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寝台特急「はやぶさ・富士」引退から早や10年が経つんですね。

_2007夏〜木次・芸備線

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夏の18きっぷシーズンもこの10日で終わってしまいましたが、みなさまこの夏は18きっぷの旅を楽しめたでしょうか?

さて、前回の続きになりますが、昨年(2007)夏の18きっぷ旅行記です。

境線を往復して米子駅に戻って来ると、この先は本日のメインの木次線(きすきせん)へと向かいます。

米子10:21発の133D山陰線下り列車に乗り、松江を過ぎると右手車窓に宍道湖が広がって見えて来ます。
ちょうど宍道湖の西側先端あたりの宍道駅に着くとここからはいよいよ木次線の列車に乗り換えです。

イメージ 1
写真1

宍道11:18発の木次線列車に乗り込みます。(写真1)
スイッチバックがあることでも知られるこの路線、冬場は雪にも埋もれる中国山地の山間をゆっくりと山越えをして行きます。
宍道を出てからちょうど2時間も走ると出雲坂根駅(標高564m)に着きます。

イメージ 2
写真2

この出雲坂根駅の駅構内には乗客や地元の人に「延命水」として親しまれている湧き水があります。(写真2)
この水は古くから狸も飲みに来るそうで近くに延命神社もあって、長寿・延命を願う人々がこの延命水を汲んでいます。せっかくなので私もちょこっと一口飲んで列車に戻りました(^o^)

イメージ 3
写真3

木次線の名物列車「奧出雲おろち」号がたまたま出雲坂根駅に停車中でした。(写真3))
この列車、ガラスのない広くて大きな窓のある開放感あふれるトロッコ列車で、自然の風を全身に受けながらのんびりと山間を走り抜ける、とても開放感のある列車です。
時間がうまく合えば木次線巡りは是非この列車に乗ってみたいですね。

さて、列車は出雲坂根を出発し、ここからは鉄道ファンにはお馴染みの「三段式スイッチバック」を体験します。

ここでスイッチバックって何?と思われた方のために、簡単に説明しますと、
普通、山越えをするためには急勾配を上り下りしなくてはなりませんが、これを一気に急坂を上り下りするのではなく、途中進行方向を何度か変えて行ったり来たりしながら徐々に急勾配を上り下りして行く方式の事をスイッチバックといいます。

イメージ 4
写真4

この木次線の場合、今回私が乗った上り列車の宍道方面から行くと、出雲坂根駅の進行方向は行き止まりになっており、まずここで進行方向を変え、バックして発車します。
さらに途中でまた進行方向を変え元の進行方向に戻り、再び列車は何事もなかったかのようにして次の三井野原駅を目指します。
この両駅間の高低差は163mにもなります。
(写真4の先が行き止まり、写真5のようになっており、ここで再び進行方向を変えて今度は写真4の右側に見える線路を登って行きます。これがスイッチバックです)

ちなにみ東京タワーの高さが333mですからちょうどその半分くらいの高さを登った事になりますね。

イメージ 5

写真5

ではここで下に表示されている地図をご覧下さいませ!^^


ちゃんと地図が表示されていますでしょうか?
それではさらに地図の左上に出ているプラスボタン「+」をクリックしてみて縮尺を拡大してみて下さい♪

スイッチバックの線路の配置と、奥出雲おろちループの形もハッキリとわかりますねヽ(^o^)丿

イメージ 6
写真6

スイッチバック体験の後は、木次線でも一番の絶景ポイントが待っています。
国道314号線に架かる日本でも珍しいループ橋「奥出雲おろちループ」の第3坂根トンネルを越えると、三井野大橋(長さ303メートル、高低差105メートル)という大きな赤い鉄橋が見えてきます。

列車は途中出雲横田で2両のうち、1両が切り離され1両だけのワンマンカーとして走っているこの列車ですが、車内も座席はほぼ満席でした。
途中で乗り込んできた観光旅行中の団体さん達もこの景色を見て「うお〜〜!」と一斉に歓声が上がりました!ヽ(^o^)丿

みんなが立ち上がって窓の外の赤い橋に視線は集中します。
この赤い橋こそ、おろちループ橋の絶景で有名なポイントです♪(写真6)
この時、この列車はとても一体感にあふれていましたね。

そして列車は第4坂根トンネルを抜けると、三井野原駅(みいのはらえき)に到着します。
この駅はJR西日本で最も標高の高い駅(727m)となります。

イメージ 7
写真7

楽しかった木次線の旅もスイッチバックや車窓からの景色をたっぷりと堪能して、列車はいよいよ13:55木次線の終点備後落合に到着しました。
全長81.9km、走行時間約2時間半の木次線の旅を満喫できました。

さらにここ備後落合からは乗り換えの芸備線三次行きの列車と、新見行きの列車がそれぞれ待機していました。
(写真7)

イメージ 8
写真8 備後落合(13:59発)から新見(15:21着)まで乗車したキハ120型ワンマン列車

旅はまだまだ続きます。
備後落合(びんごおちあい)からは、線路は芸備線(げいびせん)に入り、途中備中神代(びっちゅうこうじろ)からは伯備線に合流し、岡山県の新見をめざします。

なお、本記事でもご紹介しましたトロッコ列車「奧出雲おろち号」はこれから秋の行楽シーズンにも運行されますので、木次線に興味を持たれた方は一度是非ご乗車になってみてはいかがでしょうか。
きっと紅葉もまた綺麗でしょうね。

木次線

島根県松江市の宍道駅から広島県庄原市の備後落合駅に至る営業キロ81.9kmのJR西日本の地方交通線である。
全線通しの列車は一日上下2本ずつで、これらを合わせて出雲横田 - 備後落合間は全部でわずか1日3往復しかない。
JR西日本で最も標高の高いところを走る路線で、最高所の駅は三井野原駅(みいのはらえき)である。
愛称は「高天原」(たかまがはら)。JR西日本で最も標高の高い駅(727m)である。

旅行日:2007年8月27日



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