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今年のお正月は、これと言ってお正月らしいことは何もしなかった。 |
歩行
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ここのところ、3日ばかり、お腹の調子が悪い。出るべきものが出てくれないのだ。 |
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去年の4月は休みの日に、孫のあなんとラドンを連れて「みなれ川」沿いの千本桜堤を歩いた。
去年の櫻は、ほんの少し満開時を過ぎていて、風が吹くと、「みなれ川」両岸の櫻の花びらが一斉に川を越えて
対岸に飛んでいく様子を眺めることが出来た。
今年は、どうか、と思って、孫達を誘ってみたが、二人とも家の都合で他所に出かけることになっており、一緒に
行けないと言う。
と、いうわけで、今年は私独りで出かけてみることにした。毎回、マー元帥に千本櫻堤の橋の袂まで送っても貰う
のも悪いと思い、今年はバスで桜堤の一番下手の所までバスで行くことにした。そして、そこから、逆に櫻堤の
橋の袂まで、川を遡って歩いていってみようと思ったのだった。
千本櫻堤は我が家から、北西の方向にある。が、私の出発点にしようと思っている「星崎」というバス停は我が
家から東北に当たる位置にある。
つまり、「みなれ川」は千本櫻堤にかかる北西の小川橋から、星崎の方面の東北向かって流れていることにな
る。その間の距離は正確な所は分かっていない。が、そんなに遠くはないと、私は踏んでいた。
私は、従って「みなれ川」のうーんと川下の「星崎」から、この小川橋まで、両岸の櫻並木を眺めながら歩いてみ
ようと言うことにしたのだった。バスは、午後1時40分に出発点「星崎」に着いた。
私の計算では、普通に歩けば、おおよそ1時間半もあれば歩き遂せるだろう、と思っていた。途中、風景のよいと
ころで一休みしても、2時間もあれば充分たどり着けるであろう、と踏んでいた。
従って、背中のリュックには、ビニールシート、ミニチェアー、缶コーヒーなどを詰めて、意気揚々と出かけたのだっ
た。
しかし、これはとんでもない誤算だった。「星崎」を出発しても、当然見られるはずだと思っていた桜堤はどこにも
見えないのだ。歩けども歩けども、雑草の生えた「みなれ川」沿いの草道ばかりだ。
私は辺りの風景を見ながら歩きたかったので、川の堤防の上を歩いた。
が、どこまで行っても、あの櫻の堤は見えてこない。誰か人が居たら、この道を行けば、果たして小川橋につける
のかどうか尋ねてみようと思ったが、その人影も見当たらないないのだ。
が、私の勘では、この川沿いに行けば、間違いはない、と見ていた。だから、とにかく、さっさと歩を進めた。
道の両側には櫻は咲いていなかったが、古い竹薮や、広い田畑が広がっていた。どこかで鶯がしきりに鳴いて
いた。気分は最高に良かった。
何気なく、今来た道を振り返ると、はるか遠くにJR新幹線が走っているのが見えた。
長野行きか、新潟行きか、どこまでいくのだろう。
去年あれに乗って長野まで行ったんだ、今度は新潟まで行ってやるぞ。
などと、思っているうちはまだ良かった。小1時間ほど歩いたら、やっと、川で釣りをしている人を見つけた。
川端に降りていって聞いてみた。
「あの櫻堤の小川橋に行くには、この道を行けばいいんでしょうか」
相手の中年の男性はちょっと驚いた様子だった。私の頭から足の先まで見て、
「歩いて行くんですか」と、言う。
「まだ6キロくらいありますよ。櫻堤なんか、途中にはありませんよ。小川橋に近くなってからでないと、櫻の木な
んか植わってないですから」
6キロ?・・・というと、1里半だ。(私は、キロメートルよりこの方が距離感が分かりやすい)
ええーっ!そんなにあるの・・・知らなかった・・・今の私の歩行では、1里半を1時間半では歩けない。
これでは途中で、シートを敷いて寝転がって休んだりしている暇などない。少なくとも家に4時半頃までに付か
ないと、夕食を作るのに遅れてしまう。
私はデジカメをポケットにしまった。
そして、もうあちこち眺めるのを止めて、まっすぐに早足に歩き始めた。
早足? これが私の早足か! なんというモタモタ歩きなんだ。足を曲げるたびに膝が痛む。普通にしている時
は分からないけど、急いで歩こうとすると、交通事故でやられた両膝が痛む。が、そんなことは言っていられな
い。私はもう無我夢中で歩いた。が、歩けども、歩けども、桜並木の堤防は一向に見えてこなかった。
「あなんとラドンを連れてこなくて良かった」と、歩きながら、ふと思った。
歩く姿勢が前かがみになっていた。「これはいかん」と思って、ふと視線を上げると、はるか遠くの方に、淡く桜の
花が咲いているのが見えた。
「ああー!やっと櫻堤の端っこまでたどり着いたんだ・・・」
時計を見ると、すでに4時を過ぎていた。
その櫻並木の始まったあたりから、さらに40分ほど歩いただろうか。
私はやっと去年の出発点だった小川橋の袂にたどり着いた。
もう、バスも電車もないところだった。タクシーなんか1日中待っても通らない所だ。
しょうがない、ケータイでマー元帥に電話して迎えに来てもらった。
待っている間に、小川橋の上から、今歩いてきた道の方の桜堤を1枚パチリ!これが精一杯だった。
迎えに来てくれたマー元帥が言った。
「ああ、俺、よくここが分かったな、以前来た所だと言われても、ぜんぜん覚えていなかったよ、こんな所」
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息子の家の前の道を西の方へ100ぐらい行くと、そこから山に入る。 |
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ホッカイロを買いに、徒歩で20分ぐらいのところにある薬局まで出かけることにした。 普段なら自転車で行くが、今日は朝から風が強い。かなりの強風が吹いている。 寒さ対策をバッチリして、歩いて行くことにした。 いつものようにポケットにデジカメを入れて出かけた。 畑の隅に種がこぼれて、自然に生えた青菜が大きくなって、真冬の畑に菜の花をいっぱい咲かせている。 しばらく歩いて行くと、道端に帽子が落ちている。近づいて見ると、帽子は道脇の道標にきちんとかぶせ てあった。落とした人が見つけやすいようにこうしたのかな。 薬局に着いて、いざ、ホッカイロを買おうと思って、いつも財布を入れている左のポケットに手を突っ込 んだが、財布がない。確かに、一番小さい皮の財布を用意して出かける前にポケットに入れるつもりだっ たのに、デジカメを右のポケットに入れてしまい、財布をもう片方のポケットに入れるのを忘れてしま ったのだった。 しょうがない。このまま今来た道を戻るのもつまらないから、そうだ、いつもの如く今まで通ったことの ない農道を通って帰ることにしようと思った。 その帰り道で見たものをアップしてみよう。 この注連縄は、途中にあった小さな「諏訪神社」という神社の鳥居にかかっていたものだ。 この神社の裏側には、町内のゴミ集荷場があった。そのゴミ集荷場の後ろ側に、この小さな仏像が置かれ てあった。 これはある家の前に置かれてあった石のフクロウ。 また帰り道の広い道路に出ると、風が強くなってきた。 が、私はもう寒く感じなかった。 ここまで20分以上歩いてきたら、何となく首の周りが汗ばんできたほどだ。 家の近くまで戻って、そこから又少し遠回りをしたら、道端に何本もの木の切り株が置かれていた。 私はその切り株の一つに坐って一休み。冬野の風に頬を吹かれるのが心地よかった。 どこからかよい匂いが漂ってくるなぁ、と思って振り向いてみたら、後ろの茂みの中にある農機具用の 物置の傍に蝋梅の花が咲いていた。 もう、蝋梅が咲く季節になったんだろうか。早い・・・ 最後に、車の往来の激しい国道を渡って、家の近くまできたら、隣の家の塀の傍に何かがひっくり返って いる。 見ると、小さなカエルだった。もう死んでから何日も経ているのだろう、カラカラに干からびている。 「カエル君、なんでこんな寒い季節に、ノコノコ地表に出てきたの?」 干からびたカエルをつまんで、家の庭の隅に埋めてやった。 ホッカイロは明日、マー元帥に頼んで、車に乗せてもらって買ってこよう。
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