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前回は学生やインテリ予備軍向けのカトリック入門書を紹介しました。
今回は、一般向けの本です。入手するのも簡単だと思います。
この本は、1965年から68年のあいだ『聖母の騎士』という雑誌(あの聖マキシミリアノ・コルベ神父が日本に来て創刊した雑誌です!)に連載された「カトリック研究室」というコーナーをまとめたものです。
一般読者から寄せられた質問をもとに、カトリックの真理、つまり「永遠の常識」を愛情に満ちた語り口で説明しています。
各項のタイトルを見てみると、こんな感じです。たとえば…
現代に宗教は必要か
キリストは偉人か神か
奇跡はマジックか
マリア信心はいけないか
宗教はどれでもよいか
独善的な宗教か
中世紀は暗黒時代か
…といった具合です。
この中には美しい言葉もあります。
あなたはしあわせでないから神の愛が信じられないといいます。だが神の愛を信じ、それに応えようとしないで、どうしてしあわせになれるでしょうか。
慈悲は一方的なものであり得ます。しかし愛は常に応えを待つものです。あなたが愛そうと努めるなら、あなたはすぐに神の愛を見つけるでしょう。あなたの存在、あなたのいのち、あなたの生活のすべてが神の愛に溢れているはずです。喜びも悲しみもすべてを包む神の愛―。
(153-154頁)
日本の常識は世界の非常識、という言葉がありますね。
同じく、今の世間の常識は、神の永遠の観点からすると非常識なのかもしれません。
この本で「永遠の常識」に触れてみるのをおすすめします。
今まで常識と思っていたことが、いかに非論理的だったか気付くことになって面白いと思います。
◆書籍データ
著者 石橋理
書名 永遠の常識
出版社 聖母の騎士社(聖母文庫)
ISBN 4-88216-060-9
価格 500円
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