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久保寺健彦
空とセイとぼくと(幻冬舎)(2009−18)
ホームレスだった父親は死んだ。住むところも無い。でも、犬のセイとエサを探し、遊び、一緒に寝ることさえできれば良かった。セイといれたら、それで満足だった。だが、零が一四歳になったころ、セイがフィラリアにかかってしまう。読み書きすらもできないけれど、ずば抜けた嗅覚を持ち、女性の発情が臭いでわかる零は、セイの治療費を捻出するため新宿でホストとして働くことになる。源氏名は「ポチ」。全てが初体験。だが零は次第にその能力を開花させていく―。犬と二人きりで育った数奇な運命の少年が、犬との絆を守りながら成長する姿を、ユーモアとリアリティ溢れる筆致で描いた感動作。(「BOOK」データベースより)
うーん軽い。なので読みやすい。
芦原すなお
雪のマズルカ (創元推理文庫) (2009−19)
夫が残したものは、滞納した事務所の家賃とリボルバー、そして苦い思い出だけ。夫の跡を継ぎ、私立探偵となった笹野里子の活躍を描く、直木賞作家・芦原すなお初のハードボイルド連作集。非行女子高生の行状に迫る表題作ほか、「氷の炎」「アウト・オブ・ノーウェア」「ショウダウン」を収録。最強(最驚!?)の女探偵がたどりつく衝撃の結末とは。(「BOOK」データベースより)
わーハードボイルドだ!しかしいちいちボヤッキー口調が入ったりするところが、バランスが悪くて好み。しかしいきなり一編目でこれをやっちゃうなんて、確かに衝撃的。普通はシリーズ最後でやるもんでしょ?それにしても文庫用に改題されたタイトルと装丁が非常に似合わない。私は図書館のハードカバー「ハートオブスティール」で読んだ。
赤城毅
書物迷宮 (講談社ノベルス) (2009−20)
合法非合法を問わず、あらゆる手段を用いて世には出せない危うい本を手に入れる、書物狩人。スペイン内戦に斃れたロルカの詩集、各国情報部が狙うポズナンの書物、国家機密を匂わす満鉄の時刻表。書物狩人だけが、稀覯本に隠された物語を読み解ける!すべての愛書家に捧ぐ、必読の書。内容(「BOOK」データベースより)
うーん。相変わらず薄い。でも今回は読むのに時間かかったなぁ。しかもこれ、シリーズ2作目だったのね。
恩田陸
木洩れ日に泳ぐ魚(中央公論社)(2009−21)
あの旅から、すべてが変わってしまった。一組の男女が迎えた最期の夜明らかにされなければならない、ある男の死の秘密。運命と記憶、愛と葛藤が絡みあう恩田陸の新たな世界。(「BOOK」データベースより)
余りにもあからさまに「恩田陸」のあるパターンの作品、といった印象。もちろん好きだけど。しかし双子の恋愛といえばなんといっても吉野朔実「ジュリエットの卵」だ。耕野裕子「あの頃に逢いたい」もよかったなぁ(あ、でも血のつながってない兄だった)。然しこの設定、少女漫画だなぁ、ほんと。
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「雪のマズルカ」は、結構好きな作品でした。インパクト強いですよね^^。赤城さんのそのシリーズは第一作読みました。なかなか健闘してるなと思いましたが、二作目は読んでないなぁ。
2009/2/7(土) 午前 10:10
beckさん。この手の芦原作品がもっと読みたいです。ヘンテコなバランスがいいんですよね。
赤城作品は一作目は一応読もうかなとおもってるとこです(が大抵忘れちゃうんだなこれが)
2009/2/8(日) 午後 2:26