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   昨年10月にマイカーで山陽路を旅したのですが、最初に寄った兵庫県姫路市
 
には、東京の《番町皿屋敷》と同じような《播州皿屋敷》があることを知りました。
 
  怪談の夏からはだいぶたっていますが、気温が30度近い初秋のこの時期
 
御用とお急ぎでない方は読んでいってね。
 
  足跡だけでもいいよ。
 
  それでははじまり、はじまり〜。
 
    『 播州皿屋敷 お菊神社 』
 
  播州(兵庫県)姫路城は、別名白鷺城ともよばれ、城主が小寺則職のとき
 
悪執権の青山鉄山は、城主を亡き者にして、自分がこの城を乗っ取ろうと
 
ひそかに計略していた。
 
  小寺の忠臣、衣笠元信は女中のお菊を鉄山の屋敷に住み込ませて、陰謀の
 
うわさが真のものか内偵させた。
 
 時は3月28日、花見の宴で毒殺する情報をお菊は元信へ知らせた。
 
  宴の日は、鉄山から酌がれた盃を則職が手にしたとき、危機一髪で元信が
 
止めに入り、忠臣、逆臣の戦場になった。
 
  則職は難を逃れ、播磨灘へ避難したが、激昂した悪執権の鉄山は、
 
謀反を知らせたのは女中のお菊に違いないと、腹心の町坪に殺害を命じた。
 
  小寺家の家宝の皿をお菊の前にだし、「1枚足りないが、どうしたのじゃ。」
 
と強く詮議した。
 
  お菊に普段思いを寄せていた町坪は、わがものにせんと、お菊に抱き付いて
 
きた。お菊は町坪の腕から逃れ屋敷の外へ駆け出したが、やがて近くの井戸
 
からは夜になると、お菊の恨めしそうな声が「一枚〜二枚〜・・・」と。
 
のちに城へ戻れた則職は、元信からお菊の話を聞き、忠誠をたたえ十二所
 
神社に「お菊神社」を祀って霊を慰めたとさ。
 
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