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◆第12回世界陸上選手権第8日(22日、ベルリン) 男子マラソンを市内のブランデンブルク門前発着42・195キロの周回コースで約90選手が出場して行い、日本勢では佐藤敦之(31)=中国電力=が2時間12分5秒で6位に入賞した。日本勢の同種目入賞は6大会連続となった。アベル・キルイ(ケニア)が大会新となる2時間6分54秒で金メダルを獲得した。2位はエマニュエル・ムタイ(ケニア)でケニア勢のワンツーフィニッシュ。ツェガエ・ケベデ(エチオピア)が3位だった。
佐藤は17キロ過ぎで20人ほどのトップ集団から置いていかれ、前も後ろも遠く離れて目標とする選手も見えない単走のつらい状況ながら、粘って20キロ過ぎから30キロ過ぎまで14位をキープ。前を追ってじりじりと順位を上げ、35キロを9位で通過すると、終盤、一気にスピードを上げてさらに3人を抜き6位まで追い上げてゴールした。
清水将也(旭化成)は11位、入船敏(カネボウ)は14位、前田和浩(九電工)は39位、藤原新(JR東日本)は61位だった。
各国上位3人のタイムで争う団体はケニアが優勝し、日本は3位だった。
佐藤敦之「北京五輪で最下位の屈辱を味わい、陸上をやめようかと思った。でもはい上がるのが会津の人間と言われた。前半に飛び出されても絶対に抜けると信じて走った。今回は勝負というより入賞狙い。結果を誇りに思う。あきらめなければ次につながっていく。世界の入り口にちょっとだけ立った」
清水将也「こけちゃいました。今ある力は全部出せた。あっという間に入賞ラインが見えてきたので大したことないと思ったけど、最後は甘くなかった」
入船敏「中盤でペースの上げ下げがきつかった。予想したより暑さはなかったが、粘れなかった。世界の高速化を痛感させられた」
前田和浩「世界のスピードを肌で感じた。マラソンは甘くない。厳しかった。集団から離れてからきつくなった」
藤原新「初めて脚が鉛のようになった。20キロからガクッと来て、どんなに歯を食いしばっても脚が動かなかった」
木内敏夫ヘッドコーチ「どんどん選手を掘り起こし、いろんな角度から対策を考えないといけない。(高速化するマラソンで)まだ可能性はゼロじゃないことを示してくれた」
アベル・キルイ「とてもうれしい。いつか必ず自分がチャンピオンになると決めていた。周回コースはどこにも観客がいて声援してくれるし、給水も安定して取れるので走りやすかった」( スポーツ報知)
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