それすらも、おなざりな日々

アニメを観ていて号泣したことがありますか?TVの画面から目が離せなくて椅子から転げ落ちたことがありますか?

17年冬アニメ

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2アニメ連続して、聞き別けができていないことに気が付いた。その二つ目のアニメ。

おぐにゃん(小倉唯さん)の声が、わからなかた。
かたかた。

この先にはアニメ作品の内容に関するネタバレが含まれます。


わからなかた その3
前回の投稿で、『政宗くんのリベンジ』
に出て来るお母さん役のおぐにゃんは分かりやすいと書いたばかりだというのに、
今回は二つ目のアニメ『この素晴らしい世界に祝福を!2』で、そのおぐにゃんの声がわからなかたことにショックを受けているのである。
だって、
第8話で「アクシズ教徒」の役名でご出演された後、第9話と第10話では、「同級生を名乗る女」役で3週連続してご出演だったんだぜ。
しかも、別に声を作っているわけではなくて、いつもの声だ。

プロの声優さんだから、かなり振り幅の大きな役もこなせるだけのテクニックは持ち合わせているはずだ。作ろうと思えば全然印象の違う声だって出せるはずだ。しかし「同級生を名乗る女」は、そういう役ではない。
だから、ちゃんと聞いていればわかったはずなんだ。くやくやくやしいくやややくっくくやくやしししいい。
あんまりくやしいので、DJがブラックディスクをスクラッチしているみたいになっちゃうよ。

第8話
「この痛々しい街で観光を!」
2017年3月2日:放送
同日:視聴

第9話
「この不浄な温泉街に女神を!」
2017年3月9日:放送
2017年3月10日:視聴

第10話
「この素晴らしい仲間たちに祝福を!」
2017年3月16日:視聴
2017年3月17日:視聴

放送から視聴までのインターバルの短さに、このアニメに対するわたしの注目度が表れています。


第2期の冒頭から、町の行政や司法より不当な嫌疑をかけられる立場に置かれ続けるカズマたちだったが、第5話のラストで一転、第6話からは国家転覆容疑も晴れ、莫大な報酬を手にしてぬくぬくした生活を送る。

そして温泉に行こうと言い出すめぐみんに、異様な好感度反応を示したアクア、さらにウィズも加わりアルカンレティアへと旅立つのだが、もちろん一筋縄でいくはずなどなく、数々のピンチがアクアたちを待っていた。


おぐにゃんはエンドロールの役名がアクシズ教徒だけど、実際には「同級生を名のった」のが第8話。
 
イメージ 5
「久しぶり、私私!元気してた?ほら学校の同級生の!」

私私詐欺かよ。

あの手この手でアクシズ教の勧誘をする町の人々。見方を変えれば熱心な教徒だから、アクアも邪険にはできない。

ちょっとこのシーンだけもう一回観てみたんだけど、観直せば完全に聞き間違いようもなくあの、カラフルなキャンデーの包み紙みたいな、あるいは春になったら着たいフリルのワンピースのような、いつものおぐにゃん声でしたがね。なんで最初に観たときに気が付かなかったんだ、わたしは。

イメージ 1
 
上↑は第8話のエンドロールです。

おぐにゃん以外のアクシズ教徒のキャストに藤田咲さん。
第9話以降「手相の女」の役名で、やはりあざとい勧誘をするアクシズ教徒。

さっきー(藤田咲さん)は、たぶん多くの方が某ボカロの中の人という認識なのでしょうが、わたしは「WORKING!!」シリーズ(Ⅰ・10年春Ⅱ・11年秋Ⅲ・15年秋 最終回SP15年12月)の男性恐怖症・伊波ちゃんで長いお付き合いをしました。それと『暗殺教室』の律〈自律思考固定砲台〉も強く印象に残っています。

南央美さんは、道で転んだちょっと見は一輪の花のような女の子、実はやはりバリバリのアクシズ教徒。
 
イメージ 6

過去アニメで央美さんとわたしとの接点は、
『お姉ちゃんが来た』(14年冬)早坂ルリ。
かわいい顔だけど、すごく強い、武闘派の娘。

しましまとらのしまじろうは、アニメのみならずメディアミックスでご活躍中のキャラです。
わたしは「子供チャレンジ」をよく知りませんわかりませんスミマセン。

南央美さんキャラを並べてみた。

転んだ女の子・早坂ルリ・しまじろう 
イメージ 2



おしまいに、かやのんとゆりえほいが並んだ画があったので、過去共演作『ゴールデンタイム』(13年秋14年冬)で並べてみた。

『ゴールデンタイム』
加賀香子 と リンダ先輩 
イメージ 3

イメージ 4
「このすば」第8話
ウィズ と ダクネス

今、気が付いたんだけど、この二人は今までも自然に共演しているし、こうして並べてみるとよくお似合いのキャラの印象から、リアルでも仲のいい、というかまるでお友達のような感覚で観てしまうのだけど、そして実際に現場では和気あいあいとした雰囲気で共演されたように思えるのだが、しかし。
2010年デビューのかやのんより12年前にデビューしたほっちゃんは、今年40歳。現在29歳のかやのんから観たら、大先輩もいいところだ。      マウスでなぞると文字が読めます。
歳の割には落ち着いた雰囲気で、かつては別の職業に就いていた経験もあり、常識的社会人として先輩を立てるそつのなさも持ち合わせているであろう、かやのん。
人気声優として活躍し続けるわりには謙虚で、ときとして年下の後輩にすら敬語で話すこともあると言われている、ゆりえほい。
このお二人の共通点は、ほわぁんと柔らかな物腰、女性らしいまぁるい感じの人当り。
そんな二人だから、並んでいて違和感がないのはキャラだけでなくリアル世界でも同様なのだろうけれど、それにしても、ほっちゃん!……若いにゃ。

……17歳だしな。

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2アニメ連続して、CVの聞き別けができていないことに気が付いた。
 
しゅが(佐藤聡美さん)の声が、わからなかた。
かたかた。
 
この先にはアニメ作品の内容に関するネタバレが含まれます。



 
わからなかた その1
今期アニメ『政宗くんのリベンジ』で、亀ちゃん(大亀あすかさん)は何となくわかったんだが、あくまで「何となく」。そう言われてみれば、ようやくわかる程度。内容を追って普通に観ていたら、聞き逃してしまった事だろう。
早瀬 千夏は主人公・真壁 政宗の妹。
 
お母さんのおぐにゃん(小倉唯さん)は、わかりやすい。おぐにゃんの一番おぐにゃんらしい声だ。
(キャラ的には、一番お母さんらしくないお母さんだが)
 
ところが、ところが!
ショックだったのは、しゅが(佐藤聡美さん)が、全然わからなかったこと。
しゅがの声はこれまでにずいぶん聞いてきたし、かなり特徴のある声だから自信はあったんだがなー。
メインヒロイン・愛姫の取り巻き三人娘のうちの一人、水野 鞠だったんだ。
 
水野 鞠は今までにも第1話と第2話に出て来ていたけど、特に声を気にかけてはいなかった。
 
 
学園祭回だった第11
「八坂祭の白雪姫」
21017年3月16日:放送
21017年3月17日:視聴
 
正宗のクラスの出し物が演劇の『白雪姫』で、愛姫のA組と演目がカブってしまった。
ダブル「白雪姫」がダブル監禁という事態を招いたりして、ストーリーはダイナミックに展開する。
水野 鞠はA組のクラス委員長で、同じく取り巻き三人娘の他の二人、金子 園香(CV:伊瀬茉莉也さん)と木場 菊音(CV:伊藤かな恵さん)も登場している。
 
早瀬 絹江(お母さん)  早瀬千夏(妹)
イメージ 1

金子 園香  木場 菊音  水野
 
 
CV
小倉唯
大亀あすか
伊瀬茉莉也
伊藤かな恵
佐藤聡美
 
こうして並んでいる画を観ると、各キャラの立ち位置とキャラデザがよくわかる。
下段は「三人娘」とは言うものの、第11話で三人が横並びで映っている場面はない。
今回は、この3人のCVを解析する。
 
 
リーヤの原点は『惡の華』(13年春)のヒロイン・仲村佐和。
近作は『スクールガールストライカーズ Animation Channel(今期)なのだけれど、わたしはここでも聴き間違えて、またしてもヘコんだ。
 
「スクスト」の第9
「青春!紅の決闘」
201734日:放送
同日:視聴
 
わからなかた その2
杏橋 天音が降神三姉妹の長女・あから(CV:三瓶由布子)の敵役として登場した際に、「あ、しーたむだ」と思っちゃったんだよ。確かに同系列の声を出すキャラではあるが。しーちゃん(井沢詩織さん)は『ポッピンQを劇場に観に行ったレポートのところでやりましたね。近作は「くず本」の最可ですよ。
実際には、しーたむぢゃなくて、リーヤだったんだよお。
 
かな恵ちゃんは、つい最近再放送で観ていた「SAO」でのユイがとてもいい声だった。また、これも再放送だった『花咲くいろは』(本放送・11年春・夏)のメインヒロインは、わたしが知らなかったかな恵ちゃんの新しい魅力を垣間見させてくれたけれど、あっという間に終わってしまい、クヤシ〜、ヤシ〜、シ〜、〜。あんまり悔しいから、エコーが掛かっちゃうよ。
かな恵ちゃんの原点は「レールガン」の佐天さんではなくて、実は「イカ娘」の長月早苗だったりする。
 
しゅがとはあまりにも付き合いが長すぎて、なにが最初の出会いだったかわからないくらいだ。
……いや、ウソですごめん。原点は「俺の妹 」のラスボス・地味子です。
わたし「けいおん!」(Ⅰ・09年春 Ⅱ・10年春夏)をまだ観ていないものですから……スミマセン。
 
5人のうちの3人を、それおな的に並べてみると、こうだ!
 
『フォトカノ』13年春)
おぐにゃんは出てません


柚ノ木 梨奈
前田 果音


新見 遙佳
しゅがは出てません
  
  
イメージ 2

なお。
因みに、多くの人は佐藤聡美さんのニックネームを「しゅがぁ」「しゅがー」と表記し、それは当然、佐藤→砂糖→シュガーからきているのだけれど、私は勝手に個人的に「しゅが」と書いています。
あまり意味はありません。わたし的には語感が気に入っているのと、あだ名は常に変化する(だいたい短縮方向に進化する)ものだから。コンピューターを「コンピュータ」と発音する人もいるしね。
 
 
因みにこの投稿の冒頭部分「わからなかた」も「わからなかった」の意味です。全く意味はありますん。

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この記事には、アニメ作品、古典落語の内容に関する多くのネタバレが含まれます。

アニメ作品の中で声優さんが落語を語るシーンがあり、それを聴いて楽しめるのがこのアニメの大きな旨みです。

第六話まで、親子会での「居残り 」が取り上げられてきたが、現在は『芝浜』が中心となってストーリーが展開している。

この投稿記事は、先週分の第8話の内容を中心に書いています。
2017年2月25日:放送
同日:視聴


その第八話で、師匠である八雲師をかなり強引に高座に引きずり出した助六が、前座で語ったのが『芝浜』だった。むろん4分ほどのダイジェストだが、アニメの尺内ではあれ以上は望むべくもなく、満足です。

第一期の終盤で、二代目・助六(CV:山寺宏一さん)が演っていて、第二期ではそれを追いかける与太さんの姿がストーリーの骨格となっています。
これで、やまちゃんとちいちの『芝浜』を聞き比べることができたわけだが、そうなれば当然、石田版を本寸法で聞きたくなるのが人情ってもんです。


ところで、
与太さんの語り口から言うと、大名や大店の主はあまりしっくりこない気がする。声的に。
町人、それも文字通り与太郎や、威勢のいい職人衆が最も旨みを味わえそうなキャラだ。
そこを踏まえて、今後この作品内で助六に演ってもらいたい噺を挙げるとすれば……。

ちょと肩の力を抜いて聴きたいのは『花見の仇討』か『強情灸』
啖呵が切れるのは実証済みだから、『たがや』が面白くならないはずがない。
『青菜』の後半は面白いだろうなあ。前半の「菜をおあがりか?」が上手くできるかが問題だ。
『にらみ返し』なんかも観たいな。『紺屋高尾』とそれに『崇徳院』『粗忽の釘』
大ネタだったら『らくだ』だろうなあ……一期の第七話でやってたけど、もう一回ちゃんと聞きたい。

それから、八雲に語ってもらいたいのは『愛宕山』と『大山参り』『お神酒徳利』(柳家じゃない方の)
『寝床』なんか、ぜひ聞きたいよお。
八雲師は声に色気があるから若旦那物も行けると思う。『干物箱』『二階ぞめき』などはどうか。
大ネタなら『子別れ』そしてやっぱり『火炎太鼓』
この二題は八雲・助六どっちも聞きたいネタです。


なんか、あれもこれも聞きたい奴ばっかしで、考えてるうちにドンドン増えていくので困った。

逆に、これは合わないからやめといたほうがいいと思えるのは、例えば『禁酒番屋』『二番煎じ』
八雲師はどんな噺でもそつなくこなしそうだから、語ればそれなりに形にするんだろうけど、個人的には似合わないと思う。
要するに、ある種の下世話な感覚、あるいは下品さが必要な話です。あくまで個人的に、そう思います。
わたしの思い込みが激しいせいかもしれないけど、超絶かっこいいのは八雲師ばかりではなく、実は与太さんもクールにかっこいい。だから、与太さんにもやってほしくない。
え?与太さんもかっこいいかって?
そりゃかっこいいですよ。キャラ的にはお調子者で、バカバカしい滑稽噺が似合うように描かれているけど、どうしても隠しようもなく、声にもしぐさにも艶があって、実にいい男じゃないですか。
『蛙茶番』は、八雲にはまったく似つかわしくないと思う。
禁演落語だったからという理由ではなく、やはり下品で無造作な庶民感覚によるものです、あくまで個人的にですが。
八雲師は艶笑話が十八番、ということですが、それは花魁などの粋なおねいさんの描写がいろっぽいという事で評価されたものだろう。
むしろ、町の若い衆が寄り集まってろくでもない相談をカマす……というよくある展開なら、与太さんの方が……。
与太さんだったらどうだろう。演ってほしくないような……観てみたいような……。


ところで『芝浜』ですが。


この噺も、リアル世界では立川談志師が最晩年まで好んで高座にかけていましたね。

それと、やはり亡くなるすぐ前まで演っておられたのが、先代の(五代目)三遊亭圓楽師。
……というか、生前最後の演目となったのがこの噺だったんです。

このお二人は、歴史と伝統を重んじ名跡の重さを尊ぶ落語界にあって、それまでの枠組みを打ち破り、自ら新会派を立ち上げた。
談志師は家元として「落語立川流」を立ち上げる。
圓楽師は総領として「圓楽一門会」を主宰する。

またTV番組『笑点』の司会者(談志・初代。圓楽・四代目)という共通点もあります。

談志師は『芝浜』に限らず、それまでの古典落語に全く新しい解釈で自分なりの世界観を構築して、キャラを現代でも通用するような人物像として再構築するという手法を好んで使っていた。それが端的に表れていたのが、おかみさんの描き方でした。

通常、江戸落語の世界では男勝りで勝気、口の悪い旦那に一歩も引けを取らないどころか言い負かしてしまうほどのある種ふてぶてしさすら持っている、強い女性として描かれるのが定番なのです。
この噺の中でも、ぐうたらで怠け者の亭主をまだ夜も明けやらぬうちからたたき起こして河岸まで出かけさせる、拾った大金を隠し酔い潰れた亭主をだまして強引に夢だったと言いくるめる、そして借金を返させるために仕事に精を出させようと尻を叩いて励ます。なかなかの剛腕ぶりです。


しかし、談志落語での女房像は定番を否定するのではなく、それに加えて女性らしい可愛らしさやいじらしさも同時に描こうとしていました。
残念ながらわたしは、若いころから晩年まで、例えば30代、40代、50代の頃の談志師がそれぞれどのような解釈で女房を演じてきたのか観比べたわけではありませんが、少なくとも晩年の『芝浜』では、こうでした。
すなわち話が終盤に差し掛かり、禁酒することで家業を軌道に乗せ成功者として財を成した魚屋の勝に、それまで吐いてきた嘘を告白して懺悔するくだり。下げに向かって大いに盛り上がる、まさに江戸落語人情話の真骨頂と言えるシーンなのですが、多くの噺家はこの女房を「自堕落な旦那を更生させた立役者、立派なおかみさん、女の鑑」として描くのですが、談志師は嘘を吐いて申し訳ないことをした、ごめんよ、ゆるして、と。涙ながらに謝る、自分の行動が受け入れられないかもしれない、嘘が許されずにもしかして捨てられてしまうかもしれない、と不安がる、弱さもいじらしさも持っている女性として描いた。

しかし、このシーンにおけるおかみさんは泣いてはいるけれど演技であり、談志師は勝とおかみさんのキャラを行き来しながら自分はどこかで客観的で冷静な視点、いわゆる「神の視線」をキープしているように見えました。

一方、三遊亭圓楽師の晩年の『芝浜』はといえば、人情劇に重点を置き、盛り上げ方もよりドラマチックに「泣かせ」の方向性を持っていたように感じられたのです。
そして、語っているご本人が涙をこぼしながら、本気で泣いていました。

まさに迫真の演戯でしたが、わずかな傷があったことも確かです。
おかみさんが嘘を告白して、大工の勝は驚くが許し、やがて和解した二人は「今夜だけ、一杯飲もうか……」となるのですが、当然二人には気持の上で温度差があります。
話の展開に沿って、やがてその温度差がなくなり和解するまでが、実に深みがあり上手くできた噺なのですが、おかみさんの方が本気で泣いてしまうとすぐには勝に戻れない。
一人の演者が複数の人物を描き出すのが落語、というのは大原則です。
高座に上がるヘアスタイルや服装に制限があるのも、声色を使うのが御法度なのも、上下を切るのも、これすべて瞬間的に別人になるために考え抜かれた作法です。
圓楽版『芝浜』では、泣いているおかみさんから大の男の勝に戻る瞬間に、違和感を覚えたのも確かでした。泣きぬらした顔が、二つのキャラの間を行ったり来たりするのを邪魔するのです。

おかみさんの感情表現に立脚し、あえて主人公である勝の演技捨ててでも、あるがままの「泣き」を目一杯描き出すことに重点を置いたことで、実に人間臭い、どっしりとした味わいの話となった圓楽版『芝浜』

江戸落語の定番であるおかみさん像を大胆に改変し、平成になって久しい現代でも通用する、可愛らしくいじらしい女性を描き出した談志版『芝浜』

どちらも、これでもかとばかりに個性的で、溢れるほどオリジナリティに満ちた、他のどこにもない噺です。

アニメの方に話を戻します。

第8話の中で、目の前で語っている与太さんの『芝浜』が、先代の助六の語り口であると見抜いた八雲師は、
「そのフィルムで助六は泣いていたのかい?」
先代が下げで泣いたかどうか、質問します。

与太さんが、四国の旅館での録画フィルムを観て先代の『芝浜』を憶えたというエピソードが下敷きになっています。

先代・助六を踏襲した与太さんは、泣いていました。
 
イメージ 1


与太さんがオチを付けて講座を降りた後も涙が止まらなくなったほど泣いていたのは、もう一つ別の味わいで、大きな意味がありました。

つまり、先代の助六の『芝浜』をコピーして高座に掛けられたことに対する感動。
引退を表明した八雲の目の前で、それをお披露目できた安堵と自負。
 
イメージ 2

おかみさんの涙と自分の涙が混じり合って、〆のお辞儀で緋毛氈の上に滴り落ちる。
この演出は見事というほかにありませんでした。

人間の感情をありのままに描き出すのが信条の江戸人情話。
それを演じる噺家の内面を描き出し、ダブルで人間を表現しようとしている『昭和元禄落語心中』

おいしいおいしい、現代アニメを観る醍醐味ですなあ……うまうま、おいしい。

では、数時間前に放送された第9話を、これから観ることにします。

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前回から引き続き、「初期印象」というより「半分まで観た時点での印象」のランキング、です。
 
 
12
『信長の忍び』
ストーリーについていけません、スミマセン。アニメに責任はありません、わたしのせいです、戦国時代の歴史がわかりません。
前回記事の11位と同様、CVの声を聴くために観ているアニメ。
いのすけの声だけでご飯が三杯食べられる。
だって、こういうキャラでああいう声のいのすけは貴重なんだよ。
 
 
13
CHAOS;CHILD
期待が大きすぎてハードルを上げてしまった。「思ったほどには面白くなかった」と感じているが、客観的に評価すればやはり面白さのランクはそこそこ高い。
無意識に「シュタゲ」のようなものを期待していたのだが、あのレベルのストーリーがそうそう作れるはずはないのだから、そもそもない物ねだりだった。
CVにいのすけ(水瀬いのりさん)が第4話から加わったが、これが淡く消え入りそうな印象の声で、ちょっと新味だった。
数年前に「途中参戦するかやのん」という記事を書いたことを思い出す。今期いのすけは34話辺りから登場パターンが複数ある。
『ガヴリール ドロップアウト』では第1話に登場していたが、人間世界に舞台が移ってからはあまり出番がなかったのでガッカリしていたが、第5話で再登場。
 
5話「その幻想を壊されまくった天使」
1727日:放送
同日:視聴
 
実は5話で切ろうかと思っていたのですが、ふっきれないまま6話を観てしまった。
 

さて、前回チラッと書いたように、2月中旬には全部終わるはずだった「初期」印象ランキングですが、もう7話を放送しているアニメもあり、半分以上終ったので、この先は個別のコメントはほんの一言にして、順位だけの発表となります。
 
14
リトルウィッチアカデミア
15
風夏
16
MONSTER(再)
17
政宗くんのリベンジ
18
セイレン
19
ガヴリールドロップアウト
20
鬼平 ONIHEI
 
「リト 」放送直前SPの劇場版を観て、気に入ったので見ている。CVがよい。特にはんめぐが素晴らしい。
「風夏」ストーリー展開がご都合主義。キャラが素晴らしい。このミスマッチが新味。
MO 」話が面白い。小説で読みたい話だ。アニメ向きではないのかもしれない
 
「 リベンジ」なにか、一味足りない。
「セイレン」だんだん飽きてきた。
「ガヴ 」上の2作品を含めて、ラブコメ・青春学園物・ギャグアニメ、それぞれ古典的で、安定はしているが、ガツンと目が覚めるような個性がない。だから週を重ねるごとに眠くなってくる。
「鬼平」客観的にはとてもよくできた良アニメ。EDが由紀さおりさんでスキャット部分が往年の名曲「夜明けのスキャット」を彷彿とさせる。細かい点だが、蕎麦をたぐっているシーンでムシャムシャ噛んでいる描写があったが、原作者が食通だったことを考えるとあの描き方は気持ち悪い。蕎麦なんてもんはよ、二、三回歯に当たったか当たらねェかぐれェでつるっと腹に収めるもんだぜ。気が短くて悪かったな、べらぼうめ。いつまでもクチャクチャ噛んでんじゃねェよ、しまいにゃ口ン中でウンコになっちまわぁ。
 
って、汚いな……。
 
 
21
BanG Dream!バンドリ!
22
にゃんこデイズ
23
ACCA13区監察課
24
Rewrite 2ndシーズンMoon/Terra
25
ハンドシェイカー
26
ピアシェ〜私のイタリアン〜
27
四畳半神話体系
28
天使な小生意気
29
コチンパ Ⅱ
 
「バンドリ」よくあるあのタイプのアニメね。と、ついつい思ってしまう。
「にゃんこ 」ショートアニメにしては面白い。
「アッカ」は「風夏」を駆逐しなかった……のね。観ていると必ず寝ている。つまらなくはないんだけどなあ。
「リライト」壮大な話はテーマがボケる。一期の方がよかった。
「ハンド 」作画がとても手の込んだ仕事なのはわかるが、話が面白くない。
「ピアシェ」良くも悪くも5分アニメ。知っている声優さんがほとんどいない。
「四畳半」作画が特徴的。最新話は面白かった。2ランク特進しよう、現在は25位。
「天こな」期待しすぎた。ヤンキーっぽいキャラが個人的に苦手。
「コチンパ」CMだしね。CVは良いのだけれど……。
 
 
『南鎌倉高校女子自転車部』を観たいのだけれど、関東では放送していないので観れない。
 
3月のライオン』を最後まで観たいのだけれど、放送時間が変わっているので毎週、後半10分が観れない。
ネットで追いかけて観ている。
 
『龍の歯医者』を観たいのだけれど、地上波では放送していないので録画できない。昨晩、TVの放送を直に観たが、辺りが騒がしく、途中でわけがわからなくなった。
 
『殺せんせーQ!』をネットで4話まで観たが、これ以上観るかどうかは分からない。
 
 
ところで、17年冬アニメ 初期印象ランキング その1
「クズ本」のところで、
射精描写は「エヴァ」のアスカをおかずにしたシンジ君以来、と書きましたが、ちょっと気になっています。
未だにわたしの中ではよく分かっていないことがあります。
「あのはな」第1話で、じんたんがラーメンを食べているシーンで、めんまが膝の上に乗り自分のラーメンがないことに不満を言って、すねる場面。
ちょっと「尻こき」みたいなことになってしまう描写があるんですけど、コメディタッチで描かれていてエロくはない。ニヤニヤしてしまうような微笑ましいエピソードです。あれってさあ、やっぱじんたん、出ちゃってるんだよね……
今調べたら、岡田麿里さんが「尻コキで昇天シーンを入れた」と、明言しているみたいです。そっか、長年の疑問が解けたよ。
では訂正しよう。
射精描写は「あのはな」のめんまの尻コキで昇天しちゃったじんたん以来、が正しい。

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前々回の続きを第7位から発表しようとしています。
 
しかし、「一ヶ月が過ぎ、全体の三分の一が放送された」状態で書いた原稿を2月の6日にアップした『その1』に引き続き『その2』を読んでいただこうとしている今日が2月の20日で、実際には「一か月半以上が経ち、全体の半分が放送された」というのが正確なところとなってしまいました。
初期印象ランキングというより、中間発表、だな。
 
言うまでもなく、全体的に多くのネタバレが含まれます。
 
7
『亜人ちゃんは語りたい』
キャラ立ち、エピソードそれぞれの味わいとその積み上げ方、CV的な魅力、音楽、どれも満足できる。
アニメーションは特に目を引くほど傑出したものはないけれど、一定の水準は満たしていて目立ったキズもない。
OPED」が両方とも素晴らしいアニメに、ハズレはない。という法則を実証している作品だ。
安心して身をゆだねられるので、観ていて楽しい。
キャラ名と声優さんの芸名がシンクロしている例はこれまでにもあったけれど、これほど多数のアニメは珍しい。
キャラは全員、クラスメイト役人間


キャラ名
声優名
佐竹 裕介
小林裕介
木村 静香
石上静香
井森 敦美
敦美
太田 淳一
柳田淳一

ここまでは、メインキャラの亜人ちゃんたちをそれぞれ取り上げて掘り下げることでエピソードを積み上げてきたが、新キャラが投入されて、展開が新たになり伏線が引かれた。
事前情報から、途中のどこかで天ちゃん(雨宮天さん)が登場して来ることは分かっていたのですが、最新話で
クルツ(若い刑事。ドイツ系らしい)としてご出演。
 
7話「サキュバスさんはいぶかしげ」
17219日:放送
同日:視聴

 いや〜、まったくわからなかった。天ちゃんの声は聴けばすぐ分かると思っていたのに、聞き別けができなかったよ。
このところ以前のような「姫様声」が聴けなかった(まあ、いろいろあったのでしょう)のですが、考えてみたらわたしは天ちゃんの男性声を聴くのは初めてかもしれません。
 
 
 8
『幼女戦記』
ストーリーが秀逸。
個人的には、戦記的な部分に旨みを感じないのだけれど、そういうのが好きな人には大当たりなアニメだろう。
調理方法(枠組み)としては戦記なのだが、表現したいことはそれとは違う風味を感じある。
CVはあおちゃん(悠木碧さん)の声が存分に楽しめるので、うまうまおいしい。
キャラの立て方はあおちゃんキャラとしては珍しくないし、声質は悠木碧ブランドを継承しているから安定している。過去作品のキャラを思い出しながら聞いていると、楽しい。
ターニャ・デグレチャフの声は典型的な「硬・暗・冷」系列の声で、
『六花の勇者』(15年夏)のフレミー。
『ワンパンマン』(15年秋)の戦慄のタツマキ。
『僕だけがいない街』(16年冬)の雛月加代。
などがある。
それに対して、逆のキャラ立ちをしているのが、
今期でいえば『ACCA13区監察課』のロッタが「柔・明・暖」系列のキャラ。過去には、
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(13年)の比企谷小町。
『ソウルイーターノット!』(14年春)の多々音 めめ。
『七つの大罪』(1415冬)の)ディアンヌ。
などを思い出す。
 
硬・暗・冷
フレミー
戦慄のタツマキ
雛月加代
ターニャ・デグレチャフ
柔・明・暖
比企谷小町
多々音 めめ
ディアンヌ
ロッタ ・オータス

イメージ 1

導入部分で世界観とキャラの説明をしておいて、第3話で「隠れ世界観」をネタバラシした。

お〜っと!最新話は総集編だった。
残念ではあるが、ある程度仕方のないことなのだろう。
ひょっとして、今期初の総集編か?それほど苦戦しているようには見えなかったが……。
 
 
9
『けものフレンズ』
これは不思議で独特な味わいを持ったアニメなんだね。
1話で提示された伏線が尾を引いている。
そもそもこの世界はどうなっているの?
メインキャラの正体は誰なの?
目的地への旅を綴ったロードムービー的な構造でRPG的な世界観を表現している。
最新話では徐々に解けていく謎が、この先の展開に対する予感と期待を盛り上げていた。
 
動物擬人化が全員美少女萌えキャラなのはお約束だけど、ちょっとくせのある独特の味わいが後を引く。
OPは聞いていてワクワクする要素がたっぷり。
EDの入りが秀逸。楽曲全体の印象が終末の哀感と、甘い感傷を含む「祭の後のせつなさ」の味わい。
 
10
One Room』花坂結衣・編
ストーリーは、わたしの世代が観るとファンタジーに過ぎない。現実にはああいう展開はあり得ないことを承知のうえで楽しめるかどうかが、好き嫌いの分かれ目になるのだろう。主人公のセリフがカットされていることで、ゲームの世界の中でストーリーが進行しているのだとわかる。
リアル世界では、初対面に近い異性の部屋に深夜にまで二人でいることはかなり危険な状況であり、非現実的なのだが、そういうレベルの話ではないのだから、ゲーム世界の出来事だと割り切ればアニメ自体のうま味を存分に味わえる。
画面全体はスッキリ端正なデザインで、作画も悪くない。
何と言ってもCVの魅力が全体を牽引したのは間違いない。
MAOって、こんなに可愛い声だったっけ」と、認識を新たにした。
メインキャラは3人なので1クールを三分割して、月替わりとなるのだろう。
1(を一日はみ出て実際には21日まで)で花坂結衣・編が終了して
28日からはCVがりえしょん(村川梨衣さん)に替わった。
 
11
『スクールガールストライカーズ』
別の空間(5次元時空)で「妖魔(オブリ)」と戦うストーリーだが、物語の骨格はむしろ『アイドル物』のパッケージなのだと思う。わたしは個人的に並列キャラが多数存在する形は苦手なのだが、このアニメは第06チーム「アルタイル・トルテ」の5キャラをメインとして焦点を絞ったおかげでわかりやすく、鳥頭のわたしも全体の構図を飲み込みやすい。
おぐにゃん(小倉唯さん)から見るとキャリさん(石原夏織さん)はゆいかおりのパートナー。そしてリアルでも仲良しのりなしー(日高里菜さん)それに、先輩であるざーさん(花澤香菜さん)とみゆきち(沢城みゆきさん)。
その先輩二人の共演でパッと頭に思い浮かんだのは『サイコパス』(一期:12年秋13年冬 二期:14年秋)
おぐにゃんにもりなしーにも、それぞれ秋波を送っていたざーさんが、アフレコ現場で「両手に花」状態でやけている様子が目に浮かぶ。
いずれにしても、わたしにとってはアニメそのものよりCVを聞いて楽しむためのアニメ。
申し訳ないような気もするが、ストーリーに興味はなく、はっきり言って話の内容はどうでもいい。
 
続く。
噛みングす〜ん。

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