むく の おもちゃ箱

蒼い風がこころの扉をたたいても なお・・・

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あいづものつくりコンテスト

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            うちの出品作 2016

この週末あいづものつくりコンテストが開催されています。
    展示:平成28年10月21日(金)〜23日(日)
    場所:會津稽古堂(あいづ伝統工芸フェア 会場内)
    内容:作り手による会津地域の伝統的工芸品(会津塗・会津本郷焼)に対する投票と意見聴取
     (投票は23日正午まで)
いままでは、1見学者だったむくですが、今年は出品者たることを求められたのでした。
というのも、会津地域雇用創造推進協議会主催の4月23日開講の8回連続セミナー
【会津の伝統工芸品×売るチカラ「会津ものづくり塾」】 を受講したからなのですが。
東京での見本市見学、東京ミッドタウン見学、地元生産工場の見学など、全てに指導と説明をしてくださる方がついて、貴重な体験をさせていただき、とても有意義なセミナーだったのです。

しかし、しかしです。漆器屋のはしくれとはいえ、うちが普段つくっている品とはそもそもがだいぶ異なるため、
コンテストの趣旨に沿った作品を作るとなると二転三転、
当初予定の 【 薔薇大好きなあなたに贈る ○○ 】 という企画は早々に頓挫してしまったのでした (ー_ー)!! 
  ならば
高さ自在下げ飾り台:柱部分は、溝のある上部専用10僉Γ隠記僉Γ横悪僉Γ横記僉Γ械悪僉          ,板垢気琉磴Γ桔椶離僉璽弔任任ていて、その組み合わせ方で
          高さを、10僉Γ横記僂らは5僂ざみで1mまで、好みの高さに設置可
↑ の下台に伝統的手法で加飾するのはどうだろう・・・究極のその場しのぎともいう? (笑)
そうは決めたものの、問題は次々出てきて・・・搬入期限は20日午後6時!!
展示を済ませて出てきた時には、6時5分に なっていたのでした ふうぅ・・・。
 (蛇足ですけど、むくが出てきた時、まだ搬入のすんでない箇所が他にも・・・ありゃぁ(笑) 

とにかく、かくも短時日のうちに仕上げるという無理難題を引き受けてくださった、
塗り師さん、蒔絵師さん、沈金師さんのご尽力の賜物と感謝申し上げます。
また、仙台市在住の縮緬作家の先生が、時の流れを超えて受け継がれてきたちりめん古裂で作った 時間と手間のかかった労作で、作品に豪奢な花をそえてくださったことにも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

では、出品作 2016 の詳細をごらんください

高さ自在下げ飾り台 會津絵バージョン

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會津絵は、会津伝統の文様です。
そのひとつひとつに意味のある、松竹梅、鶴亀などの吉祥文様や糸車、矢羽などが図案化されて、
朱・緑・黄・茶色 などの色漆で、色鮮やかに華やかに描かれます。
ひときわ目を引くのは、金箔や繊細な筆致で描かれた金彩の線で幾何学模様が描かれていることでしょうか。
(っていうか、写真の腕が未熟なため、縁をぐるっと飾る金彩の線が見えてない・・・)
武家文化華やかなりし頃に誕生し、育まれてきた會津絵には、武運長久や必勝祈願への祈りが込められているといわれています。

今回は、愛らしい菊の文様をお願いしたのですが、その中にも、矢羽が描かれているのにお気づきでしょうか? 戊辰戦争があったことを語り継いでいるから・・・と蒔絵師さんはおっしゃっています。

高さ自在下げ飾り台 沈金バージョン

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同じく、伝統技法の【沈金】
ノミ(刀)で塗面に輪郭線などの線を彫ったり、細かな点を彫ったりして絵柄を描きます。
次に、彫ったあとに出来た凹部に漆をすり込み、そこへ金・銀の箔や粉、時には色の粉を刷入れます。
漆が接着剤がわりになるので、表面をふきとると彫った部分に刷入れた金だけが残り、絵柄が金色に浮かんできます。その様子がまるで「金が沈んでいるように見える」という意味で「沈金」と呼ばれるのだそうです。

とにかく塗面を彫るのですから、塗膜が厚く堅牢であることが求められます。
そもそも、下台の塗りは、ウレタン塗装。ウレタンの上に漆は乗る!! 大丈夫。 
でも、それは理論上のことでやはり、美しい花塗りに仕上げるためには、それ相応の下地処理が必要で、大事なことだったのでした

『塗りのアラを隠すのも沈金の腕のうち・・・』と言ってくれた、今回の沈金師さんは、
後継者養成を出た、まだアラサーのうら若き女性 です。漆器業界にとってはとてもとても貴重な存在です。
誰かお嫁にして会津に引き留める人はいないのかって思うんだけど。←またまた脱線 (^^ゞ 

むくは今まで、沈金と言えば、松竹梅 と思っていたのです。 
いかがですか? このお花の可愛らしさは驚きでしょう?

飾り格子

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これは、おまけです。
9ミリ厚の集積材(MDF)2枚をレーザーで格子状にくり抜き、ウレタン塗装で、漆つや に仕上げています。 
また、3ミリ厚のMDFでできた、半径15.5僂留澆1/3の扇形の載せ台 も付属。
ね、どこをとっても 伝統工芸の部分は無い (^^ゞ
でもこれ、苦心の自信作なんですよねぇぇ。
障子戸なんて、どこにでもあるものなのに、桟を組んで作るのは難しい。
まして、それを塗るとなると、ひとつひとつがこの小ささ、研ぐのも容易ではないんです。
頭をよぎる、絨毯の細部は、幼子に織らせた・・・というエピソード (笑)

ご覧のように下げ飾りは、その部品も多く、完成までには大変な手間と時間をかけて作られます
だから、部品のひとつが完成したら、ちょっと飾って、見て楽しんで次の活力にする。
これは、そのための台なんです。
もちろん、四季の折々の風情を演出するものを、掛け替えて飾って楽しむことができるし、
なにより、卓上サイズなので、玄関先や床の間の隅っこなどのちょっとしたスペースをグレードアップしてくれることでしょう。


いよいよ、展示も今日だけになりました。投票は正午までらしい。
今日の午前中に台を作ってくださった木地屋さんが別件の納品に来られる予定なので、
一緒に見に行く予定でいます。午後4時半からは、ものづくり塾の 講評もあるというし。

来年も出品するようであれば、もっと 【 泥縄でなく 】 行きたいものです・・・ (^_-)-☆

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