むく の おもちゃ箱

蒼い風がこころの扉をたたいても なお・・・

なにしおはば・・・

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あいづものつくりコンテスト

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            うちの出品作 2016

この週末あいづものつくりコンテストが開催されています。
    展示:平成28年10月21日(金)〜23日(日)
    場所:會津稽古堂(あいづ伝統工芸フェア 会場内)
    内容:作り手による会津地域の伝統的工芸品(会津塗・会津本郷焼)に対する投票と意見聴取
     (投票は23日正午まで)
いままでは、1見学者だったむくですが、今年は出品者たることを求められたのでした。
というのも、会津地域雇用創造推進協議会主催の4月23日開講の8回連続セミナー
【会津の伝統工芸品×売るチカラ「会津ものづくり塾」】 を受講したからなのですが。
東京での見本市見学、東京ミッドタウン見学、地元生産工場の見学など、全てに指導と説明をしてくださる方がついて、貴重な体験をさせていただき、とても有意義なセミナーだったのです。

しかし、しかしです。漆器屋のはしくれとはいえ、うちが普段つくっている品とはそもそもがだいぶ異なるため、
コンテストの趣旨に沿った作品を作るとなると二転三転、
当初予定の 【 薔薇大好きなあなたに贈る ○○ 】 という企画は早々に頓挫してしまったのでした (ー_ー)!! 
  ならば
高さ自在下げ飾り台:柱部分は、溝のある上部専用10僉Γ隠記僉Γ横悪僉Γ横記僉Γ械悪僉          ,板垢気琉磴Γ桔椶離僉璽弔任任ていて、その組み合わせ方で
          高さを、10僉Γ横記僂らは5僂ざみで1mまで、好みの高さに設置可
↑ の下台に伝統的手法で加飾するのはどうだろう・・・究極のその場しのぎともいう? (笑)
そうは決めたものの、問題は次々出てきて・・・搬入期限は20日午後6時!!
展示を済ませて出てきた時には、6時5分に なっていたのでした ふうぅ・・・。
 (蛇足ですけど、むくが出てきた時、まだ搬入のすんでない箇所が他にも・・・ありゃぁ(笑) 

とにかく、かくも短時日のうちに仕上げるという無理難題を引き受けてくださった、
塗り師さん、蒔絵師さん、沈金師さんのご尽力の賜物と感謝申し上げます。
また、仙台市在住の縮緬作家の先生が、時の流れを超えて受け継がれてきたちりめん古裂で作った 時間と手間のかかった労作で、作品に豪奢な花をそえてくださったことにも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

では、出品作 2016 の詳細をごらんください

高さ自在下げ飾り台 會津絵バージョン

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會津絵は、会津伝統の文様です。
そのひとつひとつに意味のある、松竹梅、鶴亀などの吉祥文様や糸車、矢羽などが図案化されて、
朱・緑・黄・茶色 などの色漆で、色鮮やかに華やかに描かれます。
ひときわ目を引くのは、金箔や繊細な筆致で描かれた金彩の線で幾何学模様が描かれていることでしょうか。
(っていうか、写真の腕が未熟なため、縁をぐるっと飾る金彩の線が見えてない・・・)
武家文化華やかなりし頃に誕生し、育まれてきた會津絵には、武運長久や必勝祈願への祈りが込められているといわれています。

今回は、愛らしい菊の文様をお願いしたのですが、その中にも、矢羽が描かれているのにお気づきでしょうか? 戊辰戦争があったことを語り継いでいるから・・・と蒔絵師さんはおっしゃっています。

高さ自在下げ飾り台 沈金バージョン

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同じく、伝統技法の【沈金】
ノミ(刀)で塗面に輪郭線などの線を彫ったり、細かな点を彫ったりして絵柄を描きます。
次に、彫ったあとに出来た凹部に漆をすり込み、そこへ金・銀の箔や粉、時には色の粉を刷入れます。
漆が接着剤がわりになるので、表面をふきとると彫った部分に刷入れた金だけが残り、絵柄が金色に浮かんできます。その様子がまるで「金が沈んでいるように見える」という意味で「沈金」と呼ばれるのだそうです。

とにかく塗面を彫るのですから、塗膜が厚く堅牢であることが求められます。
そもそも、下台の塗りは、ウレタン塗装。ウレタンの上に漆は乗る!! 大丈夫。 
でも、それは理論上のことでやはり、美しい花塗りに仕上げるためには、それ相応の下地処理が必要で、大事なことだったのでした

『塗りのアラを隠すのも沈金の腕のうち・・・』と言ってくれた、今回の沈金師さんは、
後継者養成を出た、まだアラサーのうら若き女性 です。漆器業界にとってはとてもとても貴重な存在です。
誰かお嫁にして会津に引き留める人はいないのかって思うんだけど。←またまた脱線 (^^ゞ 

むくは今まで、沈金と言えば、松竹梅 と思っていたのです。 
いかがですか? このお花の可愛らしさは驚きでしょう?

飾り格子

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これは、おまけです。
9ミリ厚の集積材(MDF)2枚をレーザーで格子状にくり抜き、ウレタン塗装で、漆つや に仕上げています。 
また、3ミリ厚のMDFでできた、半径15.5僂留澆1/3の扇形の載せ台 も付属。
ね、どこをとっても 伝統工芸の部分は無い (^^ゞ
でもこれ、苦心の自信作なんですよねぇぇ。
障子戸なんて、どこにでもあるものなのに、桟を組んで作るのは難しい。
まして、それを塗るとなると、ひとつひとつがこの小ささ、研ぐのも容易ではないんです。
頭をよぎる、絨毯の細部は、幼子に織らせた・・・というエピソード (笑)

ご覧のように下げ飾りは、その部品も多く、完成までには大変な手間と時間をかけて作られます
だから、部品のひとつが完成したら、ちょっと飾って、見て楽しんで次の活力にする。
これは、そのための台なんです。
もちろん、四季の折々の風情を演出するものを、掛け替えて飾って楽しむことができるし、
なにより、卓上サイズなので、玄関先や床の間の隅っこなどのちょっとしたスペースをグレードアップしてくれることでしょう。


いよいよ、展示も今日だけになりました。投票は正午までらしい。
今日の午前中に台を作ってくださった木地屋さんが別件の納品に来られる予定なので、
一緒に見に行く予定でいます。午後4時半からは、ものづくり塾の 講評もあるというし。

来年も出品するようであれば、もっと 【 泥縄でなく 】 行きたいものです・・・ (^_-)-☆

ネコの手も借りたい・・・

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【 検査を待つ 木製漆塗りの小箱達 約240セット 】

洗濯物や絵の具などとは違って、漆の乾燥(固化)には、温度だけでなく、湿度が必須。
最適なのは 26℃〜32℃くらい 湿度65%以上と教わりました。
ほこりを避け、温度と湿度を保つために、塗りあがった品はすぐに風呂に入れます。

あ、一般的なお風呂ではありません(笑)。
全部が木でできた戸棚のようなものです(塗り物の後ろに見えるのが 入口の扉です)
漆風呂とか乾燥風呂ともよばれます。塗り師さんは、たいていみんな風呂は2個、2台?2本?持っています。
すなわち回転風呂とシケ風呂。

漆は、かなり粘度があるので、塗ったまま放置すると乾く前に垂れて下側にたまってしまうので均一な塗肌に仕上げるために、 ひがえし  をします。 
つまり上下をひっくり返す(反対向きにする)。
それも何分かおきに。漆が動かなくなって下にたれなくなるまで延々・・・。
今は、自動的にひがえしをしてくれる  回転風呂 を使うのが一般的です。
昔は、手で返していたらしく、子供やお弟子さんの仕事だったみたいです(@。@a
そして、息を吹きかけてくもるようになったら、( 息になる  って言ってます)
ある程度乾いて動かなくなったとみなし、シケ風呂に移して【シケをくれる】 

【シケをくれる】そのやり方にはだいぶ個人差があって、昔ながらに、水につけておいた板(さし板)を並べたり。または濡れたタオルを下げたり。 卵の厚紙の入れ物を水につけておいて使ったり。温熱マットの上に水を含ませたスポンジの大きな版を置き、機械で湿度調節という科学的な方法の人まで。
さまざまに湿度を確保するわけですが、ある意味企業秘密 だったりします(笑

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うちの風呂の内部はこんなふうになっています。

うちの場合、基本的に、塗り師さんちで乾いたものが来るはず・・・ (^^ゞ
っていうか、漆が完全に乾くには、半年以上かかるんだそうです。 
だから、ほんとは、表面だけ乾いてるから、ごみがついたりはしないって言った方が正しいです

そんなわけで、うちにあるのはシケ風呂1台だけです。 
湿気は下に沈むので、ご覧のように、床だけでなく、上の段にも水を張った容器を設置。
熱がかかりすぎると、漆がやせてしまうので、ストーブ周辺には水をたくさん置きました。
電気ストーブのすぐ前には、熱で蒸発して湿度が高くなるように水を含ませたバスタオルを下げています。
さらに毛管現象で水を吸い上げるように、バスタオルの裾は水に浸るようにしています。

前述の、科学的に温度と湿度を調節する機器は ン十万もするんだもの  (ー_ー)!!

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最初の画像の塗り物をすべて、風呂の中に収納しました

電気ストーブ、3本のうち1本だけ点灯。 気温16℃ 湿度62% だった。
1時間半後、気温25℃ 湿度70% になったところでストーブ消灯。
 とっても良い感じ (*^_^*)v

ふと気がつけば、もう10月も半ば (ー_ー)!!
9月25日、会津まつりの歴代藩公行列に綾瀬はるかちゃんが参戦したのを見に行った時には
あ〜〜んなに暑かったのに。
あれからたった2週間余りで、アッという間に本格的に寒くなりました。
昨日今日は、ストーブが欲しい !! 実際もう焚いてるんですけどね (^^ゞ

こんな状態では、漆は、なかなか息にならなくて・・・こういう季節の変わり目は、温度が急に変動するので、塗り師さんは漆の調節が 大変です。
夏場や梅雨時には乾きを遅くしたり、寒くなると早くしたり懸命です。
早すぎるとちぢむし、遅いと乾きが不十分になって、並べておいただけで、縁が重みでへこんだり、袋に入れれば紙おせ(袋ずれ・・・紙の跡がつく)になったり。トラブル多発。
急にこう寒くなっては、乾きが悪くて、ふしは取れても、磨けない。つやが上がらない(T.T)

これからは、ホントに塗り師さん泣かせの季節なんです。
・・・・っていうか、漆は生き物だから、暑くてもダメ、寒いともっとダメ (^^ゞ
一年中常に問題を抱えてる気がする (ー_ー)!!

そんなトラブルを少しでも減らしたいと作ったのが ↓この台なんです。

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塗り物が、どこかに、何かに接触するからトラブルを起こすわけですよね。
塗り師さんから貰ってくる時に、宙に浮いていてどこにもくっつかない状態にはできないのかしらん・・・・・ふぅむ。 
ま、乾いてないのは受け取れませぬ って言ってしまうのは簡単なんですけどね・・・(^^ゞ

・・・確かに、その意味では目標達成なのですが、 な、何しろ重い (ー_ー)!!
空でも2.9キロ 増して全部載るとフタの場合9.8キロ、 身だと10.4キロ。
測ったとたんに、重くて持てなくなる重さですな・・・笑(@。@a

そんな時 思い出されるのが、コレ ↓
お米10キロ と 綿10キロ 重いのはど〜っちだ???  (^_-)-☆

   あぁ、 ますます 腕が太いあまぞねす になっちゃいそう・・・(笑)

       つづく  

 鉄錆絵

2016 漆・蒔絵教室 冬期講座 は  鉄錆絵 の制作でした。
そうそう、うちにもあったっけ・・・新品未使用古品 (つまり売れ残り)
保存用の紙袋に個包装されてしまってあったのだけれど、
この薄茶色の部分のどこまでがほこりなどの汚れで、どこからが錆本体なのか、 判断に迷う(笑)

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見た目は金属のような色合いだけど、ちょっと欠けた部分が、木製であることを如実に示しているでしょ(笑)
【梅にうぐいす】という図案も、梅の木の幹に貝を貼るのも、鉄錆絵の定番のようです。
また、椀の内側は、朱塗りがほどこされ、蓋の裏には、富士山や山水画が筆で描かれることもあったようです。

 【 錆絵ができるまで 】

1 漆をたてる
との粉に生漆を混ぜ、練ってあんこ状にしたものに水を少しずつ混ぜ、とろとろになったら濾す。

2 漆を絞り袋に入れて絵を描き、乾かす。
重ね書き、貝を蒔く など適宜。

3 さび仕上げ
生漆を白ガソリンで割り、刷毛で全面に塗り、ティッシュや綿で絵の凸凹に溜まった漆を均等にならす。
その後すぐさま、との粉と地の粉を半々に混ぜたものを、綿を使って蒔く。
余分な粉を払落し、布やキッチンペーパーなどでこすり、磨きなじませる。

4 乾燥

簡単に言ってしまうと、生クリームを絞り出してケーキのデコレーションをするみたいに、
錆を絞り出して絵を描いていくのでした(笑)
例えば、正方形の4つの頂点に、こんもりと丸く錆を置き、半乾きの状態の時に、棒アイスの棒の先のような形に削ったヘラで、↑ の錆の内側を半分くらい掻きとって、4枚の梅の花びらを表現するのは
定番になっています。
・・・・口金の形を工夫したら、薔薇の花だの 星形だのできそうですよね。

うるしにかぶれた〜〜〜(@。@

3 の錆仕上げの時の事でした。 生漆は強いから・・・という注意があって、
両手にぴったりフィットする薄いゴム手袋をして作業をしていたのです。
版の裏面に持ち手を貼り付け、表面と側面を刷毛で塗っていた時、
おっとっと・・・側面が、左手首(手首にたごまったゴム手袋の外側の素肌)についた!!

次の作業を急ぐあまり、さして気にも留めず、ティッシュで拭いただけで続行。
講座終了後の手洗いもいいかげんだった。

今にして思えば、↑ コレがいけなかったのですね (ー_ー)!!
2日後に気が付いた時点では、点々としたふたつの赤い斑点にすぎなかったものが、
かゆみを伴ってどんどん拡がって行ったのでした。そしてあろうことか、右手首にまで飛び火。
ぴったりフィットしたゴム手袋です。外す時に触れてしまったのでしょうか・・・(T.T)

どんなにかゆくても、搔いてはいけないことは、重々承知していました。
ですがなにぶん、手首の内側です。 掻くつもりなどさらさら無くても、衣服の袖口でもすれる。
PCを打つにも、小箱を磨くにも、金具を付けるにも、パンツの上げ下げにまでも・・・(笑)
とにかく何をするにもすれる  ( ̄▽ ̄)   なにしろ期末でした。仕事をしないわけにもいかない。

そんなわけで4日後の土曜日には、水疱を伴って地腫れし、触ると、他人の手首みたいな感触。
無視できない存在感になっていました。 水疱が破れたらやばいと皮膚科を梯子しましたが、どこも休診。
帰って、ネットで検索してみれば、ますます、不安になるような記述ばかり・・・

そうだった、うちは、漆器屋ぢゃないか(笑) 塗り師さんに聞いてみればいい(^^ゞ
ってことで、  むひあるふぁいーえっくす  を薦められたのでした。
むかでなどの虫刺されに効く という 優れものの、あの(笑)
半信半疑で、とりあえず塗布。 う〜〜〜ん。
翌日曜日、唯一診察している 某皮膚科に駆け込みましたとも。

処方してもらったのは、 デルモベート軟膏  なんだか悪役みたいな名前でした。
『むひ〜〜(笑) そんなものは効きやしない。うるしかぶれは、他のモノに比べて重症だから、
強い薬が必要。1日2回患部をせっけんつけてよく洗ってから処方した薬を付けなさい。
ま、会津だから うるしにかぶれるのもしかたないか。 1週間後にまた来るように』
とのことで、その場で、薬用せっけんで手首を洗い、薬をつけてもらって帰ったのでした。
でも、でも・・・せっけんつけて、洗い流した(こすった)刺激のせいなのか、薬の作用なのか、
前にもまして、一段と痛痒いことこのうえなし(ー_ー)!! もしかして薬が合わない????
もうもう、不安と不信感の塊のようでした(笑)

・・・・1週間後、事態はますます悪化していました

上記の通り、時は期末。仕事をしないわけにはいかない。仕事をすればもれなくすれる。
加えて、軟膏があちこちにつく・・・
ガーゼ付絆創膏の一番大きなのを買ってきて、水疱部分を保護。
水仕事の時には、外して、軟膏が防水するのに任せる 
良いアイディアと思ったのですが・・・・あれれ〜〜っ 赤い部分がどんどん拡がっている( ̄▽ ̄)
なんのことはない、絆創膏かぶれでした。そうだった、わたし、肌弱かったんだった(^^ゞ

『うるしにかぶれ、絆創膏にもかぶれ、二重だな(笑) こんな汚い治り方はみたことがない。
うるしかぶれの水疱は、やけどの水疱なんかと違って、皮が厚いから、保護しないで、外気にさらしておくのが一番なんだが、どうしても保護したいなら、包帯でも捲いておきなさい』
へへへ〜〜先生さま。むくが悪うございました あさはかでした <(_ _)>

あとで聞いたところによると、 某〇本乙造商店 さんでは、最寄りの皮膚科でもあり、
皆ここで診てもらっていて、顔がパンパンに腫れた人でも完治したそうな。 
うるしかぶれの場数踏んでるエキスパートということです。(もっと早く知りたかった情報でした 笑)

あれから、また1週間が過ぎました。 
ようやく、水疱の水が抜けてかさぶた様になっていたところがはがれかかっています。
罹災から、丸3週間。 もとの状態に戻るまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
そもそも、元通りになんてなるんだろうか? (笑)

【 今回の教訓 】

うるしにはかぶれない という過信、思い込みがあったのだと思います。
常日頃、塗りたての漆塗りの小箱を扱っていると、時には、磨くと磨き布が真っ黒になるような生乾きの品もあります。 丁番を付けるくぼみに漆が乾かないまま溜まっていて、押すと ぷにっ と飛び出してきたりする。 それらを触っても、かぶれることなどなかったから。

モノによってはかぶれることもある その時の体調も関係する と今回初めてわかりました。
必要以上に恐れることは無いけれど、手洗いうがい的な、常日頃の基本的な用心を怠ってはいけない
と 思ったことでした。

  でもね、ネットで見ると、ほんの些細な接触で、顔全体がパンパンに腫れた とか、
気孔から、漆の成分を吸収したのか、全身に症状が出たとか、
漆の入ったお茶碗に猫が足をつっこんでひっくり返したので、すぐさま全身を洗ったけれど
突っ込んだ方の足は、2倍くらいに腫れあがり、その他にもあちこち・・・と
接触部位以外の所にも症状が拡がる例が記述されていて・・・
↑ わたしが 不安と不信感に苛まれた由縁 (笑)

もしかしてだけど、もしかしてだけど、
   この程度で済んだのは、むくが漆に強かったからなんじゃないの ??? (笑)

ということで、この後   【 罹災 4日後のむくの前脚・・・・ このあとさらに悪化 (^^ゞ 】
の写真を載せますが、お食事中の方、水疱を見るのは苦手な方 は見ないでください (笑)
くれぐれも、怖いもの見たさの方だけにしてくださいますように!!  
















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5月に始まり、 どこまで続くぬかるみぞ と思われた漆蒔絵教室も(^^ゞ
今日がいよいよ最終回です。
あとは、サインを入れるだけ、とにかくここまで導いてくださったことに感謝しつつ
さっきから、カリグラフィーの本なんぞを引っ張り出してきて見ておりまする。  
やはりサインは、 3M でしょうか? 
上を目指す、あきらめない・・・ Muku More Most ってことで (笑)

最終回が終わったら、その全容を 後悔しますね・・・・
って、凄い変換になっていますが、コレ↑、むくの偽らざる心境です(^^ゞ
だってね、自慢するわけじゃないけど、
図工の課題、いつも授業時間内に仕上がったタメしなし のむくです。
ただでさえ手が遅いんだから遅れては大変と、簡単そうな図案を選び、
やっつけ仕事で、やらかしたことが、ぜ~~んぶ、如実に表れているんだもの(笑)

あぁ、後からこんなふうに影響するのかぁ〜 と 嘆いてみても もうどう取り戻しようも無く・・・
不完全燃焼感と反省と後悔の数々・・・そんなわけで
来春1月から3月までの自主講座も 参加することになってしまったのでした。  でした(^^ゞ

っていうか 

漆蒔絵教室 体験記 その1 発会

漆蒔絵教室 体験記 その2 最終回

では、あまりに、あまりに・・・なので、研修旅行のこと書きますね。 イザ〜♪

漆蒔絵教室 体験記 その2 研修旅行

11月7日(金)稽古堂前9時集合
漆蒔絵教室と自主グループ水芭蕉さんの合同研修旅行を行います。
北塩原村のZENGOラボ、喜多方のマルサ漆器製作所、木之本漆器店を見学。
お昼は、喜多方自由散策。午後は喜多方市川前の漆植栽地で、漆の木を植樹します。
その後、坂下の道の駅で休憩し、4時 稽古堂前解散の予定です。
市バスを利用しますので、参加費500円です。 どうぞみなさんご参加ください。
そんな連絡があったのでした。 う〜〜〜ん。
行きのバスの中で、一緒に自由散策してもらえる人ができないと悲惨そう (^^ゞ
でも、車に乗ると すぐに 眠くなっちゃうんだよな・・・それが一番問題 (笑)小心者ですから。

小雨もぱらつく 風の強い日でした。 
補助席まで全部満杯に、総勢30余名とお天気持つかな という不安も乗せて、
【ドライバーさん付の会津若松市所有のマイクロバス】は出発したのでした。
最後の紅葉の残る会津盆地を一路北塩原村へと〜♪

(๑⊙ლ⊙;) ぷっ (笑) 
【市バス】というのが、おなかに会津若松市、と横書きされたちっさいマイクロバス とは思わなんだ。
てっきり、路線バス と思い込んでいたの。500円は漆の苗木代と言われていたから、
バス代と昼食代は各自払うのね・・・って勝手に(^^ゞ 曲解の女王の面目躍如!!! でしたゎ。

ZENGO ラボ

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『そこの入り口駐車場から、向こうの敷地内全部が、私の作品です』

とおっしゃるRABOの主は、だいぶ後退した前頭、後頭部の長い髪をポニーテールに結んだ
独自の髪型をした仙人のような方でした。

笹と蔦と雑木の生い茂った荒れ地を開墾し、山から水を引き、家を建て、畑を作り、庭を整備し・・・
最初は、廃車になったバスの中に寝泊まりして開拓したのだそうです。入植して40年。
入植時に植えたという桜の大木が時の流れを物語っているかのようでした。
自分1人の力ではなく、親戚づきあいの友達。ただの友達。友達の友達。大勢の人の力でここはできた
とおっしゃっていました (お友達の中には大工さんもいたかもですけど)
それはそれとして、こんなふうに、夢を編み上げて生きる人もいるということに圧倒されます。
なにしろ冬場には、雪が2mくらい積もるという土地柄です。
主は作品作りをしながら陶芸教室を、奥さんはピアニストとして、演奏活動とピアノ教室をされているそうなのですが、こんな山奥で、生活が成り立ってしまうのも凄いですよね(@。@)

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ねねね、まるで一幅の絵のようでしょう?
はめ込みガラスの窓からみる庭の木々、とても高価な、けっして触らないでくださいといわれた
スタンウェイピアノに映る木々の色・・・
いつまでもずっと眺めていたい、四季折々の趣を見にまた来たい と思わせる風景でした。

いつでもどうぞ、来ちゃった って寄ってください。コーヒーくらいは出せます。
ですって( ´艸`*) 

マルサ漆器製作所&木乃元漆器店

会津の漆器産業は、分業化して栄えてきました。 商店が、木地を買い、塗り師さん、蒔絵師さんと
持って歩いて、製品に仕上げてもらって売る。 それが一般的だったようです。
しかし、漆器が売れなくなり、商店はかつてのような力を失って、職人さんの丸抱えができなくなっています。
一方、塗り師さんや蒔絵師さんが材料を買って製作、商店を通さないで独自に販売
というケースが増えつつあります。直販の最たるものですね。

マルサさんは、もともと塗り師で、木地も自分で挽くようになり、蒔絵も、もちろん販売も・・・と
全ての行程を自前でなさっている成功例でした。

また、木乃本さんは、漆と地場産品の組み合わせで、いままでにない独自の製品を次々商品化して、
成功されている創意工夫と実行力に長けた方です。 あ、ちなみに 女性です。 

知ってはいても、実際に間近に見るのとでは、大違いでした。
後頭部を 何発もなぐられたような 衝撃 (笑)   ため息です (ー_ー)!!

川前漆植栽地 にて、漆苗の植樹

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風は強いものの、奇跡的に陽が差し始めました。
日当たりのよい南斜面の谷間の方まで、植樹された漆の木が広がっていました。
山の手前側の葉っぱをみな落とした木々が漆の木です。

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こんなふうに植えました。 水も何にもやらないんですよ(@。@)
今年植えた苗には、ピンクのリボンが捲かれます。
下草刈の時に、間違って切り倒されてしまわないようにだそうです。
一番右は、漆の苗です。根の先端が白くなっているのにお気づきでしょうか?
コレが漆の樹液で、手につけば、かぶれる人もいるから、要注意(やっぱり かぶれるんですね)
衣服に付くと黒くなって落ちないから、それも要注意。

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青空をバックにそびえる漆の木、コレは漆の実です。
実際の大きさは、男性の握りこぶしと比べてみてください。
そして、幹から黒く流れ出ているのが、漆の樹液 つまり 【漆】 です。
漆の実にはロウ分が含まれているので、そのまま植えても発芽しにくいため、
硫酸で洗ってから植えるのだそうです。それを苗状態にして・・・・
そもそも実がなるまでには、5年〜8年。毎年なるわけではなく、木が弱っているとなりやすい
というジレンマもあるというのです。

ここは、川前にある、NPO法人 はるなか の漆植栽地。
漆の木から、使用に耐える漆が採れるようになるまでには、15〜20年かかると言われています。
いくら、漆の使用量が減っているとはいえ、自前で賄うようになるためには、気の遠くなるような
継続的な活動が必要のようです。
『毎年、蒔絵教室と水芭蕉で、10本ずつ植樹をして10年。 全体からしたら微々たるものですが、
みなさん、長生きして、今植えた漆の苗から漆が採れるようになるのを見届けましょう』 と
サークル水芭蕉の会長さんがおっしゃったので、みなから歓声があがりました。

NPO法人 はるなか (江戸時代の名家老 田中玄宰 にちなんでいる)の漆植樹活動を
今まで知らないではなかったのですが、こうして、自分には1銭の利益にもならないのに、
未来を信じて、未来の子たちのために、汗水流して活動している人たちをまのあたりにすると、
感慨深いものがありました。

1日のうちに、いろんな生き方をしている人々に出会いました。
さて、わたしは どう生きるのか。 
今まであまりにも、自分と自分の身近な人のためにだけ生きてきたなぁ と思わずにはいられません。
さぁ、むくも 頑張るぞ〜〜〜 明日から・・・・(^_-)b

PS:
帰りのバスの中、寝ないよう必死で、目を見開いていたのですが、
あまたの感動に疲れ、喜多方ラーメンで、お腹の皮が張れば、まぶたが緩むのは道理…
いつの間にか爆睡していたのでした (^_^)a

応援します! ふれあいづくり   會津稽古堂 【漆蒔絵教室】 

会津の伝統産業である「漆蒔絵」のワザを体験してみませんか。会津の伝統を身近に感じられます。
▽対象・・・成人     24名
▽期間・・・5月〜12月  15回   第2・第4火曜午前
▽内容・・・漆絵と蒔絵の変遷の学習、漆蒔絵技法の習得
▽講師・・・照井邦彦さん(照井邦彦蒔絵工房主宰)
      照井克弘さん(蒔絵工房てるい)
▽費用・・・運営費・材料費 10,000円
      ほかに個人の道具など実費負担あり

当地方の公民館だより【郭公・・・かっこう】に掲載されていた記事です。
何気なく眺めていて、この記事を発見し、今思うと魔がさしたとしか思えないのですが・・・
ふうん、蒔絵をお願いしたことのある照井さんが講師なさるんだ。
むくも漆器屋のはしくれ、自分でちゃちゃっと蒔絵が描けるようになったらいいな・・・
そんな軽い気持ちで問い合わせをしてみたのでした。あいにく、照井さんはお留守のよう。 

むく「全くの初心者なんですけど、大丈夫でしょうか?」
稽古堂のスタッフ『大丈夫ですよ。人気の講座ですから、お申し込みは早めにお願いします。希望者が多い場合は抽選になります。』 

・・・っていうか、明らかに煽ってますよね?  え〜〜〜ぃ ってなもんです。  
そしてすっかり忘れていた5月の初め、開講式の案内のお手紙が届いたのでした。
折から、大幅増の上期納入数 が発注になり、あらら、採用になっちゃった的な・・・(笑)

5月13日 開講式 オリエンテーション 會津稽古堂 研修室3にて

運営費を払って受付をすませ 3列に並んだ長テーブルの中央 前から2番目の席に着きました。
小冊子が2冊に、B4サイズの薄紙が2枚。  ここで講師の先生着席。
講師の先生と目が合い、あららびっくり・・・というようににっこりされたので、軽く会釈。
いたずらしているところを見つかったような 気分 (笑)

でもでも、楽観的な気分はそこまででした (=_=)
なぜって、渡された資料の冒頭には こんな記載があったのでした !!!


漆蒔絵教室 [運営の手引き]
1、教室の目的
本教室は、会津の伝統産業である漆・蒔絵技法を理論的・実践的に学ぶことにより、伝統産業への理解を深めながら、伝統の技の継承を図ることを目指して開設します。
本教室の学習活動を進めていくために、次の学習目標を掲げることとします。
(1)会津漆工の伝統的な技や漆絵と蒔絵の変遷を学ぶことを目指します。
(2)漆・蒔絵の現代的技法を習得することを目指します。
(3)学習活動を通して受講者相互の交流と親睦を深めます。

そして、今過程を初年度とし、2年目、3年目 を修了した暁には、自主グループ【水芭蕉】として
さらに研鑽を積む資格が与えられる。 というのです。

ひえ〜〜っ でしょう?  そんなの聞いてないよぅ〜(T.T)
伝統の技の継承 (@_@) 伝統の技? 継承って・・・・
↑ そういうふうにセットになると 技法の習得 の意味までもが変ってきますよね (ー_ー)!!
3年続けて、さらにその後も照井先生のご指導の元研鑽を積むことが許される・・・。
それは、修行者にとっては、とてつもない僥倖なのでしょうが、
あまりに思いがけなくて、むくにとってはむしろ想定外の有難迷惑状態(>。<)

・・・確かに、むくが悪うございました。下司な下心があったことは認めます。
小盃などに自分で絵が付けられたらいいなって思ってた
もっと蒔絵の知識があれば、こんな風にって具体的に仕事を頼めるようになるって思ってた、
蒔絵を描く有能な新人達と知り合えれば、自分で描けなくても、お手頃価格でお願いできるかもって思ってたし・・・・
でもね、でもね、上記の募集要項から、誰がこんな事態を想定できたでしょう。 
トールペイントが、筆遣いで バラを薔薇らしく描く技法であるように、蒔絵には蒔絵の技法がある
そんな認識でしかなかった 自分の不明を恥じ入るばかり・・・(^^ゞ
とんでもない所に紛れ込んでしまった・・・あぁどうしよう!! もう、辞めて山に帰りたいよぅ (笑)
 

こほっ グチはこれっくらいにして・・・・
テーブルの上にあった薄紙は美濃紙というしろものらしい・・・
そして、2枚あるのは、失敗した時の予備で、次の教室までに、下絵を描いて、
それを美濃紙に写してくるように  という宿題がさっそく出されたのでした。
どちらが表で、裏表どちら側に下絵を描くのか、筆記用具は何を使うのか、
課題の【研ぎ出し蒔絵】にはどんな図案が適しているのか・・・わからないことだらけ(^^ゞ
ちなみに、この【研ぎ出し蒔絵】 というのは、
絵漆で文様を描き、乾かないうちに、金銀の金属粉を蒔きつける。
乾燥後、彩漆を施し、透き漆か黒漆にて塗り込み十分乾かし、炭で研いで文様を表す。
さらに胴摺りして摺漆をし呂色仕上げをして仕上げる。
【平蒔絵】【高蒔絵】とともに、蒔絵の基本的三技法のひとつ。

ははは・・・↑ なんのこっちゃらさっぱり わけわかんないでしょ? むくもですっ(^^ゞ

『難度としては、上級レベルです。せっかくやるんだから、簡単なものではつまらないでしょ?』 と
照井先生は、にこやかにのたまうのでした・・・(ー_ー)!!


HTLMで、文字が右から左へと 延々流れていくのを指示するタグがありましたよね?
図案図案図案・・・・次の教室までの2週間というもの むくの頭の中は,まさにそんな感じ(笑)

元美術部員のあしかせさんが かわいそうがって?おもしろがって?? うらやましがって???
図案の参考にと送ってくれた絵葉書の数々・・・・
一番のお気に入りは ↓ この  【もくれん】

イメージ 2


大胆な構図 なにしろ紫の色合いが琴線わしづかみでした。
だけど約24僉滷横鵜僂梁腓さに描くには、間延びしない? 
途切れている部分を描き足す自信ないし、そもそも塗の黒地に紫って映える?

ならば、赤が際立つ ↓  【 菓子 吹き寄せ 】  

イメージ 1

   【 芍薬とうぐいす 】    ↓

イメージ 3
  

う〜〜〜ん これでうぐいすなの?  なんとも不思議な飛びっぷり、そして目つき悪すぎ (笑)
とにかく、こうも細かくては、筆で転写する自信が無いよ(^^ゞ
だってね、自慢するわけじゃないけど、
図工の課題、いつも授業時間内に仕上がったタメしなし のむくですから (^^ゞ
だからといって ↓ こうも単純手間いらずでは、ふざけてるのか とおしかりを受けそう(笑)

イメージ 4


どこかから、伝統的な図案をもらってくるか、はたまた、漆絵の三大技法のひとつを使って仕上げてみよう などとは誰も考えもしない 斬新な図案を使うのが良いのか・・・・

頭が三角になりそうなむくなのでありました(笑)  つづく


あしかせさん!  母は、元美術部員の貴殿に、受講資格譲ることに なんの躊躇もありませぬ(^^ゞ

       

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