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「あほリズム」
(333)
わが国の経済成長が著しい頃、つまり反権力運動が全盛の時代に、
仮に今の中国のような国と領土巡って紛争になったとすれば、夢を
信じることができた若者たちはいざ戦争となれば、案外、祖国のため
に信条を捨て身を棄てて果敢に戦ったかもしれない。
それとは反対に、その危機が現実に迫りつつある今日において、
ナショナリズムが声高に叫ばれる中、失われた時代に夢を諦めた
若者たちはいざとなったら、案外、信条を捨て身を翻すかもしれない。
というのも、人は自分の弱さを隠すために言葉によって偽装するから
だ。つまり、言葉は行動を保証しない。
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