見果てぬ夢を追いかけて

いつまでもアホといわれる人間でいたい・・・

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 今日が今日であること。何度も巡る日々。自己の確立。不思議。
 ああ、何で私はここにいるのだろう。
 何でみんなは私を助けてくれるのだろう。


・・・・・・・・・・・・ただの、妄想


 枯れ果てた泉のその底には、知らぬ間に沈殿していた泥や塵が堆積していた。かき出そうにも、ひどく固着しており、並大抵のことではなさそうだった。
 突き立てるスコップはあまりに小さく弱々しいもので、硬化した黒い地面には全く歯がたたない。虚しく何度も挑戦してみるが、ただスコップは歪むだけだった。まもなく、投げ出した。
 水が湧くまで、待つしかない。再び水が湧いて、この固まり果てた汚泥を軟化させ、ひいては勢いで押し出してしまわない限り、泉の再生はありえない。
 ただ、待つしかなかった。
 膝を抱えてほとりに座るその肩に、多くの手が差し伸べられようとしていた。少し振り払ってみて、ふと我に返る。後ろを振り向く勇気はなかった。振り向いたら、自分で封印しようとしているものに気が付いてしまいそうだったから。
 きっと、汚泥を除けたら、そこにはたくさんの財宝が眠っている、そうに違いなかった。それなのに、分かっているのに一人で泥を除けるには、あまりに非力だった。
 
 風に飛ばされてきた何かの種子が、その泥の上で芽吹いた。

 どうする?
 正体の知れないその芽を見ながら、それを摘むべきか保護するべきか、ただ迷うことだけしか、できなかった。

・・・・・・・・・・・ただの、妄想



妄想
亡くした女を想うこと
エイエンニアエナイヒトヲオモフコト
エイエンニ
アエナイ
ヒトヲ
オモフ
コト

初春の晩

 橋の上を走っていると、風に乗って川の泥臭い香りがしてきた。確かな春の、足音。

 今日は、夜にエリーゼの仲間の飲み会があり、久しぶりに参加してきた。もう車を降りてしまった人も、まだ楽しく乗っている人も入り混じって、懐かしいメンバーのそろった飲み会だった。
 車に乗らなくなってしまってからもう3年近く、車を売ってから1年経つが、こんな集まりに未だに呼んでもらえ、楽しく過ごせることはなんてありがたいことなのだろう。

 エリーゼという車の最大の魅力は、車そのものだけでなく、このようなつながりが、車を手放して後も存在することなのだろう。

 ありがとう、仲間達へ。

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