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今、教皇(ローマ法王)ベネディクト16世の英訳された最新刊を読んでます。
なにせドイツ語は読めないんでね。
有名な教理聖省の宣言「Dominus Iesus」(2000年)の後に出たもので、
諸宗教の真理について語っているものなんです。面白そうでしょう?
タイトルは「Truth and tolerance」といいます(英語で)。
そこに、こんな文章がありました(まだ斜め読みしかしてないので文脈は分かりませんが)。
中国や日本で大きい伝統的な宗教が、近代のイデオロギーに立ち向かう能力に
欠如していることは明らかになってきた
パパ様の本に「日本」なんて単語が出てくるなんて! 日本も決して忘れられていないのね!
でも、日本の現状認識としては困ったもんですね。
どこの日本人がそんなデタラメを教皇庁に広めているんでしょう??
カトリシズムが既成宗教に取って代わるどころか、日本の宗教事情は絶望的だというのに。
近代の欧米の思想(科学万能主義=環境破壊とか、資本主義=金儲け至上主義とか)の
限界が見えてきて、このままではダメだと分かってきたのは事実なのですが、
それを何と「西洋=キリスト教」が崩壊としたと曲解する風潮が日本で広がって
(破綻したのはプロテスタント教のロジックであってキリスト教=カトリックではないのに!)、
おっさんたちの間で近代の欧米に対抗する「こころの支え」やら「癒し」として
仏教がもてはやされているのは周知の事実。
(近代の欧米の思想というのは、とりもなおさずプロテスタンティズムなんですが。)
誰か、パパ様に日本の思想界は崩壊寸前(とっくに崩壊しているという説も・・・)ということを教えてあげて!
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しかも、その「プロテスタント」といっても、星の数ほどあるプロテスタント諸教派・教団のうち、メインライン諸教会の一部のしかも19世紀的な考え方が「キリスト教」と認識されていることが多いから困ったものです。実際には、これらの教団は、プロテスタント諸教派・教団の中でももうかなり教勢を落として力を失ってきているものだというのに(現代はプロテスタント原理主義が隆盛しつつありますよね)。 翻って日本におけるカトリック教会をかえりみるに、岩下師のような碩学が再び現れてほしいものです(他力本願)。
[ kjr** ]
2006/1/14(土) 午後 4:48
親しくさせて頂いてるプロの方に伺うとやはり原理主義やカリスマ系の侵食が著しく苦労されているようです。困ったものですよね。他力本願と言えば、澤田昭夫先生をはじめ多くの方も「現代は第2の岩下師が必要だ」とおっしゃっていますね。私も岩下師や戸塚文卿師のような方が今の日本にいてくれたらと思うのです(私も他力本願・・・)。
[ カトリック的。 ]
2006/1/14(土) 午後 11:07
> 管理人様 突然失礼いたします。 このように、阿満先生の宗教論を勉強されているブログに会えるのは、望外の喜びであります。拙僧、仏教、就中曹洞宗の僧侶でありますが、創唱宗教と自然宗教の問題について、かつて考えたことがあります。このようなブログに逢えた御礼も込めてトラバいたします。ご批判ご叱正賜れば幸甚です。合掌。
[ tenjin95 ]
2006/1/16(月) 午後 6:32
ご訪問&トラバありがとうございます。現代の宗教観に問題提起されている方がいらっしゃるのは心強いことです。あたたかいコメントを頂いて恐縮です。Pax Dei Domini nostri sit super te semper!
[ カトリック的。 ]
2006/1/17(火) 午後 11:16
間違えてました!訂正します。ごめんなさい。 ベネディクト16世の英訳された本は最近にもまだ何冊かありました。本屋のおじさんの言うことを鵜呑みにして確認していませんでした。
[ カトリック的。 ]
2006/1/28(土) 午前 8:49