愛知県・悪徳リフォーム詐欺・保釈金三億円事件の真相

宮崎学と田中森一による本格警察小説『その男、保釈金三億円也。』で暴かれた、愛知県警を舞台とする不祥事の実態、司法の腐敗を検証!!

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愛知県警の裏金問題からスタートした警察不祥事のドミノ

宮崎 大谷さんは、愛知県の警察不祥事のなかで発端ともいえる愛知県警の裏帳簿の事件をずいぶん取材されましたよね。あの事件は、警察全体を歴史的に見たとき、これをキッカケに不祥事が広がっていったと言っていいんでしょうか?
大谷 そうだろうね。あのときに愛知県警がきちんと膿を出しておけば、北海道警や他の警察の「裏金」問題も起きなかったと思う。うまく隠し通せてしまったっていうのがマズかった。寺澤君が「フィールドワーク 交通取締りを撃つ!」やっていたころだよな?
寺澤 「ニューモデルマガジンX」(三栄書房)の連載ですね。
大谷 それに、散々書いたんだよね。
寺澤 あの連載は、もともと、交通取締りの不合理さを追及するものでした。それから、警察の交通利権の話などになっていったんです。愛知の交通安全協会に関する不正の情報提供があり、それは大谷さんが同誌の別の連載で追求しました。そのうち、愛知県警の裏金に関する情報提供も寄せられたのです。
宮崎 1998年(平成10年)ですか?
寺澤 大谷さんが「ニューモデルマガジンX」で連載を始めたのは。91年ですよ。。
大谷 あれは僕がフリーになって4年くらいたってからです。そのあと落合さんが引き継いでやってくれたんだ。
宮崎 朝日新聞の。
大谷 ところが92年ごろ会計検査院が入ったときに、落合さんは会計検査員に資料をだいぶ渡してやったんです。それが、会計検査員から全部洩れて、愛知県警に想定問答集までつくられてしまったんだ。
宮崎 マニュアルがつくられたんですね。
大谷 会計検査員と一緒になって隠してしまおうということです。あれを隠し通せたから結局、警視庁から愛知県警、静岡、福岡、京都、全部に裏金があるとされてされていたにもかかわらず、見つかっても隠し通せるんだと、会計検査員も一緒に何とかしてくれんだという話になってしまった。そして、結果的に僕が読み違えたのは、向こうは必死になって、私たちに「正義の警察官グループ」をという名称で資料を送ってくれたグループを割り出すんだ。最終的にタレ込んでいるのは、この連中じゃないか、と言うのが気付かれちゃう。
宮崎 内部告発したグループの炙り出しが始まるわけだ。
大谷 そうそう。それで、名城会館という警察施設とこへ連中から呼ばれて、締め上げられたんだよね。それは本当にそのグループかどうか分からないんだけど、向こうもヤバイと思ったんだろう。その後、情報のリークがピタッと止まってしまった。いうならばカタツムリが殻にひっこんでしまったみたいなもんでね、こっちは手の出しようがなくなってしまった。こっちはネタ元ばれるも何も、「正義の警察官グループ」はもともと本当に最後まで誰だか知らなかったわけだから。ただ具体的な資料をずっと送ってくれていたんで、その内容から警察の不正を炙り出せる可能性はあったんだよ。
宮崎 ところで、前の警察庁長官漆間巌が愛知県警本部長をやっていたのは何年ごろ?
寺澤 96年8月20日から99年1月8日です。漆間は愛知県警本部長の期間がかなり長いんです。
宮崎 長いね。もともと警察庁畑なんですか?イメージ 2
寺澤 もとから警察庁のキャリアですよ、漆間の兄の漆間栄治もキャリアで、今、馬事公苑の超豪華マンションに住んでいます。隣人が國松孝次(写真→)で、なんでこの二人が並んでこんな超豪華マンションに住んでいるのかと、愛知県警の裏帳簿に漆間栄治の名前が記載されている(後述)ので取材に訪れたとき、たいへん驚いたものです。しかも、漆間と國松は一番いい部屋だった。
宮崎 それは、お金持ちなんでしょう。漆間はその後トントン拍子で出世を遂げて行くわけじゃないですか。これは愛知県警の裏金の裏帳簿の処理を、うまくやったのと関係があるんでしょうか。
大谷 それをやったことともうひとつ。本来は漆間は長官になれる器じゃなかったんだけど、そのころ警察刷新会議が始まった。ドンドン上が吹っ飛んでゆくわけですよ。だるま落としみたいなもので、上がスコーンスコーンと落ちて行ったものだから、いつの間にか自分がトップになってしまった。非常にツイテル人だね。
黒木 ラッキーマンですね。
大谷 この刷新会議のきっかけをつくった新潟県警本部長様さまだよ。あれが変な雪見酒してくれたおかげだよ(笑)
宮崎 愛知県警の裏帳簿に関してはそれなりに報道されたんだけども、しかしながらまだこの当時は、国会で追及を徹底的にやるとか、あるいは議員がしつこいくらい質問趣意書を投げかけ続けるとか、そういうところまではいかなかった。
寺澤 当時の96年に落合さんが(朝日新聞に)書いた時点では、県議会と一応国会では取り上げられていました。やはりテレビでが基本的に放送しませんし、朝日新聞も孤立無縁という形です。落合さんはその後『文芸春秋』(05年10月号)に「朝日新聞が警察に屈した」書というタイトルで書いててましたけれど、朝日の社内でもやめてくれという話だったから、なかなか難しい状況ですよね。
大谷 ひとつには、世の中全体の流れがあると思う。例えば北海道で、道庁の裏金が発覚して道庁が何十億という金を返すということになっても、道警は生き延びるわけです。また、大阪府の裏金なんていうのが、まだ今ごろになっても出てくる。要するに社会全体が、裏金というものを、暗に必要悪だと認めている風潮がある。それが、北海道庁とか大阪府庁とか、行政がみな叩かれる。返還させられるわけです。そこで、お役所は中央省庁も含めて一斉にやめる、といってもうまいこと隠し始めるんですが。ところが、警察だけは高をくくっていた。誰も捜査なんかできないと思っていたわけだから、最後まで警察の裏金というものはそうやって生き延びてきた。自分たちだけは大丈夫だと思っていた。それが突発的に愛知だけ先に現れてしまった。
宮崎 黒木さん、この96年当時は警視庁におられたんですよね。この事件のときは、どんな印象をもちましたか?
黒木 当時は現職でしたから、やっぱり、反響は内側にありましたね。最後、認諾という形で終わったでしょ。むしろそっちの方が身近だったですね。同じ警視庁管内ということもあるし、赤坂とかその周辺との付き合いを皆もってますから、とうとうバレタカというような思いがやっぱりありました。
宮崎 警視庁といえば赤坂署って今でもまだ、何か引っ張ってんだね。
黒木 そうですね。
寺澤 警視庁の赤坂署防犯課裏金事件というものがありました。96年に私が『噂の眞相』(6月号)でスクープしたんです。例えば大谷さんを何月何日に呼びました、日当1万円と旅費何千円払いました、そういう虚偽の書類をつくって、それを全部裏金にしていた。その証拠の書類、参考人呼出名簿を手に入れて、当時勤務してた人にも話を聞いたら間違いないということで報道したんです。
じつは、あれを報道するときに―この話はまだ全然してなくてそろそろ時効かなと思ってるんですけど―どう考えても警察の意を受けたとしか思えない、まさに警視庁と癒着していると思われる暴力団関係者に呼び出されたんです。あの話は書かないでくれ、いくらだったら書かないか、ずばり金額を言ってくれ、と喫茶店で言われた。よっぽど1億とでも言ってやろうかなと思いましたけど、1億でも払うと言いそうな勢いだったんです。これはやばいな、冗談でも1億と言うのやめておこうと思いました(笑)
宮崎 一兆円と言えばよかった。それなら黙って帰っちゃうんだから。
大谷 一兆円と言っておけばよかったな(笑)
寺澤 いやいやホントね、その場で払いかねない勢いでした。いいから、いくらでもいいからって言っていた。(笑)
黒木 一億だと、パクられてしまったかもしれませんね。(笑)
宮崎 一兆だったら大丈夫だな。
黒木 冗談の世界ですか(笑)


会計書類からも読み取れる警察とマスコミの蜜月

寺澤 僕が警察庁に毎日通って情報公開請求をして、愛知県警の会計書類を何十万枚か出させたんです。(書類を見せながら)ほとんど黒塗りにされているんですが、黒塗りをし忘れたところがあった。
宮崎 漆間の名前が出てきた。
寺澤 漆間が本部長時代に、捜査費から「本部長激励慰労費」というのを出して、名城会館で15万円を使ってた。これ自体がカラ宴会、あるいはカラ飲食で裏金へ廻っている可能性があるんですが、仮に本当に支出してたとしても、捜査費で飲み食いしていることになる、本部長自らがです。
黒木 本部長はやらないよ、そんなこと。
寺澤 やらないですよ。だから、裏金になった可能性が高い。会計検査院で調べたところ、なんと同様に捜査費で宴会費用を出しているケースが、全国の警察で年間1億円以上あるというんです。さすがに、あのヘタレの会計検査院でさえ「ちょっとこれは、いくらなんでもひどい。他の役所やってないから、やめてくれないか」という話をして、少しずつ減ってきているようです。15万円という区切りのよさも裏金になったのではないかと疑わせます。
大谷 消費税がつくだろう。
黒木 丸くしちゃうっていうのはね。
宮崎 普通、消費税は付くだろう。
寺澤 もちろん警察もどんな宴会だったとかいわない。あと、裏帳簿のほうを見てもらうとですね、これは落合さんから提供されたモノなんですが、この最後の4枚目の右側のページ上から7番目に、「漆間前警務課長尊父香典」というのがあります。これが漆間の実兄の漆間英治に―漆間英治も警察庁キャリアで、愛知県警警務課長も務めて、最後は中部監査警察局長で辞めるわけですけど―こういうふうに支払われている。だから漆間巌が本部長のとき、裏帳簿の問題が出たときに、その裏帳簿がいつ頃のものかという話を聞けば「ちょうどウチの兄貴が警務課長やってたときだな。これはもろヤバだぞ」ということは絶対わかっていたわけです。落合さんも当時これに気が付いて書いていればよかったんですけど、あとで気が付いたんですね。この裏帳簿見ると、とにかくマスコミ相手にも相当出費しています。
宮崎 見舞金とか、いろいろ出てますね。
寺澤 マスコミの記者の年賀状代まで払っている。自分で払わせろよと思うんですけど。とにかくマスコミに対する接待が非常に多い。
大谷 ただ、これもインチキだったり。お互いインチキだったりする。
宮崎 記者を連れて飲みに行ったこともあるだろうけれど。全部では……。
寺澤 ない。
大谷 この間、愛知の本部長に「皆さんのほうも、ずいぶん私とメシを食ったことになっているんじゃないですか?」と言われた(笑)
宮崎 そうだと思うよ、俺は。
大谷 おっとっと(笑)
宮崎 だからブンヤはブンヤで、会社から取っていたって話なんじゃなのかな(笑)
大谷 有力新聞社ののキャップなんか「お前、何回本部長とメシ食ったんだ」ということになるじゃない(笑)
寺澤 それは面白いですね(笑)
宮崎 だから、完全にもたれあいの構があると思う。
寺澤 たぶん、この裏帳簿の時期の愛知県本部長で、今生きてる人には全員取材しているんですけど、裏金があることはほとんど認めていました。漆間だけが認めてないんです。




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あまり記事と関係ないコメントで申し訳ございませんが、

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黒木さんの死を始め、
黒木さんが取り組んでいた、岩手県少女殺害事件や新宿痴漢冤罪(?)は、
だれがみても、
不審、不自然、不可解、謎だらけです!!

http://blogs.yahoo.co.jp/ansund59/27230282.html で、
私のコメントをご覧になって真相究明にご参考にして下さい。

マスコミのからくりで、見えない、気付かない事実・真実があるのでは・・

2011/4/6(水) 午前 3:08 [ ansund59 ]

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