Zeiss_Telementor_World

Carl Zeiss社の小型天体望遠鏡の世界を綴っています。

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5月4日、5日に八ヶ岳南麓で開催された「望遠鏡オフ」から約2週間、主催していただいた鈴木隆さんのウェブサイトをはじめ、参加者が当日の様子を綴ったBlogやFacebookなどを下記にまとめておきます。この会に参加するスタンスの違いもわかって面白いです。

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ところで、上の画像には望遠鏡が居並ぶ一方、人がまったく写っていません。みなさんセッティングがほぼ終わったころに、「夕食ですよ」の声がかかって食堂に移動したからです。人が写っていると何かと気遣います。私は参加者の顔に目隠ししたり、顔にぼかしを入れたりするのが嫌いなので、食事中に一瞬抜け出して撮影した次第です。

●「ツアイス望遠鏡の展示室」(鈴木隆さん)

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まずは、御本尊である鈴木隆さんのサイト「ツアイス望遠鏡の展示室」から。
掲示板が無くなって訪問する方が少なくなったかも知れませんが、最後の頃は匿名ハンドルの得体の知れない書き込みも増えていたので、純粋にサイトの趣旨が理解できる訪問者に絞られていることでしょう。海外のウェブサイトでもしばしば引用される評判の光学テストのコーナーをはじめ、充実したツァイス望遠鏡の情報は健在です。オフ会の記事がある雑記帳のページは、鈴木さんの望遠鏡遍歴や過去のオフ会の様子も遡ることができて面白いです。

●「星空備忘録」(こもロハスさん)

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タカハシのTSA-102をご持参されて参加した、こもロハスさんのブログです。天体写真から観望、機材まで時流の話題がたくさん綴られています。

今回、TkさんのTOA150、KtさんのTMB152、IsさんのZTA152と15cmアポが並び興味深い比較ができましたが、こもロハスさんのブログでもそれに触れられています。私は10cm、13cm、15cmのハイエンドアポが揃ったので、口径による見え方の差を改めて確認できて良かったです。

もっともTOA150とTMB152が良かったのは、その光学性能もさることながらTkさんとKtさんの卓越したカスタマイズが、実は見え味にも大きく影響していたというのが私の感想です。光学的性能を最大限に発揮するための機械的構造・機能がこの2台は完璧でした。

●「四季星彩」(Starlight_365さん)

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ときどき訪れたことのあるブログでしたが、今回お会いしたOkさん(ブログではStarlight_365さん)がその主とは知りませんでした。帰宅してから知りました。失礼しました。

しかも、そのOkさんが4年前のヤフオクに売り出されたあのTelementorを落札した方だというのも今回初めて知りました。どれほど垂涎のアイテムだったかは、下記の私のブログに残っています。

Carl Zeiss Refraktor C63/840 Telementor 2

Carl Zeiss Refraktor C63/840 Telementor 2[その2]

それにしてもこのブログは美しいです。Okさんのセンスの良さがよくわかります。掲載された画像もしかり、例えば、APQの砲列をこのアングルで撮影するのかと唸らせます。あのTelementorを落札しながら、Z遊びと軽く往なしているのも素敵です。

●「Zeiss Astro」(Facebook 公開グループ)

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最後は、イタリア人のジュリアーノ・タロンさんが管理人をしているFacebookの公開グループ「Zeiss Astro」です。
私やTkさん、ドイツAPM社の元オーナーであるルーデス氏、ユニロトン・イタリア社のオーナーであるクアラ氏もメンバーです。

この公開グループに私がオフ会の様子を投稿したところ、リアクションはもとより、私のFacebookにまで大量のアクセスと友達リクエストがありました。

●「Zeiss Astro」(Facebook)

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同じ「Zeiss Astro」のFacebookもあり、延々とツァイスの歴史的天文機材だけの投稿が続いています。まさにツァイス望遠鏡の博物館です。

イタリアにもこんなにツァイスエンスージアストがいるのかと思うと同時に、イタリアらしい空気を感じるサイトです。

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閉じる コメント(11)

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こんにちは、Tkです。
Zeiss望遠鏡、いや望遠鏡全般に於ける碩学である方にお褒めの言葉をいただき恐縮です。
abbe1998さんが機材を診る際に、どのような点をどんな見方をされるのかお聞かせいただけると幸いです。また改善の視点が見えてきそうですので。

2017/5/22(月) 午後 0:00 [ vet***** ] 返信する

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Tkさん、返信が遅くなりましてすみません。

申し訳ありませんが、私にはご教示するようなノウハウもスキルもありません。単に他人の望遠鏡を覗かせていただいたときに、光学的にも機械的にも覗きやすいか否かだけが基準です。

思うに多くの望遠鏡はパーソナルユースでありましょうから、光学的、機械的な覗きづらさ(使いづらさと同義です。)に遭遇したとき、オーナーが自分が使いやすいように機材をカスタマイズするか、機材に合わせてオーナーが我慢するかのどちらかと思います。

しかし、通常は自分の望遠鏡がどちらに該当するのかあまり意識してはいないと思います。稼働頻度の高い機材は前者でないと使えませんが、あまり使わない機材なら後者でもまあまあ使えるからです。

ところが、他人の望遠鏡を覗かせていただくと、これがてきめんにわかります。オーナーが使いやすいようにカスタマイズされた望遠鏡は他人にとっても使いやすく、オーナーが我慢している望遠鏡は他人も我慢を強いられるからです。(つづく)

2017/5/24(水) 午後 8:12 [ abe1998 ] 返信する

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例えば、脆弱な架台に搭載した望遠鏡に双眼装置を付けると、合焦や眼幅調整のたびに対象天体が視野から外れることが頻繁に生じるかも知れませんが、コツを身につけたオーナーはそれなりに騙しだまし使えることでしょう。しかし、オーナー以外の人はその機材を騙せないのでストレスがたまります。

稼働率を上げたときにストレスがたまらないようカスタマイズしているオーナーの望遠鏡は、換言すればオーナーの稼働率が高い望遠鏡ともいえます。それはまた他人にとっても覗きやすい望遠鏡ということになります。望遠鏡のユニバーサルデザインとでも申しましょうか。他人にストレスなく覗いてもらえる望遠鏡は自分にとってもストレスの少ない望遠鏡といえるのかも知れません。

私が自分のAPQ130/1000双眼を公に持ち出さないのは、オフ会でInさんが持ち込んだ完成度の高いTOA130双眼の足元にも及ばないからです。自分自身でストレスを感じなくても他人が感じるかも知れないのに、自分でストレスを感じる望遠鏡をオフ会なんぞに持って行く気にはなれません。(つづく)

2017/5/24(水) 午後 8:43 [ abe1998 ] 返信する

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Tkさん、Ktさんの15cmは、私だけでなく多くの人にその高い光学性能を堪能させてくれましたが、それだけでオーナー自身の使用頻度の高さを、そしてオーナー自ら納得のいくカスタマイズをされているのだろうと容易に想像した次第です。

決してどこかの操作性をテストしてそう申し上げているわけではございません。申し訳ありません。なんか肩透かしでしたでしょうか。

2017/5/24(水) 午後 8:44 [ abe1998 ] 返信する

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余談です。

完成度の高い望遠鏡とはカスタマイズしなくてもストレスを感じない望遠鏡であり、それは単に操作性だけでなく、光学性能にも意匠にも言えることかと思います。

私がツァイスに傾注するようになったのはそれがきっかけです。今となってはシンクロナスモーターによる駆動系などストレスの少なく無いツァイスの赤道儀ですが、1980年代から90年代にかけて雑誌の機材テストを十数年もやってきて、当時は単に機械性能だけでなく、微動桿やクランプの配置、構造・機能に感心しきりでした。アリ溝、アリ型もツァイス発祥の機構ですね。(つづく)

2017/5/24(水) 午後 10:32 [ abe1998 ] 返信する

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対物レンズやアイピースの光学性能もしかりです。APQの光学性能は今も最高峰のひとつですが、セミアポのAS対物やアクロマートのC対物ですら球面収差の少なさや見え味は現在でも同クラスの他社製品に勝るとも劣りません。

アイピースならTMBのモノセントリックの方が鋭像と感じるときもあるのですが、眼の位置による像質の差の少なさなどAbbeアイピースの像質の方がはるかにストレスが無いのです。

意匠もまた同じです。死角の少ないドイツ型赤道儀のデザインなど「機能はカタチに現れる」や「シンプルさ」は現代に通じる美しさの源だと思います。

何故ツァイスかと問われると、カスタマイズせずにオリジナルの状態で使ってみたとき、光学的にも機械的にも意匠的にも、もっともストレスの無い望遠鏡がツァイスだったに過ぎないのです。

2017/5/24(水) 午後 10:32 [ abe1998 ] 返信する

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過日のオフ会では、Tkさん、Ktさんのカスタマイズされた15cmはやはり最高峰でしたね。もちろん、10cmや13cmとの口径の違いを実感したわけですが、同じ15cmとしてAPQ150/1200もあったのに、その評価が無いのはその実力を誰一人として味わえなかったからでしょう。

その点でTOA150とTMB152の限界性能の一端を私のような他人に味わわせてくれたTkさんとKtさんの望遠鏡は、完成度が高い証左と思ったわけです。あの夜はシーイングも抜群でしたから土星もじっくり見たかったです。本当にありがとうございました。

2017/5/25(木) 午後 3:57 [ abe1998 ] 返信する

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abbe1998さん、こんばんは。
長文のコメントをありがとうございます。
誰しも、よく使う機材は自分自身が使い易いように手を加えているのではないかと思いますね。特に先日のような好シーイングに恵まれた時を逃さないような、そんな時に最高の像が見られるようにモディファイすること自体も楽しいものです。遠征観望が多いとセッティングはできるだけ短時間でできるようにしたいですし、また、特に惑星などでは、フォーカシングする際の振動は皆無にしてしっかりピントを追い込めるようにしたいですよね。
ツァイス望遠鏡は見れば見るほどよく考えられていると感じます。光学系のみならず、架台にも使い易さや可搬性がよく考えられていると感心します。やはりいつかはZeissなのでしょうね。

2017/5/25(木) 午後 10:32 [ vet*71*2*0819 ] 返信する

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こんにちは、Ktです。
遅まきながら、投稿いたします。

「カスタマイズが、実は見え方にも大きく影響していた・・・・」という一節には、恐縮いたしました。

私Ktが、カスタマイズした経緯・詳細は、(今は見ることができなのが残念ですが)以前、鈴木隆さんの掲示板に投稿したので、その残像を覚えていられる方もいれるでしょうから、そのエッセンスだけを記せば、abe1998さんの仰るとおり「15儺薀▲欟折を遠征観望した場合、コンスタントに実力を発揮させるために 製品オリジナルままでは不足を感じ、手をいれました。」
更にもう一言つけ加えれば、「自分の好み(色=自分が美しいと感じるところ)で、製品オリジナルでは、半歩程足りない部分を埋めました。」、

しかし、ツァイスは、その気がおこりません。仰るとおり“完成度”が高いからです。
同様に次元や方向性は、異なりますが、ニコンやペンタックスの望遠鏡も手を入れることに抵抗を感じます。カメラメーカー製品ならではの別の内容での完成度の高さを感じるからです。

個人的には、自分の色を出せる“半完成品”的な望遠鏡が好きなのかも知れません。

2017/5/27(土) 午後 10:51 [ ミラクルK ] 返信する

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Ktさん、コメントありがとうございます。

なるほど、ユーザーも多様ですから、万人に完成度の高い望遠鏡では限界があるわけですね。パーソナルユースとしてあるレベル以上を求めるとむしろ、カスタマイズしやすいモデルの方が最終的には完成度が高くなるということでしょうか。

カスタマイズする楽しみという点でもまた、成長(性能の向上)の手応えがあった方が良いのでしょうね。

それにしても、自分の色を出したパーソナルユースとしてトップレベルのあるKtさんのTMB152が、多くの参加者から高い評価を受けているところをみると、完成品メーカーはまだ改良の余地があるのでしょうね。(つづく)

2017/5/28(日) 午前 10:38 [ abe1998 ] 返信する

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ツァイスとて、すでに撤退から22年が経ち、このブログに記していますように、電源や駆動系、アイピースホルダーなどの接眼アダプター、三脚、収納などを細々とカスタマイズしていますが、その一方で心臓部である鏡筒部にはなかなか手が出せません。

オフ会を主催した鈴木さんが18cmマクストフを分解していますが、私もAPQ鏡筒を分解したことがあります。カスタマイズしたい部分があったのですが、とても手が出せませんでした。ツァイスは完成度が高いだけでなく、素人がカスタマイズしづらいメーカーでもあります。

Telementor2の鏡筒を分解したCloudy Nightsのスレッドを下記にご案内しますが、たった6.3cmのアクロマートの鏡筒内部がこんなに複雑なのです。

https://www.cloudynights.com/topic/412777-telementor-model-2-disassembly/page-2

2017/5/28(日) 午前 10:44 [ abe1998 ] 返信する

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