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先日、偶然見つけました。
とある民家の塀に、可憐に咲く藤の花。
ちょうど、日陰になっていて画像的にはうまく撮れていませんが。
大好きな藤の花。
この花には、特別な思い出があります。
以前、介護施設で働き始めた頃に、施設の中庭に藤の花が咲いているのを発見。
仕事の忙しい合間に、藤の花を見て心を癒しました。
しかし、この施設の入居者は誰も藤の花を見ようとしない。
見ようとしないというよりも、次から次と車椅子で介護員から廊下を素早く自分の意志は関係なく移動させられるので、藤が咲いている事に気付かない。
なんて事だろう、すぐそこに藤の花が咲いているのに。
しばらくして、施設で毎朝職員が交代で朝の放送をしているのだが、私の番がやってきた。
皆、その日の日程を放送するだけのつまらない放送だが、私はその日、中庭に藤の花が咲いている事を話した。
体操の時や、食堂に移動する際に、中庭の花に目をとめてほしいと・・・。
しかし・・・私、アベルの気持ちに反して・・・
美しい藤の花は、もうすでに枯れていた・・・
夜勤が続き、藤の花を確認しないまま放送した私の大失敗(泣)
でも、毎年私は藤の花を見るたびに、自分を戒める。
どんなに忙しくても、花が咲いた事に気付かない、利用者に対してそんな余裕のない介護だけはしないと。
一緒に花を見て、ほんの一瞬でも同じ感情を共有する、そんな介護士になりたいと。
でも・・・今は介護の仕事も失い、ただただ離れた利用者の事を思い出す日々。
きっと彼らは私の事は忘れているだろう。
多くの方が認知症だ。
思い出すのは私だけだろう。
彼らと過ごした日々が、私の苦しく辛く、それでも輝く時間であったと今は思う。
いつかまた、介護の仕事ができたら・・・
その日が来るのかさえ判らない
でも、藤の花を見る度に私は自分の失敗を誰かに笑いながら話すだろう。
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ABERUさん、こんばんは。ABERUさんの、心の中に、多分一生の想い出となって、大切に、残ることでしょうね。ご自分にとっても、これからの肥やしになってると、思いますよ。
2013/4/27(土) 午後 10:19
藤を見るたびに、必ず思い出します。つい笑ってしまう、そしてちょっと悲しい思い出です。
2013/4/28(日) 午前 11:39