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科学って面白い!

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       もしも照明にAIが組み込まれたらロボットなの?  撮影は咲耶子

ある人が言った。
「ロボットが支配する未来なんて怖くない?」
どうやら彼女はターミネーターが人間を駆逐する未来か、感情の無い人造人間が街中を歩き回る未来を想像したらしい。

その恐怖の根底には、人間と機械の間の深い分断がある。
つまり、人間と機械はまったく別もので、永遠に分かり合えないという感覚だ。

最近パラリンピックの選手の様子を見る機会が増えた。
最新の人口の義足を付けた彼らはダチョウのごとく飛ぶように走る。

彼らを見ていて、昔みたアメリカのドラマ「バイオニックジェミー」を思い出した。
あらすじは、事故により瀕死の重傷を負った美女が、科学技術によって
脚や手、耳などをサイボーグ化されて蘇り、その力で悪を倒すという話だ。

私たちは事故や病気、老化によって人体を損傷する運命にある。
けれど、科学は損傷した部分を機械や再生技術で元通りにしている。
入れ歯はサイボーグだし、人工関節もそうだ。
肉体に埋め込む「人工なんたらかんたら」は、ますます増えるに違いない。

つまり人間は機械と分断しているのではなく、じつは機械と融合しているのだ。

そもそもロボットとは何だろう?
ロボットと言えば、工場の産業用ロボット、可愛いいイメージのR2−D2型、あとは人間を模したヒューマノイド型くらいしか思い浮かばない。

だが、広くいえば、洗濯機も掃除機もロボットである。
最近は家電にAI(人工知能)が内臓され、声や遠隔操作で人間の命令を聞くようになった。
車だってロボットである。AIによって道路状況を考える自動運転の車が走っている。

つまるところ、
ネットワークに接続されているCPUとセンサ、アクチュエータさえあればロボットだと技術者は考える。

ロボットの奴隷になると危惧するなら、もう手遅れだ。
あなたの手にはスマホ(小型ロボット)が握られていて、あなたは時間だけでなく、すっかり心すら奪われているではないか。

つまり、よりリアルな恐怖のSF映画を作るなら、敵が襲ってくる「侵略もの」では的外れだ。

むしろ「浸潤もの」にしなくてはいけない。
気づけばロボットは日常生活という内側から拡散、浸透し、浸潤しているのだから。


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    むむっ! こいつは風力発電? それとも太陽発電? なんてアイデアが出るかも。撮影は咲耶子

北海道地震の山崩れのインパクトは強かった。
けれど、もっとも印象に残ったのは、停電だった。

健康と同じで、
無くなってみて初めてありがたさがわかる。
集中豪雨でも台風でも地震でも、命の次に脅かされるのがライフラインだ。

エネルギーを制するものが、経済を制すると言われてきた。
それは限りがあり、それを持つものに依存してきたからでもある。

いつも思ってきた。
どうして自分で電気を作れないのか? 冗談で「自転車こぎ式発電機が
あればいいのに」と言うと、なぜか周りは笑う。
笑いごとではない。いたってまっとうな望みだと思う。

同じ思いがソーラーパネルを普及させている。住宅メーカーは新築物件のソーラーパネル装備を売りにし始めた。
だがまだコストが足を引っ張る。と、歯がゆく思っていたら、じつは
太陽光のコストは、すでに化石燃料と遜色ない水準になっているという。

一番の理由はテクノロジーの進歩と改良の半端ないスピードだ。
リチウムイオン電池やフロー電池など、蓄電技術の進歩は数十年をひとっ飛びした。

産業としてモーレツなスピードで拡大を続けているこの分野は、すでに次のチャレンジに入った。
研究室では太陽電池の形態をシリコン電池や薄いフィルム電池にして実用化を目指している。

ほどなくこれらは市場に登場し、
小型電子機器や窓に貼るフィルムに、その後はカーテンや衣服などの布地にも使われるようになる。

もちろん変換率が格段に良くなれば、環境を阻害する広大なパネル面積はいらない。
自分の家の窓で電気を作って、他者に売ることも出来る。
太陽が出ない日は風力発電でまかなえるだろう。高層ビルに住む人はその風の強さを利用する。
もしくはそのビルの高さを利用して揚水発電もありうる。

電気自動車に蓄えた電気を逆に家庭で使うことも可能になった。
非常時や電力のピークに余剰発電が活躍する。

エネルギー問題は温暖化もあり、深刻で急務だ。
だからこそ、推進力があり、さまざまなアイデアが一攫千金を夢見て、生まれてくる。
余計ものと言われる「二酸化炭素」ですらエネルギーとして使う方法が研究されている。

人間の夢は必ず叶う。あざといが、
それは投資から始まる。困っている分野とは、つまり儲かる分野なのだ。

グーグルがカルフォルニアの企業マカニの「空飛ぶ風力タービン」を買収したように。
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                                                撮影は咲耶子
「ビッグデータ」という言葉を一度は聞いたことがあると思う。
ビックデーターとは、数年後には40ゼタ(1ゼタは1兆の10億倍)バイトになると予想される、ネット上に存在する多種多様なデータのことだ。
言い換えるとデータベースソフトウェアが把握、蓄積、運用、分析できる能力を超えたサイズのデータのことである。

このビッグデータの利用価値は、生まれてくるアイデアに尽きるだろう。
たとえばグーグル検索履歴から、私たちの恥ずかしい本音を取り出すことは簡単だ。
性倒錯でも下半身の悩みでも、妊娠したかも、差別的思想でも、絶対知られたくない人びとの闇を検索機能は正直にあぶり出す。どうやら私たちは検索するとき、素の自分を出すようだ。

他にも、検索履歴の分析で「借金を踏み倒す人の言葉遣い」だってわかる。
踏み倒す傾向のある人は「約束します」とか「お返しします」とか「身内が病院に入っている」とか家族を持ち出す。
そして極めつけは「ありがとうございます」である。つまり金を返すと約束し情に訴える人々は、借金を踏み倒す明らかな兆候を示しているというのだ。
意外だろうか? あなたの周りの金を借りて返そうとしない人を思い出して欲しい。

逆に、きちんと返す人の言葉はどう違うのか? データ分析ではそれもわかる。
「負債無し」と良き実績をアピールしたり、支払い計画を「詳細」に示したり、最低支払額、利率、税引き後など「金融知識を表す言葉」に詳しい人はきちんと借金を返す。

このように、ブログや動画サイト、TwitterなどのSNS利用者が増えたことで、インターネット上には文字、写真、動画、音声など様々なデジタルデータが蓄積され続けている。
上記で上げたようにビックデーターは、さらに多くの分野で利用されるだろう。

そこで頭に思い浮かぶのが「プライバシー」である。
じつは日本の法律では「プライバシー」が定義されておらず、プライバシー問題はもはや実態に追いついていないのが現状である。
資本主義社会で企業が得することが善ならプライバシーの定義はかなり緩くなるに違いない。

たとえばあなたのブログやTwitterを考えてみよう。
どんなにあなたが匿名性を重視しても、あなたのブログの中のデータが増えれば増えるほど、それが分析されるなら、かなりの正確さであなたの私生活が見えてくる。

恐るべきことだが、
匿名であってもビックデータが関われば、個人の特定は難しいことでなくなる。
病気を隠してもあなたは病気について検索している。そもそも薬局には、あなたが買った薬のデータがある。

インターネットの特徴は、このようにネットワーク「つながっている」ことで、こちらからあらゆるものにアクセス出来るなら、あちらからはアクセス出来ないと考えるほうがおかしい。

もしあなたが本気でプライバシーが知られたくないと考えたら、現代社会のすべてから遠ざかるしかない。

共有性あるポイントカードも使えない。
街には監視カメラがある。スマホや車にはGPSがある。家には遠隔家電がある。レジには購買記録がある。パソコンには検索機能がある。
国にはマイナンバーがある。

つまり情報化されたあらゆるものが、あなたの個人情報の一部である。
このような情報は、たびたびニュースになるように、セキュリティーで守られているとは言い難い。
そもそも、信頼するセキュリティーソフトを利用して、個人情報を奪うという知能犯もいるのだ。

そしてこの兆候は、ますます顕著になるしかない。ついにネットワークはモノとモノをつなき始めた。
コンピューターを内蔵した機器同士がネットワークを通じて協調動作するというシステムだ。
あなたが自宅に近づくと、乗った車や持っているスマホが、自宅のエアコン、炊飯器や電気をつけたりする。
家電企業があなたの行動パターンを購買戦略に使うかもしれない。
経済の活性化を政府が目標にしているなら、こういったことは合法化するだろう。

情報化社会とはガラス張り社会ということだ。
鉄の箱のような秘密主義社会とは相いれないだろう。
時代の有様は大きく変わる。
すべて透けて見えるのは悪いことか良いことかを考える時期に来ているわけだ。


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撮影は昨夜子  羽田空港デッキにて

「二酸化炭素から簡単にエタノールを生成する方法が偶然みつかる」
https://japanese.engadget.com/2016/10/18/co2/
という記事を読んだ。

米テネシー州のオークリッジ国立研究所の研究者がChemistrySelectに掲載された論文ということで、絵空事ではないようだ。

もう一つ、今年のことだが、カナダのカーボン・エンジニアリング社は、低コストで大気から二酸化炭素を回収し、それを水素と合成して液体燃料を製造することに成功、エネルギー専門誌「Joule」に論文を発表した。
natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/061300258/
こちらはナショナルジオグラフィックの記事だ。

詳細はここには書かないが、なんかワクワクする。
二酸化炭素の排出は地球環境において大問題となっている。
排出を減らそうと先進国が躍起になっているが、発展途上国が発展を続ける限り、いたちごっこだった。

けれどこの記事は、温暖化による人類滅亡なんていう不安から解放される明るいニュースだ。
これらの記事は「排出二酸化炭素を燃料にしちゃえ!」という発想だ。

結局、何事も循環なのだ。
自然はその「循環システム」の最たるものだ。
人間もそれを見習うしかない。

テクノロジーはどちらかと言えば、悪いイメージが先行するが、結局使う人間しだいなのだ。

不安でなくて問題意識を。
批判でなくて解決策を。
不満でなくて行動を。

それが前進するコツです。

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                             撮影は咲耶子

眠れない人必見、YouTubeをベッドの中で子守歌代わりにすることだ。
画像を見るのではない。
イヤホンでラジオとして聴く。

それも、難しいテーマや抽象度の高い話を聴くのだ。

わけがわからず眠くなる。(笑)
眠くならなくても、学びが深くなる。
どっちに転んでもお得だ。

今、聴くべきはAI(人工知能)関連のセッション。

これが案外ためになる。しかも抽象度も高い。不眠症にはもってこい!
たとえば、あるセッションではヤフーのCSOである安宅氏と筑波大助教の落合氏、メルカリのCOOの小泉氏、そしてクロービスの堀氏が参加している。そんな彼らの最先端の話が聴ける。

AIという言葉が世間にほどよく認知されたのは、ここ数年だ。

だが中身に詳しい人すら、最先端にくわしいのかと言えば、すでに取り残されそうな勢いだ。
つまりAI、いわゆる人工知能は、
私たちが理解する以上の、予想をはるかに上回るスピードで進化している。

たとえば、ブロックチェーンなんていう言葉を覚えたと思ったら「その技術はすでに過去のもの」(苫米地氏いわく)である。

そのとんでもない現場とのギャップが、私たちを不安に陥れている。

たとえばAIが人間の仕事を奪うというような恐ろしい未来だ。
だが、考えようによっては、毎日遊んで暮らせる夢のような未来と考えることも出来るのだ。

しかし、私たちは仕事=お金=生存というステレオタイプな考えを捨てきれない。
仕事を奪われたら、野垂れ死にするかもしれないと想像してしまう。

飢えたり住むところが無くなる、簡単に言えばホームレスになることを心配するわけだが、
これを解決しないでAIは何をする?
技術は「人間の要求」によって生まれて来た。「困ったなあ」が「便利だなあ」に変わるのが人間の欲求による結果だ。

食料は人工知能や科学技術によって、飛躍的に生産が増大するしかない、すると限りなくコストが下がり、(あらゆるものが百均だ!)
「スマホはとんでもない魔物だ」と今もAI技術者は語り、いまや9割の人が使いこなす。低コストのお陰だ。
いずれあらゆるものが、低価格で供給されるだろう。住宅も健康もしかりだ。
皮肉にも人間を使わないので人件費がかからない。

こうなるとベーシックインカムでも採用しなければなるまい。遊んで生きていけるのだから反対する理由がない。

ここで資金源の心配をしてしまうのは、頭がまだ資本主義だからだ。

金を基本的生存以上に儲けようとするのは、人びとを支配したいからだ。

この発想で行けば、ターミネーターのようにロボットに支配されてしまうと想像してしまう。
だが最先端にいる専門家は鼻で笑って「そういう質問はさんざん聞き飽きたので受け付けません」と言う。

どういう意味だろう?
思うに支配という心配も、近代が金銭による支配だったことを考えると、情報が最高の価値となるとき、金で人を縛ることは無意味になるだろう。そもそも金儲けの意味が消える。

言うことをきかない人間をこき使うなんて、コストがかかるやり方だ。
そもそもターミネータは金儲けに興味がない。人類を奴隷にする?って、そんなメンドクサイこと機械に何か得があるのか?
それより楽しく不満なく共存したほうが、世の中うまく回ると思うだろう。

もちろん、転換期の混乱は避けられない。近代の工業化の混乱と同じだ。

とはいえ、
AIをもっとも良く知り、もっとも関わっている人々が、未来に対してもっとも楽観的であるのも事実だ。

だから未来に対して根拠のない不安をいだいている人こそ、もっとくわしく最先端を知るとよい。
もしAIが敵だと思うなら敵を良く知ることこそ大事なのだ。

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