ここから本文です
カトリック的。
信徒数13億人でも日本では知られていないカトリック。正統キリスト教会を気楽にご紹介します。

書庫コネタ

記事検索
検索

全11ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

復古主義はどっち

ラテン語の祈りやグレゴリオ聖歌に魅かれる人々のことを、「第二バチカン公会議前に時計を戻そうとする復古主義者」と誹謗中傷する者(司祭も)が時々いる。的はずれな非難だ。
正統的な信者は、特定の時代を偶像化しない。是々非々、良いものは残そう、試したけれど失敗したことは改めよう、というまでだ。

復古主義者なのは、正統的な信者を指弾する者たちの方だ。
現代はReform of the Reform、改革の狂乱を冷静に批判的に振り返るフェーズに入っているというのに、好き勝手にできた時代が忘れられないのだ。

たたかう僕らの歌


言わずと知れた中島みゆきの名曲「ファイト!」。
聴くたびに胸が震えます。


 ファイト! 闘う君の唄を
 闘わない奴等が笑うだろう
 ファイト! 冷たい水の中を
 ふるえながらのぼってゆけ


地上を旅する「戦闘の教会」に属する僕等の唄はさしずめ、グレゴリオ聖歌をはじめとしたラテン語の聖歌だろう。


ミサ中に「白いパンのイエスさま」だのを歌って平気な人々とは、どうやったら分かり合えるのだろうか。音楽性や美的感覚うんぬんの前に、ミサに対する根本的な考え方が違い過ぎるのだ。(日曜学校の集いなんかで歌うぶんには僕だって文句は言わない)

僕等はこれからも、「闘わない奴等」にあざけられ、ののしられ、疎外されるだろう。
けれども僕等は高らかに歌いながらこの涙の谷を歩み続ける。
Christus vincit, Christus regnat, Christus, Christus imperat! ■

世間公認のコスプレイベントとして、いつの間にやらすっかり市民権を得た感のあるハロウィン。今年は週末に重なったこともあり大変な盛り上がりだったようですね。


キリスト教とは無関係


さてこのハロウィン、諸聖人の祝日(万聖節)というカトリックの祝日の前日に行われるということから、キリスト教の行事と思っている人も少なからずいる様子。
しかしハロウィン自体はケルトの習俗に由来するもので、キリスト教とは関係ありません。

「西洋」は必ずしも「キリスト教」とイコールではない、というよい実例です。


ハロウィンの日付の問題


11月1日にカトリックの聖人を祝うので、前日は土着の神々(=それで悪魔や魔女などに扮装)の祭をするのだ、という風に説明されることがあります。
昔見たエクソシストものの映画にも、「俗から聖へと移行する10月31日の夜に祓魔式を行えば効果があるかもしれない」と神父が思いつく、という筋書きのものがありました。これも、ハロウィンの位置づけをキリスト教の枠内で解釈しようというものでしょう。

しかしカトリック的には、その日付の並びは少々無理があります。

典礼暦を見てみましょう。


カトリックの典礼暦


10月最後の主日(日曜日)は「王たる主イエズス・キリスト」。
生者と死者、全人類にとっての支配者であり審判者であるキリストをことほぐ祝日です。
(伝統的な「特別形式」の典礼暦の場合。今から数十年前に作られた別の暦では異なる)

そして11月は「死者の月」。

初日は先ほども出てきた「諸聖人の祝日(万聖節)」。
公式に列聖された聖人だけでなく、天国にいる多数の(無名の)聖なる霊魂を祝います。

続く11月2日は「信仰者の死者の記念日(奉教諸死者の記念日、万霊節とも)」。
煉獄で火の潔めを受けながら天国に入る日を待つ霊魂を記念します。


カトリック的に、ハロウィンにふさわしい日は?


教会の暦には、地獄に落ちた悪人のための祝日はありません(喜ぶどころの話ではないので当然ですが)。
しかし、10月末に審判、11月1日に天国、2日に煉獄とくれば、3日に地獄となるのが順当でしょう。
悪魔や魔女のコスプレをして遊ぶのは11月3日の方が通りがよいかもしれません。



いかがでしたか?

アメリカから伝わった西洋の祭ハロウィン。カトリック的な暦感覚からすると、10月31日という日程には少し違和感があります。もちろん、キリスト教とは無関係のイベントですからご自由に10月中に楽しんでいただければと思います。

11月は死者の月ですので、心静かに墓参などされてはいかがでしょうか。■

世間ではクリスマスイブに御馳走を食べるようですが・・・、

カトリック信者にとって12月24日は、
主イエズス・キリストの御降誕の祝日「前日」

今の規定では義務ではないので任意ですが、つい数十年前までは、
大祝日に備えて断食する(食事の量を減らし、肉を食べない)潔斎の日とされていました。

今でも、クリスマスイブには特別のミサが夜に行われますので、それに行こうと思えば
御馳走を作ったり食べたりしている暇はないですし、

ミサで聖体拝領をしたいならば、その前の最低1時間は何も食べてはなりません(水と薬は除く)。


よく、「クリスチャンでもないくせに、イブにパーティーをするのはおかしい」なんて言う人がいますけれど、カトリック信者にとりましても
イブはパーティーどころか断食日なんですよ。

【ローマ支局】
半世紀にわたりカトリック教会を二分してきた典礼改革問題に終止符を打つべく、教皇ベネディクト16世は初代教会式の典礼を再興する教令を発布する予定という。イタリア日刊紙イル・モンドがバチカン消息筋の話として伝えた。

第二バチカン公会議(1962〜65)後の典礼改革でミサの構造と内容は大きく変わったが、保守派の聖職者・信者は「神聖な儀式を人間が改変することは許されない」と反発、近年では特に若者世代を中心に、古来のラテン語ミサへの回帰を求める声が強まっている。
このため教皇ベネディクト16世は2007年、自発教令『スンモールム・ポンティフィクム』で「公会議以前の旧典礼は廃止されたのではなく、自由に行ってよい」と宣言、新旧の典礼様式が並立するという異例の事態となった。
そして第二バチカン公会議開幕から50年の節目となる今年、教皇は新たな教令を発布して両方の様式を再統合し、一気に決着を図りたい考えだ。


この統合の主眼は、「初代教会」すなわちキリストや使徒たちの時代の様式を再興することにあるようだ。
報じられたところによると、新しい「統合典礼」の主な特徴は以下のとおり。

・ミサの言語は、初代教会で使われたギリシャ語・ラテン語・ヘブライ語のいずれかとし、各国語の使用は原則禁止する。ただし、典礼改革でミサに加えられた「共同祈願」(信者による祈り)は除く。
・聖体拝領は立ったりひざまずいたりせず、当時の食事作法に従い、横向きに寝そべって行う。
・聖体は口で受ける。許可があれば手でも受けられるが、その場合は祝福された特別な布を使い、信者が直接聖体に触れてはならない。
・洗礼を受けていない者は、ミサ前半の「ことばの祭儀」が終わると聖堂を退出しなければならない。


報道についてバチカン広報官ムラーノ師は、リーク情報の真偽にはコメントしないとしながらも、「教皇は以前から、二つの典礼様式が存在する状況は永続的でないと明言している」と指摘、「どちらの様式も、初代教会をルーツに持つ」と述べた。

教皇ピオ12世(位:1939〜58年)の回勅『メディアトル・デイ』(1947年)では、典礼の発展を拒否して古代の慣習を復興させようとする試みが断罪されているのではないのか、という記者団の質問に対して、ムラーノ師は、「その同じ回勅が、祭壇を食卓に替えたり、ミサに各国語を使ったり、葬儀ミサに黒色以外の祭服を着たり、十字架に磔刑像でなく復活のキリスト像を使ったりすることを断罪しているのではないのか」と問い返した【編集部注:いずれの慣習も第2バチカン公会議後になって一般に広まった】。


教会史が専門のシュトラットマン博士(ウルバノ大学)は、「典礼改革支持派にとっては皮肉な決定だ」と語る。「典礼改革の主導者たちは、中世に加えられた変更や余分なものを取り除き、初代教会のシンプルな典礼に戻れ、と訴えた。実際には、彼らが目指していたのは典礼のプロテスタント化であり、神中心ではなく人間中心の全く新しい儀式の創作だった。
「本当に古代回帰してしまうことで、名目上は彼らの主張が通ったように見えるが、実態は全く逆だ。初代教会の典礼はプロテスタント的でもなければ人間中心でもない。改革論者たちによる神中心的儀式への反逆は失敗に終わった」

一方、保守派の論客も別の視点から異議を唱えている。教皇庁エクレジア・デイ委員会の傘下で旧典礼を順守する保守派団体、レオ13世司祭会のマクナマラ神父は、電話インタビューに応じ次のように語った。
「その話が事実だとすれば、全く受け入れられない決定だ。われわれは、聖霊に導かれて有機的に発展してきた典礼が、人為的に、また不適切な形で改変されることに反対してきた。
「古代典礼に回帰することは、第2バチカン公会議後の典礼改革と同様、2000年間の聖霊の導きを否定して神聖な典礼に人工的な作為を持ち込むという過ちを繰り返すことになる」


報道によると新教令は5月27日の聖霊降臨の祭日に発布され、50年前に第2バチカン公会議が始まった日である10月11日に発効する予定だという。
典礼改革派、保守派ともに賛同する気配は見せておらず、なおも混乱は続きそうだ。

全11ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

検索 検索
カトリック的。
カトリック的。
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

最新のコメント最新のコメント

すべて表示

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事