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美容鍼のすすめ

一般の方に東洋医学のよさを知っていただき、東洋医学の考え方や、自分でできるケアのノウハウをお伝えしていきたいと考えていますが、鍼灸院も上手に活用してほしいと願っています。
既述のとおり布教活動もとい普及活動は不得意ですが、がんばりましょう。

さて、今日のお題は「美容鍼」。
鍼灸は身体全体のバランスを調整するので、「美容」などと銘打たなくても、継続的に通院していれば、中長期的には「きれいになれる」はずです。また、顔のツボに少数の鍼を刺すことは、美容鍼ではなくてもよくあることです。
いわゆる「美容鍼」に対して、あまりいい印象を抱いていない鍼灸師もいます。

狭義の「美容鍼」は、短い鍼を顔のツボや筋肉にたくさん指すことにより、気の流れや血行を改善します。分かりやすい効果として、顔全体が上がって引き締まった感じになる「リフトアップ」や、しわが目立たなくなることが期待できますし、体験上、これらはほぼ確実に達成できます。

顔だけに鍼をする治療院もあれば、身体全体をきれいにすることも重視して、身体と顔の両方に鍼をする治療院もあります。
髪の毛のように細い鍼を使うところもあれば、そこそこ太い鍼を使うところもあります。一般に、現代日本の鍼はとても細いので、太いのは中医学(現代中国の伝統医学)の影響を受けているという印象があります。太いといっても、注射針と比べたらうんと細いのでご安心ください。

太ければ痛い、というわけでもありません。細い鍼でも、「たいていは痛くない」というだけで、痛いときは痛いです。特に、凝っているところにさすときは、太い鍼のほうが受けるのはむしろ楽です。顔がコリコリだという自覚がある方は、太い鍼のところがいいかもしれません。
いずれにしても、痛いのは絶対にイヤ!という方には、美容鍼はお勧めできません。

一般的に美容鍼は、通常の施術よりお高いです。特別な技術が必要なので、美容鍼の施術をする鍼灸師は、鍼灸師の免許をとるほかに、高いお金と時間を費やして研鑽を積んでいます。サロンのように設備にもお金をかけていたり、お金持ちがぶらぶらしていそうなところに出店していたりもするので、「ぜいたく品」だと考えてご了承いただければ、と。

肝心の効果について、知り合いの鍼灸師に数カ月間、月1ペースで施術してもらった経験から言うと、確実に効果はあります。施術後は顔色がよくなり、顔全体が上がった感じがしました。顔に出来たシミも薄くならないかなー、と期待しましたが、こちらはあまり効果がありませんでした。

たくさんの神経が支配している顔全体のコリが緩むせいか、リラックス効果はとても大きいです。好みによりますが、全身の鍼灸やマッサージより好きになるひともいるかと思います。

ただし残念なことに、効果は長続きしません。せいぜい1週間。施術してもらった帰りに「きー!!」とストレスを感じたら、一気に戻ってしまいました。施術の後は、満員電車に乗るのは避けましょう(体験談)。

というわけで、美容鍼で美しさを保ちたければ、1〜2週間に1度、継続的に通うのが一番。
現実的には、1か月か2か月に一度、「癒し」を兼ねて気に入った鍼灸院に通っていて、結婚式や同窓会などの「きれいに見せたい場」の直前に美容鍼をしてもらう、というのがいいのではないでしょうか。

これは美容鍼に限りませんが、鍼灸院には少なくとも、2回か3回は行ってみて欲しいです。
鍼灸やマッサージは「気の交流」を伴います。初回はお互いに多少の緊張感があって、十分な効果が得られないと思うのです。
腰痛や肩こりはその場で直したいものですが、慢性疾患や体質改善が目的の場合は、本当の効果は2回目以降だと思います。
1回行っただけで、「ここは自分には合わないな」と次の鍼灸院を探すのは、かえって時間がもったいないですよ。

注意していただきたいのは、どんなに注意して施術しても、内出血のリスクは避けられないということです。頻度は高くありませんが、施術部位が顔なので、それなりのお覚悟を。

お気に入りの鍼灸院が見つかりますように♪

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