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総論草案

昨日、診療を終えてから長野県まで墓参に行ってきました。
蓼科で一泊し、ゆっくりして帰ってきました。
雨交じりのお天気でしたが、墓参中は傘の必要もなく幸いでした。
また、雨の降る森を眺めることができて、これも幸いでした。
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そんなわけで、
今日はちょっと手抜きをして、「思春期ブルー」総論草案を、
まとめて掲載します。今後、これに手を加えつつ総論を作ります。
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○思春期ブルー総論○
目次
●1.思春期病の意味
●2.思春期病の病因
●3.思春期病の症状
●4.思春期病の治療
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●1.思春期病の意味
 不登校、拒食症、強迫性障害、対人恐怖症、抑うつ状態、パニック障害など、
思春期の心の病気については、それぞれに異なる病態としての定義がありますが、
いずれも、心のエネルギーが消耗している点において共通しています。
 そして、事実、心のエネルギーの充填により、いずれの病態も回復可能なうえ、
いくつかの病態はしばしば重複することがあり、呼び方に苦慮するので、
まとめて、思春期病と呼びます。
思春期における、心のエネルギーの消耗を特徴とする病気が、思春期病です。
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●2.思春期病の病因
一般に、何かに努力をする場合、それに見合った成果がないと、
むだな努力を続ける分だけ、心はしぼみます。
成績の悪化、こじれた人間関係、原因不明の体調不良などをきっかけに、
思春期病を発症する理由のひとつです。
・・・
自立心の芽生え始めた子どもが、親や先生から無用な管理・抑圧を受けて、
自立できずに心をしぼませる、という構図も珍しくありません。
この時、子どもにとって、母親はとても大きな存在です。
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稀に、トラウマティックな出来事により、心が一気にしぼむこともあります。
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●3.思春期病の症状
病気の症状は、脳からのアラームと考えると理解しやすいもの。
私たちが不快に感じるほとんどの症状は、言葉をもたない脳からの、
「不快なんだけど」というアラームに他なりません。
(なぜ、朝起きられないのかな、困ったな?)→(脳:学校へ行くのは困る)
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脳は、いつも私たちの心身、環境を見張っており、何か問題をみつけると、
なんらかの方法を使って、それを私たちの感覚に伝えたり、行動で表したりします。
感覚では、痛み、苛立ち、不安、抑うつ、焦燥などの形をとり、
行動では、○○したいのに○○できない、という形をとります。
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また、人と人の心(潜在意識)は鏡のように映しあうものなので、
大人たちが子どもから感じる感覚は、子どもが感じている感覚そのものです。
(親:なんてしつこい子なの!)→(子:なんてしつこい親なんだ!)
もっとも、潜在意識レベルの話なのですが・・・
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症状には必ず意味がある、と考えることができます。
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●4.思春期病の治療
思春期病は、心のエネルギーが消耗し、しぼみかかった上に、
いくつかのストレスという重荷がのっている状態なので、
心のエネルギーを充填する手立てを講ずることと、
ストレス軽減策を練ることが、治療の柱となります。
・・・
心のエネルギーの充填には、やりがい、達成感のある生活が効果的です。
ストレスには、その正体を探り、ストレスに対する“考え癖”を調整し、
ストレスという重荷を言葉で吐き出すことで、その軽減を図ります。
・・・
やりがいや達成感は、自力で何かを成し遂げて得られる感覚であり、
思春期病の子どもにとっては、「自立すること」が最善策となります。
親が子どもを、“信じる、黙る、聴く、先回りしない(SDKS)”ことは、
子どもが自立する上で有効な手段です。
“黙る、聴く“はストレス軽減にも役立ちます。
・・・
親の姿勢としては、自分の言動から親のにおいを消すように努力し、
これまでの子育ての道具であった干渉、保護、支援、支配、躾けなどは、
すでに親の我欲にすぎない、と認識しておくことです。
煩わしいことの嫌いな他人の子を、お預かりしているつもりで、
自分の言動をチェックするのも一法です。

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はじめまして。
闘病記書いているゆめと申します。
http://blog.goo.ne.jp/aino-yume75215/

思春期病と間違われやすい、
こどもにも発症する、脳脊髄液減少症という事故後遺症をご存知ですか?

2008/10/21(火) 午前 8:13 [ end*c*pet*ap ]

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