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萌ゆる恋の第5回目は、宮城県生まれの女流歌人『原 阿佐緒』の短歌を
タイトルにしました。
【 原 阿佐緒 】
君とゐて わが生ままくの 子を欲しと
思ふ日のあり 悲しき極みに
【 解説 】
東北大学教授・石原博士辞職す、病気職に堪えずの裏に女流歌人・原 阿佐緒
との道ならぬ恋ーーーー大正10年7月30日、大きく全国紙に報じられた恋愛事件
は一大ニュースとなる。
日本で唯一の相対性理論の権威である博士は、41歳。
妖艶なる美貌のスター阿佐緒は34歳。
二人にはそれぞれ子女がいたが、二人は千葉県保田の海辺に愛日荘なる愛の巣を
かまへ、世間をへだてた。
大正12年9月関東一円を大震災が襲うが、大震災の惨状もどこに、愛日荘
の愛の日々は静かに続いた。
この蜜のような愛は永遠に続くかに見えたが、阿佐緒は、女である前に二人の
男児の母であった。
昭和3年秋、「今こそ私は二人のわが子と、老いた母の許へと・・・・・・・」
忽然と愛日荘を飛び出し、阿佐緒は北へ向かう車中にいた。
(エッセイ 執筆 正津 勉)
おしまい
画像は友達の雅さんからお借りしました。
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中島みゆきの伝言板
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女はやはりどこまでいっても母なのですね・・
ぽち
2013/9/18(水) 午後 8:19 [ デバイス ]
デバイスさん
こんばんは。
教授も地位と名声をすて、阿佐緒も同じように教授との愛を貫くため世間から遠ざかるのですが、やはり心のどこかにわが子への切々たるいつくしむ情が残されていたのですね。
ぽちぃ感謝します。
2013/9/18(水) 午後 10:18 [ 翠はるかに ]