BLOG/雑記帳

進行中のプロジェクトの経過報告や、活動の報告、日常感じたことなどの記録です。

中村彝アトリエ

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中村彝生誕130年

下落合の中村彝アトリエ記念館で
中村彝生誕130周年の会があるというので行ってきました。

こういった会がこれからも開かれて活用されて行くと良いな。

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備忘録として綴ってきた彝シリーズもこの辺で一段落としたいと思います。
 
このプロジェクトの過程では実に多くの人に助けていただきました。
無事に完成することが出来たのはひとえにみなさまのお力添えよるものであり、
感謝し尽くせぬ思いを新たにしています。
以下に深謝を込めてお名前を記させていただきます。
 

発注者:
 新宿区(中山弘子区長)

設計監理:
 TEAM10+1(中村彝アトリエ記念館設計共同体)
  相子芳也 (建築)
  今井由江 (造園)
  大沢匠  (建築)
  柿沼迪夫 (パース)
  柏木裕之 (学術ブレーン)
  川崎和子 (サイン計画)
  草刈清人 (展示計画)
 
設計監理協力:
 構造:(株)増田建築構造事務所 山田憲明 越智隆浩
 設備:(株)テーテンス事務所 櫻井修
 外構:(株)LPD 高橋靖一郎
 作図:MP建築設計事務所 松島和江
    都澤陽子
 監理補助:山田夕湖
 
施工:
 (株)今西組 現場担当:中山和久
    主な協力業者
   設備工事:東京ダイヤエアコン(株) 高山修司
   電気工事:丸電工業(株) 平本一彦
   木工事:社建築(株) 小池共平
   屋根工事:(有)フジイ瓦工業 藤井禎夫
   ほか多くの業者さん
 
ワークショップに参加していただいたみなさま:
 お名前は省略させていただきますが、
 ご多忙の中ご参加頂き、多くの貴重なご意見をありがとうございました。
 
中村彝アトリエ保存会のみなさま:
 地道で粘り強い活動がこのような形で残る大きな力になったことは疑いの余地がありません。
 また、多くの資料を参考にさせていただいたことにここでお礼を申し上げます。
 
                             相子芳也拝

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彝アトリエシリーズも残すところあとわずかとなってきました。

このアトリエの特筆すべき建築的な特徴と言えば、
アトリエ建築特有の北側採光の大きな窓とトップライト。

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なのですが、実はこの空間を可能にしている屋根裏の構造こそ特筆すべきものなのです。

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今日は建築の話なので少し専門的になりますが、
洋小屋のキングポストトラスの間に枕梁を架け渡し、
そこに掛かる跳ね梁が屋根を支えているのです。

これまで見たことのない構造です。(ここ驚くところです)


しかし、これらの歴史ある部材の再利用は認められませんでした。
部材の強度を非破壊で計測し証明する方法がないのです。

それで、このように、、、

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構造部材は新材となりました。
東京ではなかなか入手困難な日本の松(地松と言います)ですが、
少し太めのものとなってしまいました。


見学に行っても屋根裏を見ることは出来ませんが、
古い部材を展示してその名残をのこしました。
建築関係の人以外にはあまり興味ないかもしれませんが、、、。

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外構計画に関しては「彝の眺めた庭を再現する」これがコンセプトでした。

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施設管理上1.8m以上のフェンスが必要とか、大木になったコブシの保存や、近隣の方のご意見、など難しい条件の中、植栽の今井さんとランドスケープで協力頂いた高橋さんにはご苦労をおかけしました。

そんな中のこぼれ話のひとつに、下の古い写真に写っているアオギリの木があります。

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しかし、百年近くも経つと、、、

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大きく育ち過ぎているのと、何より右側の幹が病気になってしまっていました。
残したいというご意見もあるかもしれないのですが、検討の結果残せないという判断をしました。

上掲の古い写真より少し小ぶりな木を探して植樹の予定でした。
が、解体工事の時に敷地の片隅にアオギリの実生の幼木が育っているのを見付けたのです。

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急遽、この木を残し、せめても元のアオギリの遺伝子だけでも残すことにしました。
工事期間中敷地の一角に移植保存し、なんとか枯れないでいてくれました。

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ひょろっとなんとも心もとないですが、アオギリの成長は早いので、数年でそれなりの格好はつくのではないかと期待しています。
(2本あったので念の為、もう1本も生かしてあります)



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みなさま佳いお正月をおすごしでしょうか
中村彝アトリエ記念館シリーズ、あと数回お付合いください。

彝のアトリエの裏庭に井戸があったことは鈴木良三のスケッチにも描かれていました。
探してみるとたしかに、コンクリートのフタがしてありましたが見付かりました。

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直径は80センチ程、深さは6〜7mほど。

つるべであったかもしれませんが、大正5年の新築ですから、このように手押しポンプで再現してみました。

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南側に庭に陶器の井戸枠らしきものが残されていたのですが、解体時に壊れてしまい使えなかったため、大谷石で造りました。


さて、本題はここからです。

オリジナルのアトリエにはもちろん空調などなかったのですから、「空調なし」という案も検討したのですが、記念館という性格上必要との判断が下り(天の声?)、空調を入れることになりました。

そこで、見た目だけを再現するだけではなく、一年中温度が15〜6℃で一定な井戸水を空調に利用出来ないかと考え、テーテンス事務所を訪ね相談したところ、担当の櫻井さんがすばらしいシステムを設計してくださいました。

井戸水を井戸の中でミスト噴霧し、そこで熱交換して温度を夏は下げ、冬は暖めた空気を空調機に取り入れて冷暖房のエネルギー負荷を下げるというものです。
さらにこのシステムの素晴らしい所は、ミスト噴霧の大きな水滴が空気中のちいさな水蒸気を吸い付け、除湿効果があるという信じられないような効果があると言う点にあります。

エアコンの機械をいっさい見せたくなかったので、空調のシステムは全て床下に収め、床のスリットから緩やかに室内にでてくるのですが、普通のエアコンに比べると大変心地よい温湿度環境となりました。

井戸の中はこんなふうです。

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実は意外と先端技術も取り入れてるのでした(笑)


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