ここから本文です
ajra7444.com
祝!! 200,000訪問者達成!! 2018.05.25 これからもよろしくお願いします。

書庫全体表示

(* ̄- ̄)ふ〜ん

秋元康ポストアイドル計画は「ダイバーシティ」

テレ東と完全タッグで作る「青春高校3C」

秋元康が企画するダイバーシティーなアイドルを育てる番組『青春高校3年C組』(写真:テレビ東京)
乃木坂46などこれまで数々のアイドルグループを世に送り出してきた秋元康が、新たに仕掛けているのはダイバーシティー(多様性)な高校生グループ。『青春高校3年C組』の番組タイトルで地上波×配信×舞台で展開しながら、手塩にかけて育てています。
4月3日に新宿キースタジオで始まったレギュラーライブ公演初日にも秋元康の姿がありました。仕掛け方そのものは既定路線とも言えますが、今までとは何かが違う。そんな違和感さえも覚える新たなアイドルがなぜ今、先行投資されているのでしょうか?
乃木坂46、AKB48、昭和の時代にもさかのぼるとおニャン子に至っても、秋元康が企画するアイドルは「身近さ」に焦点が当てられています。「会いに行けるアイドル」というキャッチフレーズからもそれがうかがえました。
ただし、そうは言ってもグループに仲間入りするのは「スクールカースト」で例えるなら、上位を位置する面々です。外見的に「かわいさ」を求めるアイドルのイメージを覆すものではありませんでした。だからこそ、『青春高校3年C組』のメンバーにこれまでとの路線の違いを感じるのです。

「理想のクラス」の実態とは?

目指しているのは「理想のクラスを作る」ことだと言います。理想といっても、姫や王子タイプだらけの非現実的なものではありません。オーディションを経てクラスの「生徒」になったメンバーは、アイドル顔も太っちょも、ネクラもおばちゃんキャラもLGBTも、肌の色の違いもあるさまざまな顔ぶれ。青春時代の高校のクラスの同級生の顔を思い浮かべたときの、そのままといった具合です。
この連載の一覧はこちら
その何が理想かというと、決してそこにカーストが作られるわけではなく、個性を持った高校生一人ひとりにスポットライトを当てていくこと。それが「理想のクラスである」というメッセージを発信したアイドル集合体なのです。
そんな彼らの活躍の場として、番組が展開されています。主力のターゲットは同年代の中高校生や大学生。それはつまり今ではもう「テレビを見ない」世代ですが、秋元康と共にこの『青春高校3年C組』プロジェクトに総力を挙げてテレビ東京も取り組んでいます。「テレビから新しいアイドルを作り出す時代は終わった」とも言えるなかで、テレビ局が関わっていることにも理由があるからです。
番組はちょうど1年前の2018年4月にスタートし、平日は毎日夕方5時30分から30分枠で生放送されています。
割り切りのよいテレビ東京ですから、「地上波の放送だけでは視聴してもらうチャンスが少ない」と判断し、同社やTBS、WOWOWらが出資して立ち上げた動画配信サービス「Paravi」との連動をはじめ、若者から支持を集める「SHOWROOM」や「LINE LIVE」「YouTube」など6つの動画配信プラットフォームで同時ライブ配信もしています。
リアルタイム視聴を上げるために見逃しや配信オリジナルといった展開はありうることですが、「とにかく番組の認知度を上げるために必要なことは何か?」に重きを置き、地上波と同じ時間帯のライブ配信を行っていることに潔さを感じます。また地上波だけに頼らない「番組ファン作り」が、とくに若年層向けに今求められています。そんな現実にも向き合うことに必要性を感じて、取り組んでいるのでしょう。
LINE LIVEでは接触時間を増やすため、放送本編とアフタートークを含めた完全版を平日は毎日23時30分の時間帯にも配信する試みも続けています。現在の1日平均実績は3万PV以上。じわじわと広がっているようです。
「Paravi」でも人気上位ランキングにつねに入り、毎日視聴できるバラエティー番組として、定着しつつあります。テレビ東京にとって、この番組に取り組む理由は実践的に配信番組を育てることができることも大きいようです。

「クラス担任」として芸人やアイドルが出演

『青春高校3年C組』にはまだ無名の「生徒」たちに加えて、クラス担任(MC)として、月曜日は「メイプル超合金」、火曜日は隔週で「バイきんぐ小峠」と「千鳥」、水曜日は「三四郎」、木曜日は隔週で「おぎやはぎ」と「バカリズム」、金曜日は「日村勇紀(バナナマン)」らが出演しています。
サブMCでレギュラー出演するNGT48中井りか(写真:テレビ東京)
また副担任(サブMC)としてNGT48の「中井りか」が担当しています。秋元康の指名で、テレビ東京・佐久間宣行プロデューサーもこの番組づくりに力を入れており、コアなファン層から絶大な支持を集めるバラエティー番組『ゴッドタン』を手掛けるプロデューサーらしい企画性とキャスティング力の妙がこの番組にも散りばめられています。
そして、ここにきて投入されたのがライブ公演のレギュラー化です。『青春高校3年C組』の「生徒」と称される彼ら彼女たちは「部活動」という形でダンス&ボーカル部、アイドル部、軽音部、コント部・漫才部といった複数ユニットを組み、ライブ公演はそれを発表する言わば文化祭の出し物的な位置づけ。
2018年の年末には最大動員数2000人規模の中野サンプラザで行い、生徒たちがチケット(全席指定2500円)を手売りでも販売しながら、集客を図りました。そのステップアップとして、事業化を進めるべく4月3日から新宿キースタジオ(元スタジオアルタ)で月・火を除く5曜日6公演のライブを連日展開しています。

「ボーカル&ダンス部」 など複数ユニットによるライブ公演も開始された(写真:テレビ東京)
公演初日に筆者も足を運びました。会場にはダイバーシティーなアイドルにマッチングするかのようにアイドルオタクから親子連れ、OLといった風に客層も偏ることなく多様性があることにも新鮮味を感じたところです。
放送や配信にはないライブ公演ならではの緊張感のよさは言うまでもなく、一人ひとりに個性が自然と当たっている『青春高校3年C組』のコンセプトも改めて実感できるものでした。
しばらくこの公演は続いていく模様。秋元康流に「1万人動員達成でCDデビュー」が目標に掲げられています。4月23日現在で動員数1500人を突破したということです。
さらに、世界にも売り出されています。4月初旬にフランス・カンヌで開催された世界最大級のテレビ見本市「MIPTV」の併設イベントで『青春高校3年C組』をフォーマット化して海外に売り出すことが発表されました。
フォーマット化とはコンセプトはそのままに、世界各地でローカライズして展開してもらう形を取るもので、アメリカバージョンやロシアバージョン、タイバージョンといった地域版制作を見込んで売られています。世界では『アメリカズ・ゴット・タレント』や『ザ・ボイス』を皮切りに、ありとあらゆるオーディション番組がはやりにはやっています。
そのような状況の中、『青春高校3年C組』もオーディション番組として売り出されているわけですが、その多くは唯一無二の才能を持った新しいスターの発掘を目的にしています。だから、違いこそがこの番組の売り。早くも海外の番組バイヤーたちから「既存のオーディション番組とは異なる魅力がある」と『青春高校3年C組』の新しさに注目されています。

海外バイヤーからの反応は?

売り出されたばかりのカンヌ現地でテレビ東京のセールス担当者に話を聞くと、海外バイヤーからこんな反応があったことを教えてくれました。
「等身大の高校生である点に共感を得ています。かわいい子やかっこいい子ばかりではなく、たとえ頑張っていなくても居場所が作られている番組コンセプトに思い入れ深さを感じるバイヤーの方もいました。イスラエルの方はご自身の高校時代を思い出し、クラスに溶け込めなったことを告白しながら、目立たない子も日の目を浴びる番組に元気づけられたとまでおっしゃっていました」
これはダイバーシティーな人材が今後ますます求められていくことを予想したうえでの発言でもあるでしょう。日本国内においてもましてや世界展開もまだまだ可能性は未知数ですが、これまでの限られた設定のアイドルから発想を広げたことに先行投資の価値はありそうです。
地上波×配信×ライブ公演といった多面的な展開のそれぞれを短期の結果だけでみるのではなく、長期的な視点で育てていくことで効果に期待も持てます。

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
  • 名前
  • パスワード
  • ブログ

開くトラックバック(0)

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事