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私はすべての司祭に向かって訴えたい。
一年前(2015年6月12日)の『オッセルバトーレ・ロマーノ』に寄せた私の記事や、今年5月の雑誌『ファミーユ・クレチエンヌ』のインタビューをお読みになったでしょうか。そのどちらでも私は、「できる限り早期に、司祭と会衆とが同じ方向を向く従来のやり方に戻ることが非常に重要だ」、と述べました。
典礼の中で神に向かって呼びかけるときには、司祭と会衆が同じ方向――東の方角あるいは後陣――つまり来臨される主の方向を揃って向くべきなのです。
この東面式は、現行の典礼法規でも認められています。新しいミサでも完全に適法です。
東面式への回帰は実に、私たちの祭儀において真に主がその中心におられることを示すための、非常に重要なステップだと私は考えています。
ですから司祭のみなさん、どこであっても東面式でミサを行うようお願いします。
もちろん、実行に移すに当たっては慎重さと、また相応のカテケージスが必要でしょう。それだけでなく、司牧者は、これが教会にとって善である、我々に委ねられた人々にとって善である、という信念を持たなければなりません。
いつ、どのように東面式に移行するかは、司牧的な判断によるところではありますが、今年の待降節第一主日、「来臨の主」、「遅滞なき御方」と称える時節(参考:待降節第一週の水曜日のミサ入祭文)からとするのが非常に良いタイミングです。
司祭のみなさん、私たちは、預言者エレミアが伝える天主様の嘆きに再び耳を傾けなければなりません。「彼らはわたしに背を向けた」(エレミア2:27)。
さあ、再び主に向き直りましょう!
私の兄弟たる司教たちにも呼びかけたい。
あなたの司祭と人々を、特にご自分の教区の大きな祝日やカテドラルにおいて、東面式によって主の方へと導いてあげてください。
神学生たちには、我々は典礼の中心となるためではなく、ともに礼拝する者としてキリスト者を主へと導くために司祭職へと呼ばれているのだ、という事実を教えてください。
司祭と会衆とがともに同じ方向を向く、という単純だが深い意義のあるこの改革を、あなたの教区、カテドラル、小教区そして神学校において推進してくださるようお願いします。
(2016年7月5日、ロンドンにて、典礼秘跡省長官Sarah枢機卿)
出典:
http://www.catholicworldreport.com/Blog/4902/cardinal_robert_sarahs_address_towards_an_authentic_implementation_of_sacrosanctum_concilium.aspx
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