BLOG/雑記帳

進行中のプロジェクトの経過報告や、活動の報告、日常感じたことなどの記録です。

中村彝アトリエ

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今日は外壁の話をしましょう。

オリジナルの建物は南京下見板張りにクレオソートが塗られていたようです。
オリジナルと考えられる部分も一部にあったのですが。

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痛みが激しく、再利用出来るように剥がす事が出来ませんでした。

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かろうじて痛めずに剥がす事の出来た板を無塗装のまま入口横の壁に再利用しています。

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気が付く人は少ないかもしれませんが、
こんなところにもひと手間掛けています。




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日本の瓦は一列に葺くのですが、フランス瓦は平たい形状で互い違いに葺きます。

解体前の写真です。

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写真によってずいぶんと色の印象が違いますね。
カメラの違いによるものですが、デジカメの落とし穴かもしれません。
この色は大正9年から昭和50年代まで製造されていた塩焼きという技法で出されたものです。
(早い話土管の色)
この塩焼きというのは製造過程で塩化水素を排出するため、
公害防止条例により現在ではこの味わいの有る色は作れません。
棟瓦は既存は丸瓦だったのですが、本来の三角の形に戻すため新しい瓦にしましたが、
釉薬による三色を混ぜて葺いています。

当初はベルギーから輸入した瓦であったが、
質があまり良くなく、全面葺き替えたとの話があり、
もしかしたら素焼きの瓦だったのかもしれません。
この瓦も当初のものではないようですが、出来る限り再利用する事にしました。


丁寧に一枚一枚はずしてストックしたところです。

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葺く時にはまた一枚一枚打診して使えない瓦はねて行きます。
かなりな量になります。

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今回はフジイ瓦工業の藤井さんに大変お世話になりました。
藤井さんは古い瓦に造詣が深く、
明治時代に横浜で焼かれていたジェラード瓦の実物もお持ちでした。

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裏面

こちらが表面です。

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そして、こちらが今回フィニアル(棟飾り)の復元に参考にさせていただいたものです。

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サイズはこれを参考にさせていただき、
当時の古いカタログ資料から、模様の少ないもので復刻して焼きました。

よく見ると、古い写真のフィニアルはこの形のように見えます。

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今回このようになりました。
この形で間違いなかったようです。

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実は使えない瓦をはねた事もあるのですが、
お恥ずかしい話ですが、私が数量の拾い間違いをしていたこともあって、
北面は藤井さんのつてで古いフランス瓦をストックしてあったものを譲っていただき
今回どうにか形にする事が出来ました。

藤井さんには頭が上がりません。ホント

最後に施行中の写真です。
職人さんはほんとうにカッコいいですね。

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6月5日に日本建築家協会(JIA)での「中村彝アトリエ復元工事の全容」と題したセミナーで、
プロポーザルでの指名から区民参加のワークショップの様子、設計の内容、工事監理の裏話など
お話しさせていただきました。

6月8日には、実際に記念館を見ていただいた後、佐伯祐三アトリエ記念館、林芙美子記念館をめぐる見学会がありました。

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かつて、中村彝が座ったであろう階段に、、、

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この日参加していただいたO・Mさんには
さんざん『じゃんけんぽん、あいこでしょ』とからかわれました(笑)



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こちらは管理棟の窓
管理棟は鉄筋コンクリート造ですが、
この窓は木製です。

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既存の食堂として使われていた部屋にあった窓をそっくり復元しました。

当初は「再利用」する計画だったのですが、
解体してみると再利用出来ず、新しい材料で「復元」しました。

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この当時としては(昭和30年代か?)とてもモダンなデザインです。
吉村順三事務所に勤めていたという鈴木正治氏の手になるデザインと思われます。



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既存の玄関には細かなモザイクタイルが貼られていました。

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再利用はなかなか難しいのですが、
今回は下地のコンクリートごと30センチ角程に解体してもらい、
それを貼る事で、管理棟入口に再利用しました。

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たったこれだけで、気が付かずに通り過ぎてしまいそうなところですが、
施工は大変苦労したところなので、行かれた際はぜひ見てください(笑)



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