Zeiss_Telementor_World

Carl Zeiss社の小型天体望遠鏡の世界を綴っています。

Telementor鏡筒用のケースを調達する。

ブログの更新が滞ることがこれまでも何度かありましたが、今回は2ヶ月半に及んでしまいました。今年の6,7月は如何せん生業が忙しすぎました。8月に入ってようやく少しだけ自分の時間が持てるようになりました。

さて、過日、アメリカのポータルサイトAstromartの"Classified"のコーナーに、片持ちフォークマウントに搭載したTelementor2鏡筒(C63/840)が出品されていました。

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●Astromart Classified #955405
※リンクは時間経過により切れることがあります。

フロリダに住むロバート・バーカーさん(Mr.Robert Barker)が仕立てたこの望遠鏡は、片持ちフォークマウントにTelementor2鏡筒とテルラドファインダーを載せるという珍しい組み合わせで興味深いものです。とりわけ、Telementor2鏡筒独自のインナーフォーカスノブが常に右側に位置しているので使いやすそうです。Zeiss T型赤道儀に搭載したときのテレスコープウエストで子午線に向けた状態を常に維持して観測できるわけです。

もうひとつ興味深いことが、鏡筒用にカスタマイズされたアルミケースです。専用に仕立てたものかどうかは分かりませんが、6.3cmアクロマート鏡筒にしてはずいぶん立派なケースです。”ZEISS TELEMENTOR"の表示が、大切に使われていたことを伺わせます。

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さて、我家のTelementor鏡筒は、いつもエアーキャップやプチプチの名で広く知られた気泡入り緩衝材に包んで持ち運んでいます。実は、いつか使うだろうと寸法的にちょうど良いアルミケースをずいぶん前に買っていたのですが、使わずにそのまま仕舞い込んでいました。上記Astromartを見て、一念発起(というほどのことでもありませんが)やはり、きちんとケースを仕立ててあげようと思い立ちました。

このアルミケースは、ちょうど2年前の8月、お世話になっている鈴木隆さんのwebsite『ツアイス望遠鏡の展示室』の掲示板(現在は閉鎖)で話題になったもので、現在でも通販サイトのAmazonで「ジュラルミン合金のケース」で検索するとヒットします。ただし、2年前は約3,000円でしたが現在では12,000円の値が付いています。

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もともとこのケースは、それ自体が主役ではなく楽器の立奏台のようなものの入れ物です。過剰在庫なのでしょうか、今では使途のよくわからない本体はオマケになっており、ケースが主役として売られています。製造は世界有数のスーツケース/バッグメーカーであるエース株式会社(ACE Co.Ltd.)で国産品です。

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Telementor鏡筒を少しの緩衝材とともにこのケースに入れても十分機能しますが、ここは以前、MAK180/1800の運搬ケースづくり(下記URL参照)で紹介したProxxon(プロクソン)社の卓上スチロールカッターで、EPSブロックを加工してスペーサーを型抜きすることにしました。

●Zeiss_Telementor_World "MAK180/1800用の軽量運搬ケースをつくる"

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スペーサーは2つもあれば十分です。採寸してからEPSブロックに罫書きしてカットし、ケースに嵌め込んでみて不具合を現物合わせで微調整すると、あっという間に出来上がりました。

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ファインダーは入りませんが、以前紹介した(下記URL参照)ツァイスのS68システムでアグラマウントか化した接眼部にBaader社製2インチと1.25インチのアイピースホルダーを付けたままでピタリと納まります。

●Zeiss_Telementor_World "Telementorの2インチスリーブ化"

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こうしてみると、あまりにぴったりなので、Telementorのために作られたケースのようです。難点は美しすぎて雑に扱いにくいことと、少し重いことです。重さについては機動力を損なうほどではありませんが気になっています。それから余った立奏台もどきをどうするかも課題です。ケースに比して華奢なため望遠鏡を載せる気にはなりませんが、上に合板を渡してキャンプ用のテーブルにでもならないかしらと思案中です。

※このケースはAmazonや楽天市場、Yahooショッピングでは高価ですが、今でも比較的安く入手する方法はあるようです。数に限りがあるようですのでご興味のある方はお問い合わせください。

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