|
新曲の初演をしました。 こう書けば、普通なんだけど、昨日参加したお仕事はちょっと変わっていたんで、ブログにアップしようと思います。 参加したのは、Peter Garland作曲の「SMOKEY THE BEAR SUTRA」 フライヤーによると、 「自然詩人」と呼ばれるゲーリー・スナイダー(1930〜)は、修験者たちが、護摩木の燃え立つ中で不動明王を祈祷する「紫燈護摩」をイメージして、「スモーキー・ザ・ベア・スートラ」という詩を書きました。
それは、アメリカのロッキー山脈に棲息する「熊」を「山脈の神」と見立て、その広大な自然を火災や自然破壊から守って下さい」という「経文」の形で書かれました。 作曲家のピーター・ガーランド(1952〜)は、この詩を取り上げ、「熊」→「法螺貝」、「祈りを捧げる者」→「声明」として、その世界を表現しました。 今回の世界初演にあたり、この「スモーキー・ザ・ベア・スートラ」の発想のもととなった「紫燈護摩」をご覧頂き、その後、「スモーキー・ザ・ベア・スートラ」の作品をみなさまに聴いて頂こうと思っております。 とあります。 ピーター・ガーランド(Peter Garland b.1952〜)さんは、今回の初演を企画した、声明の桜井真樹子さんのお友達だそうです。 「作品を売ってお金儲けしたい」とか、「売れたい」という気持ちは毛ほどもない方だそうで、曲は大抵「出版」などを目的とはせず、「○○さんのために」書かれるそうで、この「ベア・スートラ」も桜井さんの為に書かれ、桜井さんだけが演奏することを許されているので、縁あって、私なんぞが参加出来たのは大変に光栄なことなのかもしれません♪ まぁ、編成的に、「アノ曲、いいよね〜、私達もやりたいね〜」などと気軽に出来るような編成ではないので無理ですが、、、。 そのガーランドさん。 我々打楽器科出身者には割りと馴染み深い作曲家(実験音楽世代)である、ジョン・ケージ、ルー・ハリソン、フェルドマン、パーチらの後継者的存在。今回の仕事にあたって、少し情報を収集したわけですが、プリミティブで、「音の素材そのもの」を大事にしている感じがしました。 ちなみに、、、、 法螺貝×2名 声明×2名 打楽器×4名(バスマリンバ、チャイム、テンプルベル×3、大太鼓+テンプルブロック) という編成。 私はチャイムでの参加でしたが、どうも、ガーランドさんが「チャイムそのものズバリ」のサウンドをイメージして書いたわけではないような気がして。 頭の中で、何となく、青銅の楽器の(ガムランみたいな)サウンドが鳴ってしまって仕方なかった。でも、わざわざ「音程指定のテンプルベル」なんていう面倒な楽器指定をするくらいだから、「ガムラン」がイメージなら「ガムランの一つくらい、調達せいや〜」くらい言いそうなものだから、実際に「チャイム」のイメージで書いたのかも。 打楽器は特に伝統的な装束があるわけではないので、普通に本番用の黒上下でしたが、他の出演者はそれぞれに装束があるので、集合写真を撮ったらかなり、、、、(笑) 舞台や芝居の仕事ならこういうこともありますが、、、ハハ、、、珍しいです、やっぱ。 テキストは英文でしたが、声明の桜井さんは英語に堪能な方らしく、素晴らしい和訳も事前に頂き、テキストの意味も感じることが出来たのは良かった。 訳し方も、割りにカジュアルに訳して下さったため、親しみやすく、感情が入りました〜♪ とても素晴らしいテキストで、桜井さんの声明もとってもハートフルなので、リハ中から色々と影響されて「人と一緒に演奏するって楽しいな〜」と嬉しかった。やっぱね、ヒトの声って、すごい力あるね。 長くなりましたが、、、 そう。この作品の原点である「紫燈護摩」を生で見れるってんで、「寒いしちょっと嫌だな〜」とは思いましたが、修験者の神事を見せて頂き、清まった心で演奏しようじゃぁないか!!と出演者一同寒空の下へ。(昨日はマジに寒かったってば) ベア・スートラに参加する法螺貝の二人含む、山伏の皆さんによる、荘厳たる神事の始まり始まり、、、、 勇壮な、、、(?)法螺貝に導かれ、山伏達が神事を進めていくわけ。 願い事が書いてある護摩木に火を入れ、四方に矢を放ちます(一本、不発だった、、)、、、、、、 が、、、 写真は無事に飛んだ矢が、、、(^^)♪ 何だか、風がやたらと強く、割とカジュアルな雰囲気で神事は進行し、結構、得がたい(?!)経験をした気がします(笑) 火渡りってのも初めて見ました。(朝に写真をアップしたもの) 山伏に「ちちんぷい(とは言ってなかった)」と呪文(?な訳ないか)をかけてもらえば、火なんか熱くないんです。そして、ご利益が、、、 まずは山伏さんたちが本当にさほど熱くなさそうに火の上を歩いていくんで、「そんなもんか〜」と見ていたら、桜井さんがミューシャン代表で挑戦。 さすがに落ち着いておられます、、、(が、やっぱり熱かったって) それを見た打楽器の後輩が果敢にチャレンジ。 ・・・絶叫しておりました。やっぱ、熱いって。 私は、、、、「やってみようかな、、、、」と思ったけど、、、、、 ってのはウソで、ご利益があっても火の上は歩きたくないなあ、、、。 しかし、風が強かった。 途中で勧進帳に閉じてある経文が風でばらばらと飛ばされて燃えそうだったし(^^;) そんな感じで(?!)、厳粛なんだか、厳粛じゃないんだか、ちょっと迷いそうな神事を神妙に見学した後に、ベア・スートラの初演。 本番は、声明二人のエネルギーがすごくて、とっても影響されました。反省は多々ありますが、この「エネルギーに影響される感じ」は大好きです。音楽やってるって気がする。 誘って下さった神田佳子さんに感謝です。神田さんのブログコチラも合わせてご覧下さい♪ でも、、、、。 今思うと、、、 火を歩いてもしも願いが叶うなら歩いてしまえばよかったな〜〜。 私にはとってもささやかなお願い事があるので(^^)♪。 Good night!!
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- その他音楽



