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近藤史恵
サクリファイス (新潮社) (2009-11)
ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだ―。二転三転する真相、リフレインし重きを増す主題、押し寄せる感動!自転車ロードレースの世界を舞台に描く、青春ミステリの逸品。(「BOOK」データベースより)
これはおもしろかった。
近藤さんらしく、全くミステリとしては弱いのだけど「ロードレース」至上主義という世界を舞台にしたSF。
猿若町捕物帳 にわか大根(光文社時代小説文庫)(2009-12)
芝居小屋が軒を連ねる江戸は猿若町。上方への巡業から戻った人気女形が、なぜか突然大根役者になっていた。そんな折り、その幼い息子が不審な死を遂げて…。続いて起きた謎めいた出来事につながりはあるのか?(「にわか大根」)南町奉行所の同心・玉島千蔭。男前だが女心にはちとうとい。けれども事件となれば名推理が冴える。江戸情趣溢れる連作時代ミステリー。(「BOOK」データベースより)
1冊目では影の薄かった千蔭がいい味を出してきた〜。
「女形」と「吉原女郎」を描きたいから時代小説に手を出したんだろうなぁ〜。
どんどん続きを書いて欲しいものだ。
樋口有介
探偵は今夜も憂鬱(創元推理文庫)(2009-13)
美女に振りまわされつつ、事件調査も生活の糧にしているフリーライターの柚木草平。エステ・クラブの美人オーナーからは義妹に関する調査、芸能プロダクションの社長からは失踪した女優の捜索、雑貨店の美人オーナーからは死んだはずの夫から送られてきた手紙の調査の依頼が舞い込むが…。柚木を憂鬱に、そしてやる気にさせる美女からの三つの依頼。私立探偵シリーズ第三弾。(「BOOK」データベースより)
あとがきに「長編のほうが得意」とあるが、意外と中編3作というのは楽しいかも。
「毎回オナジコトやってるんじゃん」
というのが丸見えでそこがこの探偵の愛すべきところだから。
というか今までちょっとうざいというか気持ち悪い、
と思っていた喋りも可愛らしく感じてきたのはこの形式だからじゃないだろうか。
太田 忠司
まいなす (ミステリーYA!) (2009-14)
「未来を見た」と言う少年が口にした予言が、小さな町を震撼させ、悪意に満ちた事件を引き起こす。予言は本当なのか?いったい何が起きているのか?途方に暮れながらも、舞は真相をつきとめようと奔走する。少女の揺れ動く心をのびやかに描く、みずみずしい青春ミステリー。(「BOOK」データベースより)
YAらしい作品。
さくっと読んでしまった。
北村薫
玻璃の天 (文芸春秋) (2009-15)
ベッキーさん2作目。
この英子さんがとてもいい。
英子/ベッキーさんと私/円紫師匠の推理における関係は確かに似ているのだけど、なんだか違う。
「私」がいつも「私」について考えているのに対して英子さんは「私」にとらわれ過ぎていない感じ。
うーん、違うか、でも単に「時代」の違いだけじゃなく好印象。
花村萬月
イグナシオ (角川文庫) (2009−16)
神父や修導士の厳しい監督のもと、社会から完全に隔離した集団生活―修道院とは名ばかりの教護施設で、混血児イグナシオは友人を事故に見せかけ殺害した。修道女・文子は偶然現場を目撃するが、沈黙することをイグナシオと約束する。“人を裁けるのは、神だけです。”静謐に言い放つ文子にイグナシオは強く女性を意識し、施設を脱走する最後の晩、初めて文子と結ばれる。そして、己の居場所を探して彷徨い新宿歌舞伎町に辿り着いたイグナシオは、新たな生活を始めるが…。芥川賞受賞作と対なす記念碑的名作、待望の文庫化。(「BOOK」データベースより)
久しぶりに花村萬月を。
彼の暴力シーンが非常に苦手なのだがなぜか作品自体は嫌いじゃないのだ。
解説にある花村萬月のことば
「同じテーマを何度も繰り返して書け、少なくとも十回は書かなければならない」
というのが頭に残る。
そういえば「王国記」どうなっているのだろうか。
久々に読みたくなってきた。
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近藤史恵の時代もの、樋口有介の探偵小説、好きだなぁ^^。
都筑さんの「キリオン・スレイ」は、わたしも読みかけていて、これもいいですよね。
2009/1/20(火) 午後 4:19
月野さん、近藤さんのはそんなに冊数出てないみたいですね、月野さんが読まれたのが最新刊でしたっけ?キリオンスレイって、なんとなく月野さんに似てる気が。。。。。
2009/1/22(木) 午後 4:26