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昔、正月に親戚が集まったとき、夢の話になった。
たぶん、だれかが初夢の話を持ち出したのだろう。
一同、信じられぬという顔で「うちの犬だって夢みて吠えたりするぞ」と誰かが言った。 結局「そいつは起きた瞬間に忘れているだけだよ」という結論で終わった。
私は小さいながらに、夢というものを知らない人がいるのだ、と今でも記憶に残っている。
それから夢に興味を持つようになって、周りの人間にどんな夢を見るかと聞いてまわった。
すると、夢といっても、昔の白黒テレビのように「色のついていない」夢を見る人と、総天然色で見る人がいることがわかった。
つまりは周囲は真っ黒で景色も家もなく、ましてや大道具も小道具もない。そんな暗闇の中で「本人と相手だけが現れて、しゃべっている」と言う。 ちなみに、生まれながらの全盲の人は「音だけの夢」を見るという。
そうなると、高所から飛び降りたり、トイレを探すときは、一瞬、躊躇してしまう。現実だったらヤバいことになるからだ。 面白いのは、夢を作りだせる人がいることだ。
さあ、こんな夢を見るぞと思って眠ると、そのとおりに夢が見られるのだ。 つまり夢が操れるのだ。
夢とは脳の幻覚幻聴のようなものだが、単純にこれが夢の正体と言い切れないものがある。
大きく分けると、夢には、トイレを我慢して眠るときの生理的な刺激による夢と、日常の出来ごとの記憶から送り出された夢などのほかに、シンボリック(霊的)な夢というものがある。
いわゆる別の世界からのメッセージが含まれた夢だ。
このような夢は、忘れないように必ず強く印象に残る。気になる夢には意味がある。 また夢には悪夢というものがある。
悪夢の多くは、潜在的な健康に関する警告であるようだ。 心身の不調和、心身の疾患、ストレス、トラウマなど、様々な要因によって見る。 たとえば『虫』というシンボルは、ほとんど夢主の体調や健康、身辺の環境に関係している。 心当たりがあるようなら、病院で検査を受けるなどしたほうがよい。 さらに夢は心理学的な要素が強く、人間関係、現状、将来などを暗示したりする。
悩みなどは潜在意識下では、すでに解決すべき答を持っていることが多い。 夢は、そんなあなたの意識に接触する行為と言える。 夢占いでよく語られるのが
『パーティー・宴会』『ホテル』が交友関係をあらわし
『赤ちゃん』が新しい事態、幸運の訪れを告げる。
『殺されそうになる』のは、主に精神的、肉体的に無理をしている。 『電車』は夢主の運命をあらわすシンボルの一つで、仕事での予定変更、人間関係の変化、環境の急変のときによく見る。 『歯が抜ける』夢も変化の暗示で、歯は夢主の生活基盤や人間関係を象徴している。 このように「夢」と一言で言い表すには、夢はあまりにも奥が深いといえよう。
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何となく最近の自分にタイムリーな話題であります。
シンボリックな夢・・・理解できる気がするところが恐く感じてます。
2019/1/17(木) 午後 5:09
> masaさん
コメントありがとうございます。
シンボリックには、集団的共通と個人的なものがあります。
そのシンボルがどちらなのかも見極めなくてはですね〜
2019/1/17(木) 午後 11:44