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過ぎてしまえば、なんでもあっというまで。
突然こんな塊の犬たちが家に来てからもう半年。
転がり出すように動き出し、
その後バタバタとずっと追われる日々。
正解だったのかどうかも解らない努力も
悩みと喜びを繰り返しながら、
それぞれみんなが頑張った。
そうだよね。
ドアすら探せず朦朧とした目で
骨と皮の背中、ご飯は口からこぼし
おやつは食べものとして認識できず
うまく歩けずソファにも上れなかった
そんな彼らが。
一日、一日、逞しくなり
一日、一日、出来ることが増え、
感情や個性も表れ、
走り回ってヘンテコなジャンプして
ブタミミウマイって喜んで
大好きだよーとばかりに駆け寄ってきてくれる
そんな我が家から
サロメが先に卒業し、一昨日ベックが引っ越した。
過保護でちょうどいいくらいのサロメ
雑でちょうどいいくらいのベック
なんともそれぞれの個性に本当にピッタリの、
細やかで優しいご家族と、
おおらかで優しいご家族
どちらも温かく真摯な方にご縁があった。
これが 『 ご縁 』 というチカラなんだろうか。
あまりにもそれぞれにピッタリの、
あるべき場所に帰った気がして
そこでやっと、サロメを出したときの複雑な気持ちもスッと腹に落とせた。
ベックはスーパーに行くくらいの距離のご近所。
ドタバタと引き渡し日、
サロメとのキャラの違いからか、そこまで心配でもなく、
良かったね、頑張れよ、ありがとねと笑顔で別れた。
翌日、どうなったことかと気にしていた私たちを察して、
一日経った様子をメールしてくださった。
トイレはまだ失敗。
ごはんはちゃんと食べてて、
苦手だったお散歩では楽しそうに小走りもしたって♪
足を投げ出してぐっすり寝てて
しかも、5歳の娘さんに 『 チョコ 』 という名前をもらったそうだ!
そして、今までのベックマンも残したいから、
通称チョコ、本名チョコ・ベックマンとしたと。
初めて泣いた。
サロメの時は一週間くらい泣いたけど、
ベックの件ではここで初めて泣いた。
あの子から名前をもらえたね。
そうやって、ひとつひとつ愛情をもらって
幸せに家族になって行くんだね。
お前もあの子を幸せにしてやれよ!
ベックマン。
なにがなんだかわからないうちに始まり、
なんだったのかどうすべきだったのか未だにわからない半年。
ありがとね、大好きだよ、よかったね、ごめんね、
いろんな気持ちが混ざるけど、
これで〜いいのだ〜♪
これで〜いいのだ〜♪
と、こんなタイミングで偶然耳にした天才バカボンのカバーに
密かに心癒されてたりする。
『 チョコ・ベックマン。 』
幸せな名前だ。
笑っちゃう。
笑いながら、泣いちゃう。
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2013年06月25日
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