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我が家では今、3匹の猫を飼っている。そのうち、年上のグッチとマーちゃんの事はすでに語って来たの
で、今回は3匹目のプッチについて書いてみる。
プッチは雌猫である。この春、3歳になった。
この猫も、マー元帥が散歩の途中で拾ってきたものだ。細い農道の陰にフラフラになってよろめいている
のを見つけて思わず手を差し出したと言う。
マー元帥がこの猫を拾って来た時、私は「またか」と思った。2匹飼うのも大変なのに、それ以上はやめ
てほしいと思ったが、彼の手の中にいる衰えたちび猫の姿を見ると捨てるわけにはいかないと思った。
それで、例のごとく、お風呂のお湯を汲んでちび猫の体中を洗った。
驚いたことに、片手に乗るようなちび猫の体中はノミだらけだった。そのノミを1匹づつつまんで潰して
からもう1度体中を石鹸で洗って拭いてやった。
食べ物は赤ん坊なので、しばらく牛乳を薄めて飲ませてやった。
が、その期間は思ったより短くて、自然に他の猫達の餌を食べるようになった。
その頃には、ふにゃふにゃだった体も少ししっかりしてきて、独りでその辺を歩けるようになった。
名前は小さいのではじめはプチとつけたが、いつの間にかプッチになった。
これといって、特徴のない平凡な猫だったが、あるとき平凡どころでない特徴があることがわかった。
しばらくの後、プッチは、他人嫌いであることが分かったのだ。
家族以外のよその人がドアを開けると、一目散に2階へ駆けあがってしまう。
よその方が、部屋の中に入ってこようものなら、3階の物置に登ったきり下には降りてこない。
郵便配達の人が、郵便受けに手紙を入れに来るだけでも逃げてしまう。
車が我が家の前に止まると、それっとばかりに2階へ走り登ってしまう。
従って、我が家にたまに遊びに来る孫たちは、プッチの姿を見たことがない。
「このままいったら、どういうことになるんだろう・・・」と考え込んでしまうがどうしようもない。
そういう訳で、プッチはあまり外に出ない。
私が庭の草刈りなどで外に出ると、後から一緒についてくる。私が外にいる間中は外で過ごしているが
私が家の中に入ると一緒に家に入ってしまう。
家の中で、何にもしないでうつらうつらしているプッチを見ると、これから先の事を考えて心配になって
くる。
猫でも、一度ついてしまった生活の感覚はそんなに簡単に治りはしないだろう。
他の2匹の猫にはない心配が、この猫にはあると言う訳だ。
猫の性格を私には変えることなどできない。
マイナスな性格を抱えて、マイペースで生きていくプッチが元気で生きて行ってくれることを祈るより
他ない。
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