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スリランカ連続爆発、事前情報あった 国際テロ組織関与か

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聖アンソニー教会で爆発があった後、涙を流す女性=21日、コロンボ/Dinuka Liyanawatte/Reuters
写真特集:スリランカ爆発、悲嘆と警戒の現場
聖アンソニー教会で爆発があった後、涙を流す女性=21日、コロンボ/Dinuka Liyanawatte/Reuters
(CNN) スリランカの教会やホテルで起きた連続爆弾事件に関連して、同国政府は事件の数日前に、外国の情報機関などから警戒を促す情報が寄せられていたことを明らかにした。事件には国際テロ組織が関与した可能性があるとの見方も示した。
21日に起きた連続爆弾事件では290人が死亡、500人以上が負傷した。スリランカ政府報道官によると、その数日前に、外国の情報機関などから何度も情報が寄せられていたという。
寄せられた情報の1つでは、過去の仏像破壊に関与したとされるスリランカ国内のイスラム組織「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」に言及していた。しかし報道官は、国内の組織による単独の犯行とは思えないと述べ、「背後には広範な国際ネットワークが存在しているはず」との見方を示した。
この事件について調べている米情報機関に近い米政府関係者は、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の影響を受けた組織による犯行だった公算が大きいと話している。これまでのところ、犯行声明は出されていない。
当局者によると、教会や観光地を狙った攻撃の可能性があるという事前情報は、4月上旬にインドや米国の情報機関からスリランカ政府に寄せられていた。スリランカの治安当局がまとめた文書には、容疑者の一覧まで記載されていた。イースター(復活祭)の21日を前に、警告の頻度や緊急度は高まっていた様子だった。
それでも警戒態勢が敷かれることはなく、21日の連続爆弾事件が発生した。スリランカでは昨年以来、大統領と首相の対立が表面化。この政治的分断が原因で、事前情報を生かすことができなかった可能性がある。
政府報道官は教会の再建を約束した/Getty Images
政府報道官は教会の再建を約束した/Getty Images
スリランカの最大都市コロンボでは22日、警察がバス停留所で起爆装置87個を発見し、21日の爆発事件の現場の1つとなった教会の近くで、ワゴン車に仕掛けられた爆弾を爆破処理する作業を行った。21日夜にはコロンボ郊外のバンダラナイケ国際空港近くで、手製爆弾の不発処理が行われた。
現地では2夜連続で夜間外出禁止令が出され、スリランカ政府は23日午前0時から非常事態を宣言。23日は国家服喪の日と定めた。
事前に情報が入っていたにもかかわらず、事件を食い止められなかったことについて政府報道官は、「警告があり、詳しい情報の提供も受けていた」「政府として、心から申し訳なく思っている。家族や関係機関に謝罪しなければならない」と述べ、遺族への補償や教会の再建を約束した。

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