Ichi Watanabe LIFELOG

再度引越しでこのブログに戻ってきた。

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ドラえもんの恐怖

学校の帰り、日本の雑貨屋さんで、ドラえもんがTVで流れていた。

声優陣が総入れ替えになった記事を思い出し、必死に声を聞こうとしたが、
どうがんばっても、のぶ代の声にしか聞こえない。
どういう事なんだろうとエンディングのロールを見ると、なぜかキャストはかわってなかった。
今年からなのかなー、と思いながらも、
オイラが子供の時に観た「ドラえもん」と、現代の「ドラェもん」の違いに騒然とする。

まず、衣装がファンキーになった。王道普遍の伸び太連日ピュアな黄色シャツは、
日が変わると共に、胸の上に「N」がのったり、肩のあたりに白い模様が追加されていた。

その時に見たエピソードで、たまたまレアキャラの出来過ぎ君が登場したのだが、なんとこの勉強マニアの美形野郎、ピンクと白のストライプ柄といった、なかなかファンキーで垢抜けた格好をしているのだ。
しかも、劇中、道端で楽しそうに、永遠のクラス一番のかわいい子、みんなのアイドルしずかちゃんを堂々とナンパしているではないか!

ほーぅなるほど、とうとう出来過ぎも野郎として目覚めたのか。

そんなファンキーな出来過ぎが、クラスのアイドルをゲットするのに考案した手段、それは交換日記だった。
出来過ぎから戻ってくるジャポニカ帳を、嬉しそうに読みあさるアイドル。
が、この道端の光景を、軽いニートで嫉妬深い、自分勝手の極地野郎、伸び太が影からこっそりと監視していたのだ!

激怒する伸び太!
ドラぇもんの怪しい道具を使って、隔離操作で、その交換日記にメチャクチャな落書きをぶちかましてやった!えへぇぇ!

それを知らずに静香ちゃんにノートを返す出来過ぎ。

「ひどい!出来過ぎさんなんて、もう知らない!」

そんなぁ、ちょっとまってよぉ、と、あまりにもレアな、出来過ぎコンフューズを見る。
が、出来過ぎはさすが秀才。アイドルしずかをなんとかなだめ、自分が無実なことを理論的に説明し、
今年着た年賀状と落書きの筆跡を比較することで、真犯人を確定すると、小学生にしては賢明な手段で捜査を実行しようとする。

運悪く、このやりとりも道端で起きており、やはり例のニートが目撃してしまったのだ。
犯罪の発覚を恐れた伸び太が真っ青になって、発狂しながら助けを求めて町を走る!

今の小学校だったら、本気で殺人事件が起こりかねぬ恐ろしい光景を生々しくリポートするアニメーション「銅鑼ェ門」。

犯罪者予備軍伸び太が家に帰ると、なんとドラえもんが事故的に機械をクリーニングしており、それによって落書きも消えていた。伸び太に生まれかけた殺意が分散し、エピソードはハッピーエンドを迎える。
どう考えても犯罪行為の伸び太の凶行は、偶然という名の逃げ道で、正義の鉄槌を受けることなく、表面化しなかったからOKというメッセージを残し、幕が降りた。

こんな感じだった。

そしてエンディングの唄のシーンでは、なんと
ギラギラ光る夜のネオン街を、ドラえもんとその取り巻き達が、ずかずかと足踏みして遊び回るショットが使われている。

オイラは思う。あぁこれは今の小学生の映し身なのだな、と。
塾に行くと言い残し、親の金で買ったブランドの服を身にまとって夜な夜な遊び回り、
些細な事で殺意を抱いたら最後、使い方も知らない機械(ナイフなど)を怒りにまかせて振り回す。

子供の頃、日本昔話や、古き良きどらえもんは、話の裏に、何か心を洗うようなメッセージがあったもんだ。
作り手にその心がないのか、見る方がそれをもう求めていないのか。
こんな所に、少年犯罪大国、日本の影を見た。

オイラはいいきれる。
義務教育で教わるモラルよりも、ドラえもんで身に染み付いたモラルの方が深く残ってると。

これからアニメを作る人よ、考えてほしい。

その映画が、誰かの15年先の心を左右できることを。

オイラがアニメーターだったら、それこそがモチベーションになるな、確実に。

閉じる コメント(2)

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ゆぅクンおもしろっ!!私もドラえもん見たい見たい!!ってか声聞きたかったり聞きたくなかったりするよ・・・。 ホントおっしゃる通りで、アニメ、マンガから学んだ事ほど心に残ってるもんだよねぇー。日本昔話の放送再開はアッパレだね。(←やってるんだよね?今?)

2006/1/18(水) 午前 6:25 [ miho ]

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おうつかれ。オイラの心の中のドラえもんは、どうやら来年あたりに起こるであろう、声優陣の総入れ替えとともに、過去の思いでに埋もれてゆく運命にあるみたいだよ。まるでそれは、幼い頃、母と弟と一緒に、まだ開発途中で更地そのものであった新百合ケ丘駅周辺を駅まで歩いた、風がふくと、心地の良いススキのさわさわした音と、青草の匂いが、今現在、大きなデバートにつぶされて、乾いたアスファルトの隙間を、縫うように吹き抜ける風が、もう優しく頬を撫でずに、切るような冷たさを残すだけのものになってしまったかのように。 かーわるーかーわるーよ時代ーはかわるー♫

2006/1/30(月) 午後 1:00 [ Ichi Watanabe ]


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