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梅雨時期の貴重な晴れ間
まだ梅雨という感覚を不思議に感じる。
北海道人だからだろうか。
この時期の休日はひたすら掃除。
お掃除好きだからでもなく、ただアレルギーだから。。
ハウスダストとダニ、獣毛アレルギーがある私には、
湿気でダニが増えてさらに動物のフケで育つという
この環境は命取り!とばかりに掃除しなくてはいけないのだ・・
そんな私が・・
どうやらこの子たちの母になったようだ。
2匹の犬が去って寂しくなるはずのこの部屋は
2匹でやってきた子猫たちのために大忙し。
なぜだ・・
旦那も私も22日生まれだからだろうか。。
慌ただしく猫用に模様替えをして大掃除。
それを邪魔するこの姉妹。
2メートル越えのキャットタワーもそびえ立ち、
すでに破壊されたものと、危険になりそうなものの片付け、
テディオの場所の確保、、
ビビリながらやっと一段登り始めたのももう思い出、
空中戦の遊びだってするし、
もう梁にもロフトにも余裕で登っている・・
ビビちゃん。
愛嬌よく、やんちゃでべったり甘えん坊。
カヤちゃん。
クールで面倒見の良いお姉ちゃん。
テディオ。
ビビちゃんを追いかけ回すも、まだ遊び方わからず。
カヤちゃんに毛づくろいされるも、戸惑い逃げる。
これまた個性のまったく違う3匹が、
新たな物語をもう繰り広げている。
残像しか見えないってくらいに走り回り、
散々これでもかと遊んだかと思えば、
電池が切れたように眠る。
ご飯の間に慌ててトイレと部屋を掃除し、
眠たくなったら甘えてきて、体を拭き、
眠ってしまったら爪を切り、
やれやれひと騒動。
ビビ、カヤ、テディオ
そして私たち。
個性豊かな面々が、
ぶつかることでも排除することでもなく、混ざることを覚えた。
昔は許せなかった、自分のダメなところや
あの人のあんなところや、この人のこんなところも
なんだか個性バンザイと笑ってしまう。
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過ぎてしまえば、なんでもあっというまで。
突然こんな塊の犬たちが家に来てからもう半年。
転がり出すように動き出し、
その後バタバタとずっと追われる日々。
正解だったのかどうかも解らない努力も
悩みと喜びを繰り返しながら、
それぞれみんなが頑張った。
そうだよね。
ドアすら探せず朦朧とした目で
骨と皮の背中、ご飯は口からこぼし
おやつは食べものとして認識できず
うまく歩けずソファにも上れなかった
そんな彼らが。
一日、一日、逞しくなり
一日、一日、出来ることが増え、
感情や個性も表れ、
走り回ってヘンテコなジャンプして
ブタミミウマイって喜んで
大好きだよーとばかりに駆け寄ってきてくれる
そんな我が家から
サロメが先に卒業し、一昨日ベックが引っ越した。
過保護でちょうどいいくらいのサロメ
雑でちょうどいいくらいのベック
なんともそれぞれの個性に本当にピッタリの、
細やかで優しいご家族と、
おおらかで優しいご家族
どちらも温かく真摯な方にご縁があった。
これが 『 ご縁 』 というチカラなんだろうか。
あまりにもそれぞれにピッタリの、
あるべき場所に帰った気がして
そこでやっと、サロメを出したときの複雑な気持ちもスッと腹に落とせた。
ベックはスーパーに行くくらいの距離のご近所。
ドタバタと引き渡し日、
サロメとのキャラの違いからか、そこまで心配でもなく、
良かったね、頑張れよ、ありがとねと笑顔で別れた。
翌日、どうなったことかと気にしていた私たちを察して、
一日経った様子をメールしてくださった。
トイレはまだ失敗。
ごはんはちゃんと食べてて、
苦手だったお散歩では楽しそうに小走りもしたって♪
足を投げ出してぐっすり寝てて
しかも、5歳の娘さんに 『 チョコ 』 という名前をもらったそうだ!
そして、今までのベックマンも残したいから、
通称チョコ、本名チョコ・ベックマンとしたと。
初めて泣いた。
サロメの時は一週間くらい泣いたけど、
ベックの件ではここで初めて泣いた。
あの子から名前をもらえたね。
そうやって、ひとつひとつ愛情をもらって
幸せに家族になって行くんだね。
お前もあの子を幸せにしてやれよ!
ベックマン。
なにがなんだかわからないうちに始まり、
なんだったのかどうすべきだったのか未だにわからない半年。
ありがとね、大好きだよ、よかったね、ごめんね、
いろんな気持ちが混ざるけど、
これで〜いいのだ〜♪
これで〜いいのだ〜♪
と、こんなタイミングで偶然耳にした天才バカボンのカバーに
密かに心癒されてたりする。
『 チョコ・ベックマン。 』
幸せな名前だ。
笑っちゃう。
笑いながら、泣いちゃう。
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それどころじゃない日々。
毎日バタバタと、一難去らずにまた一難、
ああそれどころじゃない、、と
転がるように毎日を頑張っている。
頑張っている。
ガラにもなく。
ある決断をしていた。
旦那は出張が多く、私は仕事が忙しく。
どう頑張ったって留守がちな我が家。
この子たちにちゃんと向き合える時間は、
頑張っても一日2時間程度。
それも私一人のときも多く。
このままでは十分なことがしてあげられない。
もっと手を掛けてもらって、
もっと一緒に過ごせる家庭がいいのではと考えていた頃
ある温かい一家とのご縁があった。
何度も動物を保護しては大事に育てた方々。
その犬や猫も年をとって亡くなり、家族で話し合って
サロメの面倒を見させて欲しいと言ってくださった。
なんとも、なんともありがたいお言葉。
とうとうその時が来てしまった。
サロメを里子に出す。
それを決めた日から、私はバカみたいに毎日泣いている。
朝も夜も車の中でも今もさっきも、
何日もバカみたく泣いている。
仕事も家事も何もかも忙しいのに、
まったくそれどころではない日々。
これで本当によかったんだろうか。
そんな言葉は、この子たちを保護した日から今までずっと自分に言っている。
これが私たちの思いつく限りの最善だと
6か月のリハビリによって社会化もできて健康になった犬たち
そんな犬を家族に迎えたいと切に思ってくださるご家族
このまま頑張っても状況を変えることのできない我が家
これが機会だ、これがご縁だと
十分納得して出した答えなのに
相手様には本当に感謝しかないのに
胸がえぐられる。
えぐられる。
最後の日
私はごはんを作り、
旦那は泣きながら体を拭いた。
優しい目でみないでくれ
泣く私を舐めて慰めないでくれ
サロメよ
あの日から、あれよあれよと半年が経って、
毎日ほんと大変なのに愛おしくて、
でも保護して育てる日々なんかよりも、
里子に出すことがこんなに苦しいなんて知らなくて、
サロメ、
これからが本番の幸せな一生だから
くちにご飯を上手く運べなかったこの子が
骨と皮で震えてうまく歩けなかったこの子が
うつろな目でパニック起こしてばかりだったこの子が
今ではこんなに賢く優しく逞しく
そして、ずっと一緒じゃなくてごめん
6ヶ月目。
彼は素敵な一家へもらわれて行き、
ベックも他で話がある。
12月からの犬騒動、一件落着。
ブリーダー崩壊による惨状に置き去りの犬、殺処分手前、
一時ある夫婦に預かられリハビリ後、温かい家族に引き取られ解決。
短く言えばそういうハナシ。
みんな次の章へ。
解決しないものは、私の中にある。
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またなにやってんだか・・
ひとりホームセンターの駐車場でため息。
まずはネコの砂とごはん。
玄関脇に例の子猫たちがトイレをしてしまう。
どうせいるなら、いっそトイレを置いた方が清潔だし。
そうだ、家のためだ。
私は家を汚くしないためにそうしただけだ。
自分にいろいろ言い訳を並べながら、
みんな無事かと急いで帰る。
夜帰ってきた旦那が、玄関脇のトイレとごはんを見て呆れている。
犬部屋はもうどうせあんなんだし、、犬部屋くらいなら家に入れてもいいんじゃないかと言う私に、
絶対家には入れるなよ!と変わらず強気の旦那。
・・・そこへ突然、雨が降る。
・・・・・・!!
ああ!!もう!
そう言って立ち上がり、窓を開けるとネコを抱えてる。
そして自ら、犬部屋へと二匹連れ込む。
・・・入れないんじゃなかったの?
ずぶ濡れの子猫なんて見てられるか!と。
それにしても・・
どうするの?
すでにほら、お腹の上に・・
家に入れるからには病院にも連れて行かなくては。
次の日には連れて行き健康確認。
この子の目も、お薬で治ってきた。
しかしどうして、うちに来たんだい。
そしてどうして、そんなに無防備なんだい。
参ったなぁ・・
薄々もう感づいている。
わかっているんだ。
そんなふうにされてしまったら
たぶんもう、私たちの負け。
動物界で、あそこの家チョロイとまた噂が立ちそうだ。
サロメとベックマンを引き取ってから半年。
写真を整理していた。
しかし苦労したなと、思った。
そしてお互い大事にしてきたと思った。
お互いすごく頑張った。
そして彼らはすごく成長してくれた。
まずは・・この子たちも育てようと思う。
名前は ビビ と カヤ。
選ばれてしまったのだから仕方ない。
捨てることも追いだすことも出来なければ、
もうかなり愛おしいと思ってしまっているのも、これまた事実。。
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たまたま休みだった今日、近所や知り合いを当たる。
大体答えは同じ。
心を鬼にして山へ捨てて来るか、
保健所に知らせた方がいいと。
見えないところで殺すこと希望。
そういうこと。
殺処分から守るべく連れてきた犬たちが3匹もいるなか、
ネコだからいいやと渡せる訳がない。
そんなことが出来るくらいなら
最初から困ってなんかいない。
どうしたものかねぇ・・
いつか人にも適用される日が来るのだろうか、殺処分。
引き続き、里親を探して参ります。
もし最悪、どうしても見つからない場合はうちでみます。
出会いに意味などないかもしれないけど、
いつかきっと意味を持つ。
そう信じて進むも、てんてこな毎日だこと・・
でも少なくとも、
私たちはこの子たちを殺す権利など持っていない。
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