輪隣人のトホホ日記

得意の時には慎しみを失意の時には忍耐を

冤罪

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「冤罪File」3号が発刊された。創刊号の売れ行きは書店の平積みが早いペースで低くなっていたので売れてる実感を持った。しかし、2号の在庫の減り方は遅かったので、果たして3号が発刊されるのか不安があった。しかし、予定通り8月1日に発売され、とりあえずは安心。
現在は季刊だが月刊になることを期待したい。そもそも、冤罪がテーマの雑誌が創刊されること自体、如何に我が国に冤罪が絶えることなく、むしろ痴漢冤罪事件が続き、映画にまでなるように、現代的な冤罪が増加してきていることを象徴する。
大学のゼミでは刑法総論を学び、訴訟法をかじる中で、冤罪は戦後の政治的な混乱の中で共産勢力を陥れるためのフレームアップによる冤罪と理解していたが、依然として自白偏重の捜査手法が変わらないことに憤りを覚える。私の学生時代、豊橋母子3人殺しで冤罪に貶められた青年を救う会に所属し捜査の実体を学び、学生としてできるだけの運動を行った。そして、自白に任意性が無いとの一審で灰色判決がなされた。それに対して検察は控訴をしなかった。これは完全にシロと言えるべき判決だと評価をする。しかし、警察・検察は謝罪をしない。
私も、いわれなき事件で任意同行を供用されたら、果たして絶えることができるだろうか。拷問にならない拷問を行うことは警察にとっては簡単なことだ。何時間も耳元で怒鳴る。何時間も立たせる。この暑い季節ならエアコンを切って長時間質問を繰り返す。奥さんも離婚をしたいと言っている。母親も泣いているぞ。まあ、いくらでも方法がある。

少しでも冤罪の実体を世に知らしめ、国民の監視の目を強くするためにもこの雑誌の発刊が続けられるよう協力したい。

松本サリン事件において当初、被疑者扱いの冤罪被害者河野義行さんの妻澄子さんが亡くなられた。
つい先日、この冤罪をテーマの映画を見たところなので、より河野さんの無念さを想う。
淡々と語る様子からは感じられないが、河野さんは本当に強い意志の人だ。警察の執拗な事情聴取で決して虚偽の自白をすることもなく、その強い意志を支えたのが澄子さんへの想いと愛情であったとのこと。それは、澄子さんの河野さんへの愛情が、自白の強要から河野さんを救ったともいえる。

警察が自白を強要する手口のパターンであるのが、被害者を孤独に追いつめることだ。「家族も友人もお前のことを見放しているぞ」「おまえのと一緒にいた友人も、おまえがやったと言っているぞ」。「会社も、クビにするそうだ」。家族・会社から見放された冤罪被害者は精神的に追いつめられ、警察官に迎合してしまい、虚偽の自白をしてしまう。

澄子さんは河野さんが虚偽の自白をしなかったことで、河野さんへの最大の愛情を示して逝かれたと想う
。ご冥福をお祈りします。

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