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女性減っての一方、ラブドールが増えた、kaka-doll.com

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そうしてこのしばらく後で、ロレンスはいう。「ただ一つ男性が女を受け入れようとしないのは、一個の人間として、女性のセックスを持つた本当の人間としてだけである」と。ここに『チャタレイ夫人の恋人』のテーマが潜んでいることはいうまでもないだろう。またこのように『恋愛論』は人間の存在の意味、男性と女性の関係、セックスと美、現代の男性と女性などが語られていき。
最後は「男性や女性や個人が為すべきことは、ただ自分等の肉体をとり戻して、全く別個の暖かさ、愛情、それから肉体の世界を、保持することである。それ以外には何も方法もない」という一文で閉じられている。

そして『恋愛論』奥付裏には二ページにわたる『チャタレイ夫人の恋人』の書評が収録されている。これはその刊行年と同じ昭和十年の号は不明だが、『新潮』掲載の河上徹太郎によるものである。
河上はこの小説が「正しく精神の強者の文学」で、「作者は現代といふ時代の性格からその代表的人物を割り出し、リアルドール之を理念でも救はず感傷にも堕せしめず、斯々の人間が生きてゐなければならないといふ自分の強い念願で以て歩かせて見たもの」と評している。

ここにはまだ『恋愛論』が未刊行なのに、『恋愛論』を通じて読まれた『チャタレイ夫人の恋人』についての優れた書評であるように思える。
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