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それが確かに息絶えていることを確認したあと、私は自室の畳に弟を座らせ、一緒に珈琲を飲んだ。弟は嘗カツて無いほど蒼白で、マグカップを両手で握り、その大きな目を瞬きもさせず、助けを求めるように姉を見詰める様は痛々しく、私を満足させた。 「おいしいね」 弟は何も答えない。 この子は、姉の帰ってくるまでの約三時間、何を思って待っていたのだろう、書斎に死体の転がる、あの狭い一軒家で。 私が高二、弟が中一だったあの秋、或る日学校から帰宅したら部屋で父が死んでいた。
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