3月に入り天候も良く晴れており、花粉が少し気になりますが春の気配に心が癒されます。

さて、涅槃はお釈迦様の入滅、2月15日です。もう時期が済んでいるように思えますが、田舎では1ヵ月遅れ?
2月は寒さが厳しくお参りも出来ないので1ヵ月遅れで涅槃の法要が行われます。
町野結衆では3月24日金蔵寺様で、木郎結衆では3月17日弥勒院様で執り行われます。
この木郎結衆のお説教にお声がかかり、原稿づくりをしています。

お説教の内容についいて悩んでいたところ、先輩の布教師さんに「涅槃図の解説をすればよい」とアドバイスを受けたのでそうすることとしました。

ここでは町野結衆の「涅槃」の掛け軸を紹介します。
この掛軸は今から200年以上前の1803年(享和3年)に金蔵寺の榮仙和尚が浄財を寄進して頂き、作成したものです。その後結衆として毎年法会を輪番で催しています。
ちなみに、来年は自坊が当番になります。

「涅槃」とはお釈迦様(ゴータマ・シッタルダが悟りを開き仏陀となったお名前)が入滅することを表し、また「ニルバーナ」とも言い、もう六道輪廻の苦しみの世界に入らない、寂静の世界に入る事を言います。

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中央で休んでおられるのが「お釈迦様」です。
北枕で横たわっています。
西の方角を向いています。
心臓を上にしています
諸説がありまして、北枕は北半球だと磁気の関係で身体に良い。とか
西を見るのは、西方浄土といいその方角を見るとか
心臓を上にするのも身体に良いとか、、、
詳細はわかりません。

次に中央上の満月、2月15日の15夜=満月を現しています。

次に右上摩耶夫人トオリ天からお釈迦様を心配して降りてきた所、摩耶夫人は6本の牙を持った白い象がお腹に入った夢を見て懐妊、お釈迦様を右脇から産んだ後7日後に亡くなったと言われています。

次に中央右に四華花(しかばな)・沙羅双樹がありますこれは、お釈迦様の入滅の悲しみの余り、白い花を咲かせた。と言われ、お葬式の時にお供えしている白い花がその名残です。

対する左の方は青々とした沙羅双樹に花が咲いています。
最初は8本の沙羅双樹の木がありました。
この8本の沙羅双樹はお釈迦様の教えの代表たる「八正道」を表しています。

その内、お釈迦様の最後の説法が終わると、4本は枯れて白い花を咲かせ、他の4本は青々と白い花を咲かせ栄えました。これを「四枯四栄」と言い「肉体は涅槃(寂静)に入ると言えども、仏の教えは後世に残り栄える」ことを表しています。
※寂静=心身に起こる全ての煩悩が無くなった状態を言います。

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お釈迦様が使っていた托鉢の鉢が入っていると言われる袋。
諸説では、摩耶夫人が天界から送った薬袋とも言われ木に引っ掛かり、お釈迦様に届かずの状態です。また、それをネズミが取りに行ったのを猫が邪魔したとも言われています。
涅槃図には何故猫が書かれていないのか、、、トラは居るのに、、、と素朴な疑問が、、、

余談ですが、高野山は女人禁制時代には「猫」は可愛い過ぎて修行にならないと飼うのを禁じられていました。

摩耶夫人がお釈迦様の入滅をあまりにも嘆き悲しむので、涅槃の後にお釈迦様が再生して摩耶夫人に説法したという話が伝わっていると言われています。
それほどまでに、母親の切ない思いがあるのですね、、、


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中央で倒れ込んで悲しんでいる僧侶、①阿難 ②スバッタ と諸説あり
原始仏教経典での涅槃経は、お釈迦様が入滅(死ぬ)直前の3ヵ月間を記録したものです。
そこでは、弟子のアーナンダ(阿難)を一人連れて修行し、鍛冶屋の「チェンダ」が供養したキノコ料理(一説には豚肉)が原因で下痢をし、死(大いなる完全な死)に至ることが書かれています。

大乗経典の涅槃経では、クシナーラーの沙羅双樹での説法の内容が書かれています。
ここでの思想は、仏陀は死んでいない→一般の我々とは違うと捉えています。

①阿難はお釈迦様と旅を共にしていたので、お腹に悪い物をお釈迦様に食べさせたと大いに悲しみ倒れた。
②お釈迦様が入滅する前に出家した最後の弟子(スバッタ)が泣き崩れている姿。
など、諸説があります。

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鍛冶屋の「チェンダ」が先にあげた食糧を後悔して、新たなお供物をお供えしようとしている姿と思う。

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お釈迦様の足をさするご老人、「スパッダ」とも言われ、120歳にもなりますが、お釈迦様が入滅されると聞き、駆けつけた。 その姿を見たお釈迦様は最後の弟子として出家させたと言われています。

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色々な動物や鳥獣、昆虫がお釈迦様の元に集まって悲しんでいる様子。

お釈迦様は阿難にキレン河と言う川からきれいな水を汲んでくるように命じ、最後にお飲みになりました。
これが「末期の水」の言われです。











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布教の講習会に参加

久しぶりに大阪で布教の講習会があり、聴講して来ました。

朝、4時半にお寺を出発して、金沢に6時過ぎに到着。サンダーバードに乗り9時半頃に大阪に着きました。

布教を教えて頂いた先生も講習会に参加しており、同級生も二人参加、合計して100人以上集まりました。

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講習会の内容はここではご紹介出来ませんが、良くも悪くも勉強させて頂きありがとうございました。

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2019寒修行

本日は寒修行で町野地区を回りました。少し雪が残る中、歩かせて頂きました。例年になく天候も良く、77軒、家内安全の祈願する御詠歌をお唱えする声もよく通り、清々しくもありました。
ご浄財を頂きありがとうございました。
このご浄財は、市の社会福祉協議会と町の社会福祉協議会と本山に送付いたします。

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先週も寒修行が有ったのですが、お通夜が入ったので欠席しました、先週の事をお聞きしたら滝行くらい雨に打たれ、大変だったそうです。

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今年の年賀状には三力偈の解説と超訳を掲載させて頂きました。

「いがくどくりき    にょらいかじりき  ぎゅういほうかいりき  ふくようにじゅう
 以我功徳力     如来加持力    及以法界力       普供養而住 」

この三力偈は真言宗の僧侶が毎日お唱えする偈文です。
特に護摩の修法で繰り返しお唱えします。

その意味は、自分自身の努力や善い行いを積む功徳力と、行者と衆生の信じる力が如来を動かすと言われる加持力と、様々な周りの環境である法界力、これら三つの力に供養をいたします。(この三力が合わさり、それぞれに供養するから願いは成就されるのです。)

※超訳すると
 「よしやるぞ!」 「仏様お願いします。」 「すべてに」 「感謝します。」 になります。

-年賀状ではここまで-

わかりやくす注釈すると
①発心を起こして善い行い(願いにつながる行い)をします。
②仏様お力をお貸しください。
③周りの環境(自然や周囲の人々など)の協力。
最後に感謝の心を持つことが、願いをかなえることにつながると思います。




 





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続き

本日より「時始め」です。
「時始め」とは檀家さんのお宅の仏壇で、新しい年を迎え、各お檀家さんのご先祖様にご挨拶をするお参りです。

さて、昨日、自分の間違えに気付いたことで、
昨日の事は昨日の内に、、、
「今日の事は今日の内に」と思い、直ぐ様、年賀状を出し間違えたお檀家さんに謝罪にお伺いしました。
すると、「来なくても電話で十分、そんなに気にしていない」と、社交辞令ではあるかもしれませんが笑って許してくれました。そして娘さんも実家に帰郷されており、一な周忌の日取りを決めて来ました。

まずは、気分を害されていると思い直ぐに動いたのが良かったと思います。

間違えや勘違いは誰にでもあある事ですが
謝って許されても、心の中や記憶に残るモノなのです。

今後、このような事にならないように再確認するようにしました。
お恥ずかしい事でありますが、戒めの為にブログにあげました。

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