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8月29日(金) 入院112日め
◇K先生の回診。「3人めのドナーさんとの面談が週明けにも予定されていますからね」
と、言われる。歯科医の受診はまだ残っているが、採血の結果が安定しているので、
今週は一時退院して、来週末以降は、ドナーさんが決まるまで自宅待機になるようだ。
家に帰ると体重が増えるので、微妙。
白ー3,000 赤ー316 Hー11.1 血小板ー3,900
「ともだち」の一言で、一気に気持ちが弱くなってしまったのですが、 それは、
父の健康診断が、「肺の再診」となり、地元の総合病院を受診しました。
一通りの検査が終わって、父が何かの処置をしている間に、私だけ担当医に呼ばれ、
「ご家族にだけお話したいので、他のご家族と夕方来て欲しいのですが、
いつ来られますか?お父様には内緒で来れますか?」と、言われました。
約束の日に、夫と2人で診察室に行くと、「やはり、肺ガンでした。」と。
手術の出来ない肺ガンで、余命は2年・・・。
「ご本人に告知いたしますか?奥様も、亡くされたばかりだと言うことなので、
どうしますか?僕は、告知しても男性の方が弱いので、お一人では
耐えられない気がします。ご本人が、気づかれて、告知を望むまでは、
良性の腫瘍としておいて、なるべく入院期間も少なく対応しますので、
ご旅行等されても大丈夫ですから。」と、言われました。
私は、声をあげて泣いてしまったのですが、
先生も泣きながら言ってることに気が付きました。
「抗ガン剤で、ガンを叩くことになるので、ご本人はとても辛いです。、
お二人が支えてあげてください。ほぼ、脳に転移しますので、
不快な言語や行動も出てきますので、心して看病して下さい。
我々も、最善を尽くしますし、娘さんが困ったときなどは遠慮無く言って下さい。
なるべく、痛くないように、少しでも元気な時間が長くなるよう
一生懸命努力しますので、お辛いでしょうが、頑張りましょう。」と、言って下さいました。
医者に対するバッシングも多いですが、こういう先生との出会いで、
患者も家族も、頑張って病気に立ち向かおうと思えます。強くなろうと!
そう言う訳で、結局、父には告知をしないままでした。
我慢強い人で、ただの一度も「痛い」「辛い」「苦しい」とか弱音も吐きませんでした。
何度も入退院を繰り返し、気が付いていたのでしょうが、
そのことも触れず、淡々としていました。
父が私の友達の親に、そんなことを言って、頼んでいたとは知らず、
自分が一番辛いはずなのに、
最後まで、私のことを心配していたと思うと我慢出来なくなってしまったのです。
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