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その気配が今朝も私を奈落の底へ落とそうとしていました。
何故、今日なの?
いいえ、昨夜、少しおかしかった。
でも、私も疲労困憊で、ベットに倒れ込むように眠ってしまった。
今朝の発作は、かなり酷かった。
発作が治まり、爆睡してる長男の側にいると急に起き出し、階段の踊り場に立っている。
「トイレなの?2階でしなさい。」と、言っても聞こえない様子で、階段を下りる。
でも、下のトイレには行かず、台所迄夢遊病者のようにゆらゆら歩いてる。
台所の壁に向かって立ち止まるので、
「ここは、トイレじゃないから、トイレへ行こう!」と、連れて行く。
トイレに入りパジャマを降ろすと下痢をしていました。
後始末をしてると、今度は、空あげを繰り返す。
やっと正気に戻り、自分の状況が分かると泣き出してしまった。
私「いいの、気にしないで、病気がしちゃったの、お兄ちゃんが悪い分けじゃないから」
この騒動で、次男も起きてしまった。
私「まだ、暗いから寝なさい。」
次男「手伝うよ。少し前まで、お父さんのことをしてたのに・・・」
私「大丈夫だよ」さっき寝たばかりなのに、ごめんね。
シャワーをして、後片付けが終わったら、もう6時になっていた><
心の中では、葛藤。
発作が起きたら病院に連れて行かなければ行けない。
だけど、夫も心配。
次男が、長男を見ていてくれると言うので、究極の選択をしました。
「今日は、やっぱり、お父さんだよね。」
夜間診療があるので、その時間帯でもいいか確認するために病院に電話をするが
電話交換手さんがすまなそうに、「まだ、お話し中です」と言われ続ける。
義姉は、保母をしていて、障がい児も担当していたので、
病院の承諾を得られれば、義姉にお願いしようと電話をし続けたのでした。
夫の病院に着くと、1回目の放射線が終わったばかりで、
耳下腺の腫れ防止の為に、両耳の下にアイスノンをしている。
私「話をしても大丈夫?」
軽く頷くので、今朝の様子を説明する。 すると、次男から電話。
次男「お母さん、兄ちゃん変だよ。
口をべちゃべちゃさせてて、話しかけても焦点が合わない。
ソファに横になるように言っても、分からないみたいだ。
病院へ連れて行くから、いい?」
私 「K寮に電話して、看護師さんに連れて行ってもらうから」
次男「それだけは嫌だ。K寮の世話にはならないで!」
これまでの軋轢を知っている次男が抵抗するけど、次男もかわいそう。
夫が、かすれ声で、「K寮に頼みな。もう、限界だって」
悔しいけど、電話をして、長男の様子を話し病院へ連れて行ってもらいました。
夫は、水を含んでも、体を動かしてもリバースの連続。
それでも、午後からの照射前に清拭をしなくてはいけない。
薬やうがい、歯磨き、蓄尿とこなさなくてはいけないメニューが続く。
午後からの照射から戻って来ると、さらにぐったりしている。
「体がほてる。体の中が焼け焦げた感じがする。
だるくてしょうがない。横になるのも辛い。」と、途切れ途切れにやっと話す。
そして、時間が過ぎていくのを待っている。
夕方、診察と脳波を終え看護師さんからの電話
「前回よりかなりスパイクが多く、医師の見解では日中も要観だけど、
今のお母さんの状態では無理なので、ショートスティをして看護師に見て貰うのが望ましい」
と、医師に言われたそうです。
「どうですか?そうしましょう?お母さんが倒れちゃいますよ」と、言われました。
「申し訳ないですが、そうさせて下さい。」断腸の思いでお願いする。
長男は、病院からそのままK寮に行くことなりました。
そして、微動だ一つしせずに耐えてる夫に、
「半分過ぎたからね。頑張ろうね。」と、言って部屋を出る。
家に帰って、長男のショートスティ用の荷造りをしてK寮に行く。
長男は、あの騒動からK寮を休んでいたので、嬉しそうに私に言った。
「おかあさん、X日に迎えに来て」
その日は、夫の移植の次の日だった。 涙があふれた。
私が意地を張って休ませていたけど、長男はK寮に行きたかったのです。
そして、ちゃんと「その日」のことも分かっていた。
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