パリ発 ピアノ修復通信

フランス・パリのピアノ工房で、古いピアノを修復する仕事をしています。ピアノが出来上がっていく様子やパリでの生活をお伝えします。

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1882年製ERARD、2m48、モデル2、
完成しました!
今日完成して明日納品です。ギリギリでした。
ちょっと焦りました。
音を録音する暇もなく残念でしたが、明日持ち主の元へ帰ります。
 
音色は、エラールらしい乾いた感じのまっすぐ透き通ったもので、興味深かったです。
大きなピアノだけあって、低音の迫力もあります。
タッチは、弾きやすい軽いものにはなりましたが、色々な部品の不揃いや劣化のため、均一にするのは無理でした。
 
外装や色々な部品を観察した結果、このピアノはたぶん火事に遭ったことがあるのだろう、
と私たちは推察しました。
外装の化粧板は間違いなくオリジナルではなく、誰かが全部を貼り替えたものでした。
あちこちにススのようなものの跡も見られました。
あくまで推測ですが、火事に遭った家にあったピアノが燃えずに残り、大がかりな修復をされて生き延び、
さらに何十年も経った今、再度修復をされて、また新たな人生の出発、といったところです。
つまり第3の人生かな。
元気で新しい音楽人生を歩んで下さい!


ピアノ工房のホームページ:http://www.pianos.fr/jap/home.html
ピアノ工房シルヴィーのブログ:http://blogpiano.wordpress.com/

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このピアノに歴史ありですね。
新しい音楽人生を歩んで、また誰かの手によって次の時代に受け継がれるヨーロッパのピアノたちはシアワセですね。

2010/12/15(水) 午前 11:56 [ ayu*ic*a*_di*r ]

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そうあって欲しいです。ピアノも人間もね。明子

2010/12/16(木) 午前 9:29 [ Akiko ]


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