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「日本百名峠」
「井出孫六」氏の「日本百名峠」の中で
峠き百年前まで、何千年と生きつづけてきた。 峠の死は、鉄道の布設とともに始まり、急速に人間の生活の表から姿を消していった。 鉄道が布設する以前の、つまりみの国の近代の歴史は 峠を除いては考えることができぬように思われる。 東北の峠には、一揆と飢餓の歴史が刻まれ
関東の峠には、民権の雄叫びが聞こえる
甲信越の峠には、工女たちの溜息がもれる
関西の峠には、遣隋使の足跡があり
日本海側の峠には、塩や魚を背にしたポッカたちの足音も聞こえる
中国山地には、タタラと木地師の汗が流れ
九州の峠には、唐物洋物の運ばれた南蛮の香りが残っていた
峠の一つ一つが個性と表情を持って、それぞれにこの国の精神風土の縦糸となって
織りなされているとでもいったらよいだろうか。 この「日本百名峠」という本を製作するにあたって、全国千余の峠の中から 四百七十余の峠を拾い出して、全国均等に百の峠を選定したそうである。 そこから峠を愛する方々の十余名が、それぞれ地図をポケットに全国に散ったそうです。 この本の中で私が訪れた事のある峠は
北海道「美幌峠」 車
秋田「八幡平」 オートバイ 福島「大内峠」 オートバイ 栃木「金精峠」 オートバイ 「細尾峠」 オートバイ 群馬「十石峠」 自転車 岐阜「野麦峠」 自転車 長野「大門峠」 自転車 「和田峠」 自転車 「碓氷峠」 オートバイ 「杖突峠」 自転車 「権兵衛峠」自転車 「馬篭峠」 自転車 三重「鈴鹿峠」 自転車 「長野峠」 自転車 滋賀「花折峠」 自転車 京都「堀越峠」 自転車 「京見峠」 自転車 などがあります 「峠」は「山」「上」「下」という感じを借用合成して発案したそうですが、 とても雰囲気があり、素晴らしい表現力だと感じます。 この本の最後に「三橋秀年」氏が 奈良県、芋峠に辿りついた時。頂上では一つの家族が数体の地蔵を供養しいてる最中だった
持統女帝や後醍醐天皇も越えたと伝えられる芋の地蔵を慰めている姿を見て 私は言い知れぬ感動におそわれた。 「西村寿行」の「白粉峠」では、峠を境に貧しい農村と豊かな城下町があり
農村では食べる物も無いので、娘を町に売り食を繋いでいるのだが 娘が町に行く日は顔に白粉を塗り「峠」を越えて行ったという。 数多くの物語が眠っている「峠」に言い知れない魅力を感じています。
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