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大前提:
自然界にある物を除き、放射能被爆は、ゼロの方が望ましい!
1.大気中の放射線測定値を見る時
専門家は「大気中の放射線物質による急性全身被曝は起こるが、低線量なので問題となることはない」と言ってます。低線量とは?
「シーベルト(Sv)」……これだけ人体に影響があるよ、という単位。
日本の誰もが受けてる、自然からの年間被曝量は 1、500マイクロシーベルトあります。
これを越える人工的な放射線の年間被曝は、その限度が決められてます。
一般人の年間被曝(ひばく)線量の限度は:
1、000マイクロシーベルト(=1ミリシーベルト=1mSv)です。
Q.1 TVで空気中の新宿などの放射線値が出ますが、気を付けるのは?
この年間被曝(ひばく)線量の限度の 「1、000マイクロシーベルト」
を一時間に換算すると
1、000μSv/年÷(365×24)=0.114マイクロSv/H まず、この値と自分の地区の大気中の測定値と比較する事が必要。
但し、測定ポイントの埼玉県の「和光研究所モニタリングポスト」の
平常時平均値は<0.04マイクロSv/H>でしたので、
この近くの東京都と埼玉県の平常値は「一時間換算値」より低いですね。
A.1 新宿は 0.04 マイクロSv/H〜0.114 マイクロSv/H以下
が望ましいですね。
①東京や埼玉の人は通常の 0.04 マイクロSv/H以上か?
② これを越えたら 0.114 マイクロSv/H以下か?
Q.2 「直ちに健康に被害の出る値ではない 」 ので安心して!
では不安です。
A.2
「直ちに健康に被害の出る値 」 とは、10万マイクロシーベルト以上ですので、
一時間換算は、
(健康に被害が出たら大変ですよね。その為の規制値ですので、「健康被害の出る数値ではない」との表現はやめましょうよ!)
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健康被害数値は以下から算出しました:
国立病院機構北海道がんセンターの西尾正道院長(放射線治療科)によると、
健康被害が出るのは、一度に
10万マイクロシーベルト(100ミリシーベルト)の放射線を全身に浴びた場合なのです。
国際放射線防護委員会(ICRP)などでは、実効線量で100ミリシーベルト未満でも線量に従って、一定割合で発がんが増加する という「考え方」を採用しています。
一時間換算では、100,000÷(365×24)=11.42マイクロSv/H
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東電事故の作業員の被爆限度を100ミリシーベルトから250ミリシーベルト に引き上げました。危険ですね。
Q.3 どんな健康被害が出るの?
A.3 国際放射線防護委員会は100ミリシーベルト未満でも線量に従って、一定割合で発がんが増加すると考えます。
10万マイクロシーベルト(100ミリSv)白血球に影響が出る
50万マイクロシーベルト(500ミリSv)で血中のリンパ球が減少し、
700万マイクロシーベルト(7,000ミリSv)以上で100%の人が死に至るとされる。 放射線影響研究所(広島市南区)の中村主席研究員によると、
人間の生殖機能に与える影響は、
男性の場合、
15万マイクロシーベルト(150ミリSv)で一時的に精子の数が減少し、 350万マイクロシーベルト(3,500ミリSv)で精子が作られなくなる。 女性の場合は 300万マイクロシーベルト(3,000ミリSv)で不妊になる可能性がある。
なお、被曝は(1)急性か慢性か(2)全身か局所か−により人体への影響が異なる。慢性と全身が怖い。 (WHO)9.1.2 飲料水を通しての放射線被ばくによる健康影響
低ないしは中線量の放射線被ばくが長期化するとがんの増加をもたらすことは、ヒトおよび動物による研究の証拠がある。 特に動物実験では、放射線被ばくによる先天奇形発生率の増加が示唆されている。
局所の例、胸部X線の撮影は60マイクロシーベルト、
胃のバリウム検査は600マイクロシーベルト、 胸部CT検査では6、000マイクロシーベルト(6ミリSv)の局所被曝を受ける。 --------------------------------------
Q.4 ベクレルとマイクロシーベルトは関係あるの?
A.4 「変換係数」で変換できます。
注)(東大病院放射線治療チーム)ベクレル→マイクロシーベルト
セシウム137(半減期30年)の「変換係数」は、大人で(1kg経口摂取)
1ベクレルで、0.013マイクロシーベルトの被ばく量と計算します。
放射性ヨウ素131(半減期8日)の「変換係数(μSv/Bq)」も、年齢などによって変わります。大人で 1ベクレルで、0.016マイクロシーベルトの被爆量
0歳では影響が大きく 1ベクレルで、0.140マイクロシーベルトの被爆量
----------------------------------------- 2.飲食物の暫定規制値
こちらは、物から発する「放射能の量」を測るので、単位は ベクレル/kgで表します。
(1秒間に核崩壊で1つの放射線を放つ放射能の量が1ベクレルである。)
例)370ベクレル(370Bq/Kg)とは:「1Kgの物が1秒間に370個の放射線を出す」 と言う事です。
Q.5 食べたり飲んだりするものに放射能が含まれると困ります。規制値は?
A.5 厚生省が決めてます。
厚生省:(原子力安全委員会)」飲食物の摂取制限に関する指標に基づく、飲料水・牛乳・乳製品の摂取制限に関する指標
ヨウ素-131: 1秒間 300ベクレル/kg以上 セシウム: 1秒間 200ベクレル/kg以上、 ウラン: 1秒間 20ベクレル/kg以上、 プルトニウム及び超ウラン元素のα核種(プルトニウム、アメリシウム、キュリウム): 1ベクレル/kg以上 (α核は有害度大、半減期Pu239が 2万4000年。Pu240、約6600年、P238は88年)
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Q.6 規制値は世界基準より厳しいとか言われてますが、どうか?
A.6 10倍甘めなんですが、緊急時に特別に許される基準からは厳しい。
世界保健機構(WHO)のガイダンスレベルは以下です。
放射性核種の飲料水水質ガイドライン 第9 章 放射線学的観点
表 9-3 「飲料水中の放射性核種のガイダンスレベル」
セシウム-137 1秒間 10ベクレル/L セシウム-134 1秒間 10ベクレル/L (水ですので、1L=1Kg) 現在の政府の基準値は WHO基準の20〜30倍に緩和されてます。 以下の理由からです。
注−1)事故直後の1年間は、BSS(IAEA, 1996)並びにその他のWHOおよびIAEAの関連刊行物(WHO, 1988;IAEA, 1997, 1999)に記載されているように、食材に関しての一般的アクションレベルが適用される。
IAEAの緊急事態下について定められた
特別基準は3,000Bq/Lです。
それに比べれば, 暫定基準は1/10 だという見方もできます。
福島第一原発の半径30km圏の中なら緊急事態下といえますが、200Km以上離れた東京はどうなのでしょうか?
注ー2) 輸入食品の放射能限度について。愛知県衛生研究所2006年4月28日
「セシウム-134とセシウム-137の合計値が 370Bq/kgの基準値 を超える物は輸入させない」として輸入拒否をした。 -----------------------------------
● @vis_met 大宅裕(欧州在住ピアニスト)
ECRR(European Committee on Radiation Risk)が見積もる放射線のリスクはICRPの100倍から1000倍にも跳ね上がる。 日本の値はICRPに準じている。これが、欧州メディアがよりセンシティブに報道する大きな理由か?
●
福島第1原発から約40キロ北西にある福島県飯舘村で3月18〜21日、
雑草1キロ当たり84万5000〜254万ベクレルの放射性ヨウ素131と
101万〜265万ベクレルの放射性セシウム137が検出されたことが24日、文部科学省の調査で分かった。
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●以下、お知恵拝借しました。お勉強には良いと思います。
Twitter:team_nakagawa
私たちのカラダは60兆個の細胞から出来ており、毎日、その1-2%が死ぬと言われています。60兆個の1%とすると、毎日6,000億個が死ぬ計算です。しかし、そのことを私たちは何も“感じて”いません。 被ばく線量が高くなって、放射線で死ぬ細胞の数が、あるレベルに達するまでは、障害は見られません。生き残っている細胞が、組織や臓器の働きを補(おぎな)えるからです。 死んだ細胞を補えなくなる放射線の量が「しきい値(閾値)」です。「しきい値」に達すると障害が現れますが、それ以下であれば大丈夫というわけです。
「確定的影響」は、(白血球の減少、生殖機能の喪失など)放射線で細胞が死ぬことによって起こります。白血球が減り始めるのは実効線量で250mSv(ミリシーベルト、蓄積)程度からです。この線量が、すべての「確定的影響」のしきい値です。 しかし、わずかな量の放射線を浴びても発生する「確率的影響」は、ズバリ、「発がん」のことです。放射線による発がんは、がんの発生に関わる遺伝子(DNA)が放射線により障害を受けることで起こります。死なずに生き残った細胞に対する影響と言えます。
私たちが心配すべきは、「確率的影響」つまり、発がんリスクの上昇です。 注2: 国際放射線防護委員会(ICRP)などでは、実効線量で100mSv(ミリシーベルト)未満でも線量に従って、一定割合で発がんが増加するという「考え方」を採用しています 「確率的影響」=「発がん」が起こる確率は、「しきい値」がないのです。
しかし、実効線量で100~150mSv(ミリシーベルト)未満の放射線被ばく(蓄積)では、発がんの確率が増すかどうか、はっきりした証拠はありません。
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前にも述べた以下とは若干表現が異なりますね。
(WHO)9.1.2 飲料水を通しての放射線被ばくによる健康影響
低ないしは中線量の放射線被ばくが長期化するとがんの増加をもたらすことは、ヒトおよび動物による研究の証拠がある。特に動物実験では、放射線被ばくによる先天奇形発生率の増加が示唆されている。 -------------------------------------------------------------
追記)
どこを見ても、海水の「国の定めた濃度限度」が見当たりません。
新聞記者さんはなぜ数値を示さないのでしょうか?
個人的に計算すると
「濃度限度=38.75ベクレル/1L、38.87ベクレル/1L」
なのですが、自信ないです。
●東京電力は3月30日、福島第1原発1〜4号機の放水口から南330メートル地点の海水で29日午後、国の定めた濃度限度の3355倍の放射性ヨウ素131を検出したことを明らかにした。
追記2)以下も見てくださいね!
福島第一原発と放射線量の基礎知識 http://blogs.yahoo.co.jp/abeisao313/60425863.html |
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