人生五十年の方が良かった?
昔は人生五十年だったのが、今や八十年いや九十年となってきましたね。しかし、世界一長寿なことは本当に良いことなのでしょうか。人生が五十年なら、自分の子供が成人式を迎える、結婚する、孫が産まれるぐらいの頃にあの世に逝く計算となりますね。ですから、五十歳以降の七十や八十までのことなど考えなくてもよくなり、子育てのために我武者羅に働いて全力を傾けれるのです。
人生八十年となれば、その五十以後の三十年間をどうして生きて暮らそうかが大きな悩みの種となることでしょう。半世紀も人間をして来ますと、自分の実力も見えて参りますし、第一心も体もそろそろガタも出だす頃なのです。付けれるところには油も差しながらでは、前のようにはピシッと動けませんので、もう一頑張りという気も起こりにくいでしょう。
中高年では就職状況はかなり厳しいですし、心身の病気とも戦いながらの日々です。雀の涙の年金でさえどうなるのか不安だらけで、非常に生きにくい現状でしょう。おにぎり一つでも食べれて、着るものがあって、雨風のしのげる住まいがあるのなら充分に幸せなのでしょうが、いい時の自分とついつい比べてしまい惨めな思いをするのでしょう。大きなことは求めぬようにして、自分にあった小さな楽しみを見つけながら、些細なことに感謝感謝の三十年間にしてゆくことが大事だと思います。
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