あらかん青春日記

癌闘病後、体力回復に向けて、マラソンを始めました。平成23年3月12日より1km走るごとに10円貯金をして東北に送る事にしました

初恋3運動会

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フォークダンスとリレーで起きた事件の回想録です。
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 本日は、早朝ランニングに行って来ました。

1.3kmの公園を6周という中途半端なランニング会でした。

体重が増え気味で、困っています。

夕方、女房と、超スローペースで5kmのジョギングに行きました。

でも、体重は朝と変わらず。

もし、今日全く走らなかったらどうなっていたことか・・・
 
さて、運動会編も大詰めになってしまいました。

過去の話なのに、終わりになると寂しくなるから、われながら変な話です。

しつこいんですね、きっと。

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気がつけば、便箋に向かう深夜の自分がいた。

できるだけ「礼儀」としての返信の文面を装う努力をした。

いくつかの本をひっくり返しながら・・・。

自分の感動した表現が何だったのかを探すために。

こんな風だから、結局、その「返事」という作品が仕上がるのに何日かかかってしまった。

中身はたいしたことはない。

対外試合へのエールと、運動会がんばろうという中身だ。

そんな手紙を投函し放しで運動会を迎えた。


 
 第二走者の位置から、バトンを手にスタートラインに立つ彼女が見えた。

ショートカットの髪の上から巻いた鉢巻き。

慣れた手つきでバトンをもてあそぶ手首。

緊張が走る中、あっという間にスタートのピストルが鳴った。

十二クラスの中で、陸上部女子が四人いた。

二人が他を圧倒的に離しながら走って来た。

一人は彼女で、もう一人は八十mハードルで全国大会に行った選手だった。

バトンを受け取った。

夢中で走った。

差が縮まったのか、開いたのか、それは今もわからない。

誰にも抜かれず、誰をも抜かず、次の走者にバトンを渡して、運動場にへたり込んだ。

ただ、ただ、ほっとした。

結果として、クラスはトップでゴールテープを切った。これがいけなかった。

僕は、ひとつの大きな仕事を彼女と共同でやり遂げた気になってしまった。

そして、天から僕の思いが認められたような気にも・・・

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(あしたから、修学旅行編に入りますので、よろしくお願いいたします。

 校内マラソン大会まで、なかなかたどり着きませんが、お付き合い下されば幸いです。)

 古い日記の書き起こしに、コメントまで下さる方がいて、感激しています。

食道癌の手術後の戦いが、マラソンによってなされているのですが、

そこを綴るときに、この初恋の話が大きな影響を持っているため、

外せない背景になっているので書き起こし始めました。

コメントを戴いたことに気をよくして頑張ります。

明日は、朝7時から、仲間と10kmランニングをしてきます。

(これを書き起こしたら、寝ます。)

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「返事を書こうか。」少しの、免疫が僕の中にできつつあった。

「たまたま、二回も返事が来ただけ。これ以上はしつこいというもんやろう。」

「いやあ、返事を書かん方が失礼というもんやろう。」

いろいろな考えが頭の中を巡るが、前よりも、返事を書くことに抵抗が薄らいでいる自分がいた。

もう一方で、「そんなことしてたら、きりがないやんか。」

「これって、もしかして文通?」

「僕たちって、不良?」と、

答えのない疑問が次々に湧いてきた。

しかし、結局僕は返事を書きたい気持ちを止めることはできなかった。

 意を決して、またも返事を書くことにした。

しかし、「すぐに返事を書くと、変に思われるかもしれない。」

「彼女の返事は、何日かして来るから、僕も少し日を置いた方が良いかなあ。」

「自分の気持ちに素直が一番やろう。」

「何で、こんな入り口で迷うん?」

これほど物事を真剣に考えたのは、その時が初めての様な気がする。

とりあえず思い立った。

「封筒を買いに行こう!」と。

封筒を見ただけで、彼女からの手紙と気づいた自分を無意識に意識していたのかもしれない。

近所の古い文房具屋の隅っこに、すてきな封筒を見つけた。

封筒の端に、遠慮がちに湖畔の並木風景がスケッチされたものだった。

迷わずにそれを手にして、文房具屋さんのおじさんに「これ下さい」と手渡した。

「男のくせに、絵付きの封筒かいな。」と言われそうで恥ずかしかった。

他にも何かを買いたいふりをして、おじさんがそれを包むのを待った。

家に持って帰って、包みを開けると、

その封筒を束ねた紙の帯に「悲しい旅」というタイトルが書いてあった。

どうも、そのスケッチのタイトルらしかった。

今思えば、この初恋の結末の予言と言っても良いタイトルだった。

 3本仕立てがややこしいから、まず片思い編を早くしまやかそうと思い、

少し、こちらに集中することにしました。

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 平穏な日が続くはずだった。

数日後、突然おだやかな水面にさざなみがわきたった。

学校が終わって夕方帰宅すると、玄関の引き違い戸にまたも、手紙が刺さっていたのだ。

小犬のイラストが隅にあるピンクの封筒だ。

あわててそれを抜き、鍵を開けて家の中に入った。

ばたばた着替えてあの日と同じ緊張感を持ちながら、封筒を取り出すと、表は確かに僕宛になっていた。

裏返すと、彼女の名前が青インクで書かれていた。

不安と期待の交錯する中、はさみで封を切った。

たわいもない文がしたためられていた。

読み終わるのに、一分もかからなかったはずだが、

時間が止まったかのような中で、読み進めた気がする。

運動会当日、午前中の競技が終わった後、陸上部は公欠で対外試合に行くことが書かれていた。

クラス対抗になっている運動会では、クラスが優勝できたら良いなあと言うことも書かれていた。

実は、クラス対抗リレーに僕も彼女も出ることになっていた。

男女が交互にバトンリレーをするのだが、男女別々に分かれて走る順番を決めていた。

僕は男子の一番目で、女子の第一走者からバトンを受け取り、

女子の第二走者にバトンを渡すことになっていた。

彼女は、手紙の中で、女子の第一走者が自分であることと、

一番で走りたいけど、いくつかのクラスで陸上部が第一走者に来ているので、

何番で走れるかなあというようなことが書かれていた。

「えっ? てことは、僕が彼女からバトンを受け取るわけ?」

急に、運動会が特別なものになってしまった。

やがて始まる、メキシコオリンピック以上の特別なものに・・・

事件は突然やってきた。

運動会のフォークダンスの練習のときだった。

中三全員が運動場の周りに二重円を作ってコロブチカが始まった。

なんと、何回か練習するうちに、彼女と手をつなぐ順番が来てしまった。

そこで、音楽が止まり、体育の先生の細かい指導が入りはじめた。

手に汗をかいているのを悟られるのではないかと、

手のひらを短パンに押し当て冷や冷やして下を向いていると、

彼女が小さな声で「ボーリングの点数の付け方、ありがとう。」といった。

どきっとして顔を上げると、真っ黒に日焼けした顔から白い歯がこぼれた彼女の笑顔がそこにあった。

ほっとしながらも、そのさわやかさに、ますます心が惹きつけられる自分がわかった。

全身の赤血球が、顔に集まっていった。「いっ、いや、どうも・・」というのが精一杯だった気がする。

フォークダンスの練習がどう進んだのかは、あまり記憶にない。

「憂鬱」な気持ちから解放されたはずなのに、

どこかに「ひとつのこと」が終わってしまったような寂しさを覚えた。

その後、フォークダンスの練習で、彼女と僕が組むことはついぞ無かった。

 癌の手術を受けた部屋に入った昨日は、少し衝撃的でした。

一度は覚悟しただけに、今、こうしてランニングを楽しめるのが嘘のようです。

家族をはじめとして、支えてくれた人に今更ながら感謝する思いです。

あのころ、今書いている初恋の頃のいろいろなものも整理したのですが、

ついこの前のような気がします。

 さて、先日の続きです。話はメキシコオリンピックの年の秋のことですが、お付き合い下さい。

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 一所懸命、ボーリングの点数の付け方を図解入りでレポート用紙に書いて封筒に入れた。

少し、厚みのある封書となってしまった。

封印したあと、何日かポストの前まで持って行っては、

投函する勇気が持てずに持ち帰る日が続いた。

敬老の日の夜だったと記憶する。

赤い円筒形のポストに、少し手を振るわせながら、投函してしまった。

「パサッ」というかわいた音がした。

何かをやり遂げたような、

取り返しのつかないことをしてしまったような複雑な思いに駆られた。

「明日から、教室には一番乗りしておこう。」そう心に決めて、

その場を逃げるように思いっきりチャリンコのペダルを踏み始めた。

 しばらく、おだやかならぬ気持ちと共に通学した。

予想される彼女の声掛けに平然と応答する練習をくりかえしながら・・・。

しかし、全く普段の様子と変わらない彼女の姿が続き、拍子抜けした気分になった。

同時に、「郵便屋さんがどこかに落としたのではあるまいか。」

「それを誰かが拾ったら、どうしよう。」

「郵便受けから、彼女のお母さんが取って、『変なのが娘宛に来ている』と捨てたのかも知れん。」

「いや、もうすぐ担任の手に渡って、それが僕の親元に届くかも・・・」と、

次々に良からぬ妄想が浮かんだ。

このとき、「憂鬱」という気持ちを初めて味わった気がする。

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