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・はじめに
・試験車両
・試験コースの概観
・大型二輪の試験コースの詳細 (1986年の平針)
❶外周と急制動 ❷スラローム ❸外周および8の字 ❹波状路 ❺一本橋
❻クランク ❼たこつぼコース ❽鋭角ターンと坂道発進 ❾帰還
・合格のポイント
【その③】
・当時の練習にまつわる話
・練習場について
・技能審査の受検体験記
・練習時間
・当時の受検状況について
・統計データ (1982年)
・限定解除審査を受けた感想
・運転免許試験場と教習所
・当時の免許証 限定解除アーカイブ
【その③】
当時の練習にまつわる話
当時、しっかりと練習してから受検しようとせず、いわゆる “記念受検” だった人が多かったのは事実です。確かに、限定解除をしようにも、練習させてくれる施設があまりなかったのも事実でした。
ただ、見た目にも練習している人とそうでない人との技量の差は明らかでしたし、今もそうでしょうけれど、練習しなければ絶対に受かるはずはありませんでした。
車体バランスを養うにはオフロードバイクがいいと、例え250ccであっても限定解除の目的意識を持ってオフ車に乗っていた人はいました。また、重さに慣れるため当時400cc最重量だったホンダGL400カスタムをわざわざ選んで乗っていた人もいました。
【ウィングGL400カスタム】
なお、法令順守についてはもちろん400ccバイクでも練習可能です。
わたしの場合も方向指示器や車線変更のタイミング等について、普段の走行でも常にイメージトレーニングを続けていました。
単に課題技能がこなせるだけでは全く不十分で、こういった法令順守や安全確認もしっかりできていて初めて取れる免許でした。
(出典:1980年代後半の某バイク雑誌)
練習場について
401cc以上の自動二輪車を対象にした公認の自動車教習所は当時はありませんでしたので、非公認の練習場のお世話になりました。
念のため書きますが、「教習所」 ではなくて「練習場」です。
全国では、教習所と呼ばれていて、かつ、大型二輪の教習をやっている施設はいくつかあり、例えば、東京都内の 「都民…」 「ナカガワ…」 「杉本…」 などは有名でした。しかし、もちろん教習所と称していても技能審査免除にはならず、運転免許試験場でいわゆる “一発試験” を改めて受検しなければならなかったのは言うまでもありません。
名古屋市内では上飯田練習場がありました。矢田川の三階橋の東側の河原にありましたが、グーグルマップを見ても当時の練習場は今はもうなくなっています。
指導員付きで、料金は40分3,800円でした。10回綴りの回数券だと35,000円でした。
*このページの一番下の 「*補 足*」 参照。
わたしはここで10回練習しました。個人指導してもらったのはよかったです。
特にカリキュラム的なものはなく、各人のレベルに合わせて課題等の指導をしてくれました。
ただ、10回目が終わった時点で指導員がわたしを見て 「あぁ、こりゃあ…」 という渋い顔で首を横に振っていたのを今でもハッキリ覚えています。「こんなこっちゃあ受からないぞ」 と言いたげでした。
しかし、その後は後述するグリーンパーク天白さんに専ら通い詰めていました。
ちなみに、中型二輪と小型二輪は40分3,100円でした。
中型や小型については公認の自動車教習所は当時いくらでもありましたが、こういった非公認の練習場で練習し、平針のいわゆる “一発試験” を受けている人は中型や小型でもたまにいました。
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この他に、名古屋市天白区土原にグリーンパーク天白というバイク屋さんの裏に狭いながらも二輪のコースが設けられていて、30分1,000円(当時)で練習することができました。8の字、一本橋、波状路(地面に角材4本埋め込んだだけ)と小さなスラローム、長方形の外周(概ね12m×30mぐらい)があるだけの非常に簡素なコースでしたが、試験場から近く、大変便利でした。
ただし、この1,000円の場合は指導員は付きません。自由練習です。
車両はGS750Gが2〜3台とCB750Kが1台ありました。
*グリーンパーク天白の練習場の見取り図(1986年当時)
最初は空き地になっていたものを、お客さんからの提案もあって、試乗用にと舗装したのがキッカケだったそうです。
コース使用料500円+車両使用料500円…という名目で、合格した暁にはコース使用料の500円についてはここのお店でのバイク購入費用に充当できることになっていました(1986年当時)。
また、月2回、10〜17時、定員10名で、このバイク屋さんのご主人が指導員となって1日5,000円の講習会が行われていました。
わたしの場合、5,000円の講習会は都合がつかず、一度も受けることがありませんでしたが、30分1,000円の自由練習に計54回通い詰めて練習しました。
*これについては【その④】でも述べます。
今だから白状しますが、30分といってもわたしが練習していた頃は自己申告制でしたので、実際には40分ぐらい乗っていたこともしばしばありました。
当方が合格後にお店をフラッと訪ねてみた時には、タイマーで時間管理をしていたような…。
当時のお店の場所は、今は某スーパーの駐車場になっていました。現在は移転したようです。
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この他に、豊田市には豊田ライディングスクールが教習を行っていたようですが、当方はそこまで足を運んでないので同校の当時の詳細は不明です。
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次の【その④】では当時の受検記録の記載、当時の免許証や申請書類等を掲載したいと思います。
* 補 足 *
2016年1月1日に上飯田練習場があった場所に行ってみました。当時の練習場は全く跡形もなくなっていました。
川で釣りをしていた年配の人に尋ねたところ、最初 「もうちょっと下流に行くとあいち自動車学校や庄内橋自動車学校がありますから、そこのことじゃないですか?」 と言われていましたが、わたしが古い地図を見せると、「この場所で間違いないですね。そういえばこの辺りに小さな練習場があったかな」 と。
30年以上前から住んでいらっしゃる方だそうですが、あまり記憶に残ってない様子でした。
当時、名鉄線は橋が架かっていて、その上を走っていましたが、現在では地下を通っているようです。
上飯田練習場は自動二輪車だけではなく、普通自動車やトラックやバス等の大型自動車、大型特殊自動車(フォークリフト)の練習もできる非公認の練習施設でした。
(【その③】は終わり 【その④】に続く)
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