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[許榮九100308]2010年連帯闘争基金(11兆ウォン(約8800億円))拠出運動提案書
資本主義初期の労働運動は職業別労働組合から出発した。労働組合は同一職業に属する熟練工の相互利益と相互扶助を図った。以後、資本主義の進展に伴い集中・独占が生じ、熟練・未熟練労働者を網羅した産業(別)労働組合へ発展する。しかし、韓国資本主義の展開過程の特殊性により労働組合の発展もまた特殊に展開した。産業労組であれ企業労組であれ、独裁政権の必要によって作られた。国家権力の支配と統制を円滑に行うための措置だった。現在の状況は、低い組織率はもちろんだが、企業労組という形態から抜け出せずにいる。民主労総所属組織が産業労組へ転換したか、あるいは転換を試みているが、労働者階級的性格を土台とする産業労組の建設はいまだに進むべき道が遠い。従って、階級的産業労組を土台とする労働者政治勢力化もまた時間が相当かかる。
世界は産業資本主義を経て金融資本主義時代に突入した。資本主義体制危機の周期が早くなっている。資本は危機を克服するために労働者民衆をさらに搾取する。特に労働運動と労働組合に対する攻撃を露骨化している。総労働と総資本の階級対立構造を総労働内部の階層間対立構造へ転換させている。労働者相互間に競争と不信を助長する。労働者自ら資本主義体制を内面化するようにさせる。労働市場弾力化と合理化を通して労働者を孤立・分散させ、不安と恐怖を広げる。労働運動と労働組合を体制内化させ弱体化させる。理念的攻勢と懐柔策にとどまらず、国家権力の暴力まで動員する。以前は闘争が起こると全員が走りよって連帯した労働者たちだったが、今は周りで涙ぐましく連帯を訴えても知らない振りをする。資本主義的個人主義の生活に陥ったままで周りの面倒を見る余裕はない。資本主義的消費構造の前に連帯は不可能であるように見える。
こうした状況で資本は労働に対する攻撃を自由に繰り広げられる。貨幣価値下落、レート変動、株式価格暴落、貿易および財政の赤字、流動性の不足と金融・経済危機で資本主義が滅びるかのように恐怖が作られるが、支配者たちはびくともしない。あらゆる治癒費用は労働者が負担する。支配者はすべてのことを合理化しながら労働者の賃金を削減し、整理解雇し、失業状態に追いやる。労働力という商品を売らなければ生存できない労働者は、体制に抵抗するよりは運命を恨みながら労働者階級自身の存在に対する裏切りに至ることもある。資本主義体制の変化発展は労働者の運命の土台の上に構築される歴史的産物だ。労働者の生存権を守るために徹底して闘った労働者は逮捕され解雇されている。
労働組合運動の土台は組織された構成員である組合員だ。しかし、労働組合を維持・発展させるためには犠牲を甘受し闘う活動家がいなければならない。しかし、活動家もまた組織から保護されないとすれば、活動家として存立できない。資本はこうした活動家を闘争組織から分離させるためにあらゆる手段と方法を動員する。最近の公務員労組成立届けの過程で見られるように、闘って解雇された活動家を組合員から分離させようとしている。闘争過程で解雇された労働者たちに対してはブラックリスト連座制を通して復職や就業を遮断する。2003年、斗山(トゥサン)重工業のペ・タルホ烈士闘争以後克明に露になったように、民事刑事訴訟免責特権を保障されている労働組合を無力化させる損害賠償仮差押措置を通して活動家の足を縛っている。活動家を労働運動から排除させようとしている。
ここに提案する連帯闘争基金は、当面する闘争に必要な基金ではなく、闘って犠牲になった労働者(活動家)が闘争現場を離れずに活動できるよう最低限の長期闘争事業費と生計費および活動基金を支援するためのものだ。5人以上の事業所の常用労働者、月平均賃金284万ウォン(約23万円)(2008年第四四半期)基準で年棒3400万ウォン以上をもらっている民主労総組合員でこの趣旨に同意すれば連帯闘争基金作り運動に参加できる。もちろん労働運動活動家や幹部であればあれこれの基金や支援金を出しているだろう。しかし、ここに提案するのは追加で出す闘争基金だ。そのようにするためには自身の現在の消費をそれだけ減らさなければならない。共に分かち合い連帯するためにはそれだけの犠牲が伴わなければならない。
*年棒の10%前後を自発的に出す運動を提案します。
〈年棒基準闘争基金拠出例示〉
3400万ウォン(5%) 3700万ウォン(6%) 4000万ウォン(7%) 4300万ウォン(8%) 4600万ウォン(9%) 4900万ウォン(10%) 5200万ウォン…… |
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