「峠紀行」流れる雲に誘われ自転車と共に

自転車に乗って風と共に「峠」を訪ねた記録

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「武平峠」


   「武平峠」
 
              標高877m                      三重県菰野町   走行2011.11.13
 
「武平峠」は「鈴鹿スカイライン」の最大標高地点にありまして、滋賀県と三重県の県境を結ぶ
御在所岳への観光道路です。
 
平成20年の9月の豪雨で崩落して、通行止めが続いていた「鈴鹿スカイライン」が、11月より開通したと知り
さっそく出向いて参りました。
 
この道は1969年10月に着工し、1972年に開通。 1993年4月に国道477号線の一部となり、
1997年11月に全区間通行料無料となったそうで、自転車の世界ではヒルクライムコースとして有名
でして休日には多くのローディー達が汗を流しています。
 
一般的には峠にありますトンネルの事を「武平峠」と言ってますが、本来の峠はトンネルではなく
トンネルの上にありますのが本来の峠です。
 
                                        鈴鹿スカイラインの「武平峠」
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                  トンネルの上にあります本来の「武平峠」
イメージ 2
 
 
この峠までは鈴鹿スカイラインのトンネルの手前から自転車を担ぎまして、30分ほどでつきます
 
完全に山岳サイクリングです、たいした距離ではありませんが。
 
 
 
 

「柚之木峠」

 
       「柚之木峠」
 
                                            三重県亀山市加太町   走行2011.10.19

東海道の「関宿」から「加太越奈良道」に入りまして「加太宿」から「柚之木峠」へと
参ります。
 
「加太越奈良道」とは「大和街道」の事でして、大海人皇子が壬申の乱の折に通った事から、
「鈴鹿峠」が開かれる以前の「東海道」とする説もあるそうです。
 
その昔は   「いかやまと道」
江戸の頃は 「加太越奈良道」
明治の頃は 「大和街道」    いろいろと名は変わっているみたいです

この道は25号線「名阪国道」の旧道になりまして、関宿から柘植へと抜ける道ですが
加太の町から左折しますと「柚之木峠」への道となります。
 
 
                         「柚之木峠」 シクロツーリストの「峠百選」にも入ってます
            なにも無い切り通しの峠ですが、この雰囲気は好きですね。
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                           加太宿を望む 
イメージ 2
 
                           峠への入り口 
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峠を下りますと「伊勢別街道」「椋本宿」に出ます。
 
                          有名すぎる「旅館角屋」
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               「ひだりさんぐう道」と書かれた道標 江戸後期のものです
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            「木製標柱」「津市元標へ三里三拾三丁目八問」と記されています
イメージ 7
 
 
 
 
私の家からは、「旧東海道」を走り「亀山宿」「関宿」そして「大和街道」さらに「伊勢別街道」
「椋本宿」などを通りますので、とても素晴しいルートですし静寂に満ちた「峠道」といい
ゆったりと走るにはとても良い道です。
 
 

「日本百名峠」

 
    「日本百名峠」
 
イメージ 2
 
 
「井出孫六」氏の「日本百名峠」の中で

峠き百年前まで、何千年と生きつづけてきた。
峠の死は、鉄道の布設とともに始まり、急速に人間の生活の表から姿を消していった。
鉄道が布設する以前の、つまりみの国の近代の歴史は
峠を除いては考えることができぬように思われる。
 
東北の峠には、一揆と飢餓の歴史が刻まれ
 
関東の峠には、民権の雄叫びが聞こえる
 
甲信越の峠には、工女たちの溜息がもれる
 
関西の峠には、遣隋使の足跡があり
 
日本海側の峠には、塩や魚を背にしたポッカたちの足音も聞こえる
 
中国山地には、タタラと木地師の汗が流れ
 
九州の峠には、唐物洋物の運ばれた南蛮の香りが残っていた
 
峠の一つ一つが個性と表情を持って、それぞれにこの国の精神風土の縦糸となって
織りなされているとでもいったらよいだろうか。

この「日本百名峠」という本を製作するにあたって、全国千余の峠の中から
四百七十余の峠を拾い出して、全国均等に百の峠を選定したそうである。
そこから峠を愛する方々の十余名が、それぞれ地図をポケットに全国に散ったそうです。
 
この本の中で私が訪れた事のある峠は
 
  北海道「美幌峠」 車
 秋田「八幡平」 オートバイ
 福島「大内峠」 オートバイ
 栃木「金精峠」 オートバイ
       「細尾峠」 オートバイ
 群馬「十石峠」 自転車
 岐阜「野麦峠」 自転車
 長野「大門峠」 自転車
     「和田峠」 自転車
     「碓氷峠」 オートバイ
     「杖突峠」 自転車
     「権兵衛峠」自転車
     「馬篭峠」 自転車
 三重「鈴鹿峠」 自転車
     「長野峠」 自転車
 滋賀「花折峠」 自転車
 京都「堀越峠」 自転車
     「京見峠」 自転車    などがあります 

「峠」は「山」「上」「下」という感じを借用合成して発案したそうですが、
とても雰囲気があり、素晴らしい表現力だと感じます。

この本の最後に「三橋秀年」氏が
奈良県、芋峠に辿りついた時。頂上では一つの家族が数体の地蔵を供養しいてる最中だった
持統女帝や後醍醐天皇も越えたと伝えられる芋の地蔵を慰めている姿を見て
私は言い知れぬ感動におそわれた。
 
「西村寿行」の「白粉峠」では、峠を境に貧しい農村と豊かな城下町があり
農村では食べる物も無いので、娘を町に売り食を繋いでいるのだが
娘が町に行く日は顔に白粉を塗り「峠」を越えて行ったという。
 
 
数多くの物語が眠っている「峠」に言い知れない魅力を感じています。
 
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真壁仁「峠」

  
    「峠」
 
    真壁 仁     昭和の農民詩人で山形人 
 
イメージ 1
 
  峠は決定をしいるところだ。
  峠には訣別のためのあかるい憂愁がながれている。
  峠路をのぼりつめたものは
  のしかかってくる天碧に身をさらし
  やがてそれを背にする
  風景はそこで綴じあっているが
  ひとつうしなうことなしに
  別個の風景にはいってゆけない。
  大きな喪失にたえてのみ
  あたらしい世界がひらける。
 
  峠にたつとき
  すぎ来しみちはなつかしく
  ひらけくるみちはたのしい。
  みちはこたえない。
  みちはかぎりなくさそうばかりだ。
  峠のうえの空はあこがれのようにあまい。
  たとえ行手がきまっていても
  ひとはそこで
  ひとつの世界にわかれねばなちなぬ。
  そのおもいをうずめるため
  たびびとはゆっくり小便をしたり
  摘みくさをしたり
  たばこをくゆらしたりして
  見えるかぎりの風景を眼におさめる。
 
 
 
この詩には、峠に立つ人の心模様が、そのまま描かれていると思います
一人峠(人生)に佇むと、いろんな思考が脳裏をよぎります。
 
イメージ 2
 

「虫篭窓から」



        「虫篭窓から」
 
    ふと見上げると「虫籠窓」が
    あの隙間から少年達には何が見えるのだろうか

    辻を曲がり 黒板塀の古い家を通りすぎると
    手摺欄干に 優しい笑顔の女性が肩肘を付いて座っている
    やけに手が白い この世のものとは思えないくらいに怪しさが漂う

    空を見上げると「いわし雲」が流れ 少し涙目になる

    人は恋する生き物である 
    細い指 小さな胸 透き通るような髪
    小さな微笑に心安らぎ 酒を交わす
    何もない時間だけど 全てがこの場所にある気がする
    この小さな空間に

    白壁土蔵の脇を通り過ぎると、再び虫篭窓の家が
    私には あの窓からは何が見えるのだろうか

    道端の地蔵様が「つながってるよ きっと」と語りかけた気がした
 
 
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