示期間は、最大3年、5年程度とすべきである。
以上

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≪官房報償費の公開の仕方をどうするのか≫
≪鳩山首相「官房機密費、一定期間後すべて公開」≫朝日新聞20103232125
 あまりにも遅すぎた鳩山総理の決定である。政権発足直後、平野官房長官は≪そんなのあるんですか≫と国民をばかにする答弁をした。これほど人を食った話はない。
政権発足後、この方針を鳩山総理や官房長官が明らかにしていたなら、政治資金オンブズマンのメンバーは情報公開訴訟に踏みきらなかった。
さすが政権交代と評価しただろう。
平野長官を≪俗物政治家≫などと揶揄などしなかった。
平野官房長官は官房機密費の何を隠すのか(政治とカネ173)
しかし、今となっては遅すぎる。どのような公開の基準を決定しても多数の国民は今は、およそ信用しないだろう。
何故なら、いったん秘密指定をした以上、今度、公開すると決める方針を明らかにしても、何でもかんでもこの情報は永久秘密だとか、この情報は30年秘密だとか、この情報は10年秘密といって、恣意的な基準を設定している疑いが濃厚だからある。
報償費の支出先は「私の頭の中にだけある」とか、「相手さんがおられることだから公開できない・・・・」とサンザン、秘密であると強調しておきながら、支持率が低下したからと言って突然に官房機密費を公開すると言っても、どのような形で公開するか、勝手に決められても、国民・市民がおよそ納得しない。
市民の目線で、しかも法的な視点で、大阪地裁の裁判官をいれて、どこまで官房報償費の公開するか、公開する場合の基準や、いつ公開するかの諸問題を協議をして決定すべきである。
私達は官房報償費の秘密を保持すべき場合もあることは十分承知している。いたずらに何でもかんでも公開せよという立場でもない。
内閣官房報償費を仕分けする!(政治とカネ204) で一部述べた。
だだ今ごろになって、10年先とか30年先に公開するといっても、その基準を平野官房長官が決めるというのでは、およそ平野官房長官の基準などを信用する者はいない。
10年先、30年先に公開する基準,しかもそのあてはめを誰がするのか・・・の基本的な枠組を裁判所で、決めるべきである。
官房報償費の公開問題は裁判になった以上、公開基準、そのあてはめなどをどう決めるか、第3者(裁判官)を入れて決めるのが、鳩山、平野官房長官の最低限の責務であろう。 
 それが鳩山、平野官房長官の官房報償費の情報公開が信用される残された最後の唯一の道であることを理解すべきであろう。
同時に河村長官の2.5億円食い逃げ事件も判る範囲で、これは直ちに裁判所に公開すべきである。


 鳩山首相「官房機密費、一定期間後すべて公開」≫
 
鳩山由紀夫首相は23日の参院予算委員会で、内閣官房報償費(機密費)について「国民に開かれた政権という姿を示さないといけない。4月からすべての支出をチェックし、適当な年月を経た後、すべてが公開されるよう、準備に取りかかっている」と述べた。機密費の使途を一定期間後に公表する考えを明確にしたものだ。
 首相はすでに、機密費の支出先や金額などを記録するよう義務付け、重要性に応じて数年から数十年後に公開するという「基本原則」をつくるよう平野博文官房長官に指示している。平野氏はこうした指示を受けたことは明らかにしていなかった。今後は、支出内容の必要性を見極めた上で、機密費の削減も検討する方針だ。
 首相は23日夜、首相官邸で記者団に「前政権は官房長官からどこに行くかは一切記録にとどめていない。これが大変大きな問題だ。これからはすべて記録にとどめる」と語った。

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内閣官房報償費についての裁判が3件大阪地裁で継続している。
今後の裁判の審理・進行予定。
 
1 安倍官房長官の情報公開裁判(地裁第2民事部・平成19年(行ウ)第92号事件)
この裁判は次回は5/17午前11時半から12時(準備手続なので非公開)
原告は証人として安倍官房長官と古川官房副長官を証人申請。
国はこの証人申請に反対して、次回に国は別の証人を申請予定。
まず国の証人が採用されることになる。この期日は今年の7月か8月には証拠調べが開始される。
内閣官房報償費に関する証拠調べは初めてであろう。この証人尋問は公開になる。
 
2 河村官房長官の2.5億円食い逃げ裁判(地裁第7民事部・平成22年(行ウ)第2号事件)
第2回期日は5/11(火)午前10時半。806号法廷。(弁論手続であるので公開している。誰でも傍聴できる)
訴状
国の答弁書
国がこの裁判の引き延ばしをしようとしているので以下の催促を国にした。安倍
長官時代の官房報償費のように多数の文書はなく、わずか2週間の間の支出で
あるから、どのような表示の文書があるか、特定は簡単。大半は河村官房長官
自ら誰かに配ったという『政策推進費』であろう
ーーーーーーーーーーーー
 本件内閣官房報償費の支出は、現内閣も認めているとおり異常な出費である(甲6号証の2)。 被告国の主張は、本件についてもほぼ別件(注上記1事件)の甲7号証の1乃至3のとおりである。これに対する原告側の反論もほぼ甲8号証の1乃至2のとおりとなる。よって、被告国は、早急に、本件支出(2.5億円の支出)に関する文書の内容、その存否ならびに甲7号証の2のごとき明細を本年4月25日までに明らかにされたい。次回期日には原告は証拠申請(河村官房長官)をするので、証拠調べ期日を決定されたい。(注)カッコ内は筆者
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 3 平野官房長官の官房報償費情報公開裁判(地裁第7民事部・平成21年(行ウ)第213号事件)
次回は2.5億円事件と同じ日、同じ裁判所であるが併合しない。
訴状
答弁書
追加訴状
この平野官房長官の分は順次提訴していくので、証拠調べまでは時間がかかる予定。
困った顔

「ニュースサイトの転載」はサービス終了になりました。

≪平野官房長官は内閣官房報償費を3億6千万円を引き出しながら、この公開を拒否するのは普天間問題などで、政策推進費を関係者に配ったか、今後も配るつもりだろう≫

3/10衆議院内閣員会で、共産党の塩川哲也議員が平野官房長官は政策推進費の使途は『私の頭の中だけにある』と答弁をしていた。非常に興味深いやりとりだった。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

鳩山首相は4日の参院予算委員会で、「より一層の透明化を図っていきたい」と言うのに平野官房長官が頑なに官房報償費の公開に関して否定的になるは、当面の沖縄の普天間問題などに関して官房報償費の「政策推進費」を配ったし、今後もバラマくつもりだからであろうと直感的に疑った。

どのようなケースで内閣官房報償費は支払われるか想定事例を国は述べている。

(大阪地裁平成19年(行ウ)第92号内閣官房報償費の情報公開訴訟における国の平成21年8月7日第5準備書面)

仮想と言いながら本音が見えている。以下これを引用する
―――――――――――――――――――
≪内閣の重要政策課題の実現に向けた企画立案・調整を行うための情報収集≫

内閣の主要な政策課題は,国内外における様々な立場の関係者の利害得失が複雑に絡み合い,国民生活に極めて重大な影響を与えるものが多い。内閣では,こうした政策課題に的確かつ柔軟に姑応していくため事案によつては,対応方針を正式に決定する前などに,当該事案に係る合意形成の方針・手法(いわゆる「落としどころ」への持つていき方)を探るべく,内閣官房長官が,水面下で,様々な立場の関係者と意見交換を行い,その過程で,相手方が従来公の活動の場で表明している方針等の背景や譲歩可能な点について,情報を収集する場合が想定される。

仮想の例として,例えば,次のような場合が考えられる。

○(略)

○ 地方に大きな影響を与える国の重要政策については,国や地方公共団体,地域住民,その他の関係する団体等の間で大きく意見の相違があることが想定されるが,政府が政策の実現に向けた企画立案・調整を行うため,(水面下での接触を含め)関係者との意見交換を行う場合

これらの場合において,意見交換や情報収集の相手方,接触した日時,場所等に関する情報が明らかになると,その相手方の信頼を損ない,その後,相手方に意見交換や情報提供を依頼できなくなるおそれがある。

また,その相手方が団体・組織に所属している者である場合は,その団体・組織において,他の情報等との照合,分析をすることにより,相手方が意見交換や情報収集に応じていたことなどを知ることになり,「我々に黙つて勝手に政府と裏取引をしていた(あるいは団体・組織の内情を流していた。)。」などと,事実と関係なく非難されたり,様々な憶測が世上に流布することにより,所属団体・組織における相手方の影響力や地位が損なわれるおそれがある。

さらに,調整が難しい事案について,内閣官房長官が一部の関係者と水面下で接触していた事実が明らかになると,相手方の所属団体・組織を始め関係者全般が立場を硬化させることにより,その後,課題解決に向けて内閣が行う企画立案、調整がより困難になるおそれがあ
る。≫
ーーーーーーーーーーーーーー
(以上引用終わり)
普天間問題が、上記国が主張する仮想事例とピッタリである。
上記国のケースは情報の収集に対する対価だけを述べているが、正確ではない

「政策推進費」とは国の準備書面によると

*「内閣官房長官が,政策を円滑かつ効率的に推進するために機動的に使用するものであり, 自ら出納管理を行い,直接相手方に渡す経費である」こと

*その目的は,『非公式の交渉や協力依頼に際して,関係者の合意や協力を得るために支払われる対価であり,また,有益な情報を得るために支払われる対価である」

普天間問題で解り易く書くと

『政府の普天間問題の政策に合意して貰った』対価

『政府の普天間問題の政策に協力してもらった』対価

『表の声明とかではなく、裏の、本音で、どこまで譲歩するかなどの有益な情報を貰った』対価

である。

平野内閣官房長官は政権与党議員、野党議員、更には、沖縄の知事や市長、その他の多くの関係者と会っている。報道されている以外の「水面下の交渉」も相当あるだろう。

政策推進費は官房長官が自ら相手に配るカネである。国会答弁の通り、配る相手先、配った相手先は平野官房長官の「自分の頭の中だけにある」のである。

普天間問題のような事例で、情報収集の為に料亭などで会い、その料亭費用を官房報償費で払うことはマー認められるだろう。(これは政策推進費でなく、調査情報対策費の「会合」である)

しかし、この相手方に、官房長官自らが政策推進費として『落としどころ』の合意・協力の対価として『現ナマ』の1000万円とか2000万円を渡すこと、もちろん貰った側は税金の申告は不要、特に国会議員、自治体首長、議員、職員などに交付することは許されるのかを問うているのである。

しかも、このような自民党的政治手法=政策をカネで買収することが、民主党の政権交代下で行われることが良いのかどうかが問われているのである。

官房長官としての能力に欠けるから、官房報償費というカネで政府の政策の「合意、協力」を求めるのである。

平野官房長官がかたくなに官房報償費の公開を拒否している背景には、このような裏の事情があるように思われる。

だから政治資金オンブズマンは「もうひとつの政治とカネ」問題として追及しているのである。

県外移転とか言っていた関係者がある日突然、沖縄県内は仕方がないとかやむをえないとか言い始めると、官房長官から『政策推進費をシコタマ頂いた合意や協力』の対価の結果と思った方が良い。

全部開示は無理としても一部開示も拒否するから、このような疑いが生じるのである。
―――――――――――――
官房機密費3億6千万円引き出し 民主政権発足後2010年3月10日18時34分

平野博文官房長官は10日の衆院内閣委員会で、内閣官房報償費(機密費)について、鳩山内閣が発足した昨年9月から今年2月までの半年間に毎月6千万円、計3億6千万円を国庫から引き出していたことを明らかにした。塩川鉄也氏(共産)の質問に答えた。

 国庫から引き出した機密費を実際にいくら使ったかについては明らかにしなかった。毎月、6千万円を引き出した理由については「必要と思ったから」。使途については「相手様のあること。情報の収集、使い道を明らかにすることで、国益を損なうことはあってはならない」と、公開に否定的な考えを示した。

 鳩山由紀夫首相は4日の参院予算委員会で、「より一層の透明化を図っていきたい」と述べ、公開に向け基本原則を策定する考えを示したが、10日の平野氏は後ろ向きの姿勢に終始した。
------------------------------------
≪官房機密費 すでに3億6000万円支出。塩川氏追及 政府、使途明かさず≫赤旗新聞

 平野博文官房長官は10日の衆院内閣委員会で、昨年9月の鳩山政権発足から2月末までに、総額3億6000万円にものぼる官房機密費(内閣官房報償費)を支出したことを認めました。日本共産党の塩川鉄也議員の質問に対する答弁。

 平野氏は新政権発足時に「そんなの(官房機密費)があるのか」と述べていましたが、その後も機密費の“恩恵”に浴し続けていることが明らかになりました。

 塩川氏は質問で、平野長官の判断で昨年9月から今年2月にかけ、毎月6000万円を決まって支出していることを指摘。「なぜ6000万円なのか」とただすとともに、使途を明らかにするよう迫りました。

 平野長官は、「必要だと思ったから請求している」と述べ、使途については「相手様のあること」「使い道を明らかにすることで国益を損なう」などとして、使途の非公開は適切な対応だと強弁。旧自民党政権と同様、“国家機密”を盾に使途公開を拒否する姿勢を示しました。

 平野長官が、来年度からは「国民に理解してもらえる対応を検討する」と述べたのに対し、塩川氏は「その姿勢では、国民に対する説明責任を果たすことはできない」と厳しく批判し、「今年度の分も、できることは直ちにやるべきだ」と改めて支出ずみの分の使途も公開するよう要求しました。

≪内閣官房報償費を仕分けする!≫

鳩山内閣の支持率はドンドン落ちていく。

この支持率の低下は鳩山党首、小沢幹事長の政治とカネをめぐる問題で、説明責任を果たさないことがこの原因となっている。

それ以外にも平野内閣官房長官の、「そんなのあるんですか」とぼけながら、チャカリ自分は官房報償費の2009年9月分の6000万円を受け取ったという、もう一つの政治とカネ問題に関する国民を愚弄した問題も大きな影響を与えている。

今頃になって、鳩山総理は「民主党らしさ」を発揮しなくてはと慌てて、官房機密費の公開に前向きな話をし、同時に平野内閣官房長官も内閣官房報償費の「仕分け」をするなどと言い始めたが、時既に、遅しという印象を持つ。

本当に「民主党らしさ」を発揮したいのなら、内閣官房報償費の削減及び公開でも抜本的に仕分けするしか道がない。

官房報償費の情報公開に取り組む国民目線の立場から、この報償費を仕分けするとすれば次の通りとなろう。

官房報償費は国の準備書面によると「政策推進費」「調査情報対策費」「活動関係費」の目的に区分されて支出されているという。

「政策推進費」とは

*「内閣官房長官が,政策を円滑かつ効率的に推進するために機動的に使用するものであり, 自ら出納管理を行い,直接相手方に渡す経費である」こと

*その目的は,『非公式の交渉や協力依頼に際して,関係者の合意や協力を得るために支払われる対価であり,また,有益な情報を得るために支払われる対価である」

と準備書面で定義している。

この『関係者の合意や協力を得る為に支払われる対価』の中に、与党の国会議員や野党国会議員の「合意や協力を得る」為にカネが含まれている可能性が大である。

政府の政策推進の為であっても、「合意や協力を得る為に支払われる対価」が国会議員であっては国会議員をカネで買収することなる。

『有益な情報を得るために支払われる対価』が国会議員への支払いとなればこれも又買収である。

同時に、この支払い先が政府の官僚とか審議会の委員などでも同じであろう。

支払い先が国会議員(与党、野党を問わず)官僚、審議会の委員などに「合意や協力を得る為に支払われ対価」『有益な情報を得るために支払われる対価』はあってはらないのである。

許される場合とは外国で日本人が拉致されその関係者に有益な情報入手の対価として支払うことや、国内でも民間人などが政府の政策推進に関する有益な情報を有している場合にカネを払ってでもその情報を入手することなどであろう。

この点、内閣官房報償費は国対政治に使われていると言われながら、自民党政府は「機密」としてその支出先を一切明らかにしなかった。民主党の平野官房長官もこのカネを使いたいが故に、官房報償費を「そんなのあるんですか?」ととぼけた。

この政策推進費を仕分けするとすれば、国会議員、官僚、審議会委員などへの≪合意や協力を得る為に対価並びに情報を得るために支払われる対価≫は≪廃止すべきである≫

民間人、および外国における関係者への「政策推進費」の支出は必要な範囲での支出は認めるべきであろう。

『調査情報対策費』は,

*内閣官房長官が,政策を円滑かつ効率的に推進するための必要な情報を得る目的で使用するものであり,事務補助者をしてその出納管理に当たらせる経費であること

*情報等の提供の対価として,あるいは情報等収集のための会合の経費として支仏われるものであること

と国の準備書面は主張している。

安部官房長官の時代の『調査情報対策費』の大半は「会合費」であることが判明した。

内閣官房も見ている超有名ブログ(笑い)(政治とカネ196)
http://blogs.yahoo.co.jp/abc5def6/61191852.html

官房長官などが料亭で国会議員等に直接払うカネが『政策推進費』であり、その料亭の飲み代が『調査情報対策費』であることが判明する。

このカネの支払い先は料亭、ホテルなどであるが、内閣官房があらゆる関係者から情報の入手は必要であろう。ただ安部長官時代のように月30回とか40回とかは必要かは問題があり≪予算の見直し≫≪予算の縮減≫が相当である。


『活動関係費』とは,

*政策推進,情報収集等の活動を支援するために内閣官房長官が事務補助者をして出加管理に当たらせる経費であること

*非公式の交渉や協力依頼,情報の収集調査に際して文出される諸経費であること
具体的には、交通費、会合 書籍類、活動経費、贈答品、慶弔費、支払関係経費、謝礼などであることが判明している。

これなどは何も内閣官房報償費から支出するほどの「機密性」がなく、内閣官房の一般予算で支出すれば足り、≪官房報償費としての予算の廃止の方向≫又は≪別費目での支出の検討≫課題である
       
内閣官房報償費の大半は政策推進費である。

国対政治に支出されている可能性があり、月1億円のうち、約7千万円か8千万前後が、内閣官房長官自ら○○、××、▼▼に支出する『政策推進費』であろうと思われる。

何故なら、『調査情報対策費』である会合費が月30回か40回あっても1回に20万か30万円の料亭への支払いでも、せいぜい数百万円から1000万+アルファーである。

『活動関係費』の交通費、会合 書籍類、活動経費、贈答品、慶弔費、支払関係経費、謝礼はいくら足し算をしても1000万円もいかない。

そうなると月1億円のうち上記『調査情報対策費』『活動関係費』を引いても残り8000万円前後が≪政策推進費≫となるからである。

以上を整理すれば官房報償費の予算は年12億円も必要でなく、せいぜい年2億円か3億円前後で済むはずである。

(注)情報公開する範囲の文書はどの程度にするかは別途述べることにする。

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