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聖ラウレンツィオ助祭殉教者
◇等級:二級
◇祭色:赤
◇解説
聖ラウレンツィオは3世紀半ば、教皇聖シスト2世の下で教会財産の管理に当たっていた助祭。
ローマ皇帝の命で教皇聖シスト2世が処刑場へ引かれていく時、聖ラウレンツィオは「聖下、御身の助祭を残して行き給うのですか」と呼びかけた。聖シスト2世は「子よ、汝を残してはいかぬ、汝もすぐついてくることになろう」と答え、殉教の冠を得た。
教皇殉教者の預言はただちに成就した。ローマの都知事は教会財産の供出を要求、聖ラウレンツィオは三日間の猶予を求め、その間に全資金をローマの貧民・病者等へ分け与えた。知事は、聖ラウレンツィオが並み居る貧者・病人を指して「彼らこそ聖会の宝」と話すのを聞いて激怒、残酷な拷問の末彼を鉄格子に載せて焼き殺した。聖ラウレンツィオは平気な顔で「片面は焼けたから、もう片面もどうぞ」と迫害者たちに言ったという。258年のことであった。
聖ラウレンツィオは広く尊崇を集め、ミサの後で唱えられる感謝の祈りにも彼の名が登場する。
◇ミサの後の感謝 祈願文(抜粋)
Da nobis, qæsumus, Dómine, vitiórum nostrórum flammas extínguere: qui beáto Lauréntio tribuísti tormentórum suórum incéndia superáre. Per Christum Dóminum nostrum. Amen.
(試訳)幸いなるラウレンツィオをして苦難の炎に勝たしめ給うた主よ、我らの悪徳の火をも消し給え。我らの主キリストによりて願い奉る。アメン。
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